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日々の生活のこと、たまる洗濯物

10時半に起床して身支度をととのえて始業の11時にギリギリ滑りこむ。出勤のタイムカードを押す。
押すたびにたまる。洗濯物。絶叫。開く床穴。僕の後に採用されたアルバイト4人のうち2人がすでに辞めた。
SDGsについてよく知らない俺でも、バイトがすぐに辞める職場はSDGs的ではないことくらいわかる。
辞めた1人はロン毛のオジサンでもう1人はaiko似の女性。
オジサンはトんで、aikoは泣きながら店長に辞職を申し出た。

この日は夜の人手が足りなくて結局夜中の2時まで残った。休憩分抜いて14時間労働だった。
シフトを入れたのも僕だし残業を承諾したのも僕だ。断る機会は3回もあったのに、金を人質に取られて拘束されている。
貧しいのは罪。罪人。5秒秘書くらいの速度で退勤したいよね。原宿で降りる女子小学生。読者モデルってなんだよ、喧嘩するか。

次の日もバイトで、夕方に退勤したその足でカナメストーンネタライブ『金輪際』を観に行った。
お客さんはカナメ目当てで来ている熱心な方が多かったから仕方ないんだけど、客が笑いすぎると冷める。いや、本当におもしろくてそれに対応する量の笑いだったらいいんだけど、隣の人とか明らかにわざと笑ってたからな。芸人はそれを良いお客さんと言うのかもしれないけど、純粋に楽しみにきてる僕からしたら害悪以外何者でもない。
これだったら先達寄席に行けば良かった。
観にいくライブ選びは本当に大事だとつくづく思う、最近。
一応言っておくと僕はカナメストーンのことが嫌いではありません。  


帰宅オタク。たまっている洗濯物。めんどくさくてもこれもHIPHOP?
否、これは今までヤンチャして少年院行ってたりするZORNが言うからHIPHOPであって、今まで普通の生き方してたお前らが洗濯物干してもなんもHIPHOPじゃない。
薙刀を持っている女子高生が電車に乗り込む。
これはHIPHOP。

寝て起きる。父親から呼ばれて三田で焼肉を食べる。ひさしぶりに杉並区外に出た。三田・田町はビジネス街だから行きゆく人がみんな仕事の顔をしていて怖い。なのに、夜はエロいことしてるから訳がわからない。目の前にいる父親もそうなんだよなって気づいてからずっと緊張していた。
神田で締めにつけ麺を食べて解散して、消化を促すために神保町まで歩いた。
道すがら電話番号をしきりに叫んでいるヤバい感じのおじさんがいて、叫んでいる電話番号をメモって検索したら寛永堂石神井公園店の番号だった。マジでなんなんだよ。

ホルモンまさる
つけめん金龍


髭剃りの替え刃を買って帰る。髭剃りの替え刃ってこの世で一番、最初に金額を知った時に高いと思うものだと思う。髭が濃い上に肌が弱いから5枚刃で丁寧に剃らないと大変なことになりんす。
ラムダッシュとかの性能の良い電動髭剃りを買ったらむちゃくちゃ便利なんだろうな、とわかっていても最初に使ったのがT字だから決定的なきっかけがないと、このままずるずるT字を使っていく気がする。ああ、でも電動のほうが絶対便利なんだよな。高校1年生ではじめてウォッシュレットを使ったときもそうだったもんな。

最近は生活のことでせいいっぱいだ。
当然に世界征服の目処はたっていない。
冬の香りの雑木林、ではなくパル商店街を抜けて帰宅オタク。

洗濯物はまだたまっている。

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