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〜ルームツアー動画で理想の一人暮らし部屋をイメトレして楽しんでいる!〜【Z総研トレンド通信INTERVIEW Vol.18 『一人暮らし編』】

Z総研トレンド通信では、毎回テーマに沿ってアンケート&インタビュー調査から「Z世代のリアル」を発信していきます。noteではインタビューの内容を公開します。

今回のテーマは『一人暮らし』について。アンケートで“一人暮らしがしたい”と答えてくれた現役高校生2名にインタビューをして、理想の一人暮らしについて聞いてみました!

Nさん
■年齢:16歳・高校1年生
■住まい:滋賀県(実家暮らし)
■好きなもの:TikTok(メイク・コスメ)、映画鑑賞
■理想のインテリア:シンプル

—現在は実家暮らしですか?
N:はい、実家で暮らしています。

—一人暮らしができるとしたらいつ頃したいですか?
N:理想は高校卒業したらすぐにしたいです。

—一人暮らしする際の希望のエリアはどこかありますか?
N:大阪です。今は滋賀に住んでいるのですが大阪の人たちの人柄が好きだったり、自分の中で“関西=大阪”のイメージが強いので大阪に住んでみたいなっていう憧れがあります。あとはお笑いが好きなので劇場にも行ったりしたいですね。

—これまでに賃貸サイトやアプリを利用したことはありますか?
N:以前、家族で住む家を探していた時期があってその時に親のスマホで見たことがあります。その時に一人暮らし用の物件情報もあったので興味本意で見てみたりもして「一人暮らしの家賃ってこれくらいするんだな」と思った記憶があります。

—自分で一人暮らしの物件を探そうとしたらまず何をチェックすると思いますか?
N:お部屋探し系のアプリをまずは探すかなと思います。

—アンケートの「物件を探す条件」の中で、『家賃』『最寄りの駅からの距離』 『治安』の3つを選んでいただきましたが、優先順位つけるとしたらどれが一番高いですか?
N:優先順位は家賃が一番高いです。大阪は滋賀よりも家賃が高いイメージがあるので、7〜8万円くらいがいいかな。家賃が高いところを選んでのちのち生活が苦しくなるのは嫌なので(笑)内装が綺麗だったら築年数は全然気にならないので、そのエリアの相場平均よりちょっと安いぐらいの物件が理想です。

—『最寄りの駅からの距離』 『治安』だとどちらの方が優先順位は高いですか?
N:次に優先順位が高いのは治安ですかね。個人的なイメージですけど、東京の歌舞伎町みたいな場所は私にはちょっと合わなさそう。繁華街よりもちょっと下町というか、一人暮らしでも近所の方が話しかけてくれて仲良くなれるような地域コミュニティがあるエリアがいいです。実家も田舎の方でそういう場所にあって、近所付き合いがある温かい雰囲気が好きだったりするので。

—では『最寄りの駅からの距離』の理想はどれくらいですか?
N:自転車で20分ぐらいの距離だったらどこでも大丈夫かな。逆に通勤・通学時間はあまり考えたことがなくて、そこよりも住みやすさや治安を重要視したいです。

—アンケートの「賃貸アプリ(サイト)に求めること」の中で、『内装の動画が見られる』『オンライン内見ができる』 『手続き・やりとりがSNSでできる』『キャッシュバックなどの割引制度』の4つを選んでいただきましたが、この中で何を一番求めますか?
N:少しでも安くなったら嬉しいので、一番は割引制度』です。同じ部屋でもアプリによって多少値段が違うこともあるかなと思うので、色んなサービスを比較して一番安くなるところを最終的に選びたいです。あるかわからないですが、お得さが特徴のお部屋探しアプリがあれば使ってみたいです。

—次に重要視したいポイントは何ですか?
N:『内装の動画が見られる』ですね。賃貸サイトの写真って大体3〜4枚しか掲載されてなくて、部屋のイメージがつきにくいなと感じます。動画なら一気に部屋全体が見られますよね。『オンライン内見ができる』も選んだ理由は同じなのですが、他の理由としては県外に引っ越すとなると頻繁に内見に行けなかったり、天候によって部屋の雰囲気も変わると思うので、一度軽く部屋全体をオンラインで見た上で気に入ったお部屋はリアルな内見も行きたいです。

—『手続き・やりとりがSNSでできる』のSNSは何が一番使いやすいですか?
N:普段友達とメインでやりとりしているのはInstagramで、LINEもたまに使うのでどちらかだと使いやすいかな。ただメールよりはSNSでやりとりができた方が良いなくらいなので、SNSであれば特に希望はないです。

—理想のインテリアのイメージはありますか?
N:木の素材が好きで、ウッド調でシンプルなお洒落カフェのようなお部屋にしたいです。IKEAや無印良品のインテリアが好みで、DIYにも興味があります。見せる収納が流行ってたりするんですけど、私はどちらかというと物はきちんとしまったりミニマリストっぽい部屋が理想です。

—インテリアについてSNSで調べることはありますか?
N:YouTubeで有名なインフルエンサーのルームツアーの動画を興味本位で見ちゃうこともあれば、TikTokで流れてきたお部屋紹介の動画も参考になるなと思ってついつい見ちゃいます。

—印象に残った動画などありますか?
N:平成フラミンゴさんの動画で壁が真っ白なお部屋が紹介されていて、内装が白っぽいお部屋も自分の理想に近いなと気づいていいな〜と思ったことがあります。

以上、滋賀県で実家暮らしをしているNさんへのインタビューでした。
家賃を最重要視していたり、賃貸アプリのサービスとして「キャッシュバックなどの割引制度」を最も求めるなど、コスパを重視している様子がうかがえました。また、手続きややりとりをSNSですることを求めていたり、インテリアはYouTubeやTikTokの動画を参考にしているというのは、Z世代ならではなのではないでしょうか。

続いては、現在千葉県の実家で暮らしているKさんへのインタビューです。

Kさん
■年齢:18歳・高校3年生
■住まい:千葉県(実家暮らし)
■好きなもの:莉子(女優)
■理想のインテリア:ガーリー

—一人暮らしができるとしたら、いつ頃したいですか?
K:大学を卒業したらしたいと思っているのですが、自分のお金でしたいなと思っているので1〜2年働き始めてお金に余裕が出てきてからするのが理想です。

—一人暮らしができるとしたら、どこでしたいですか?
K:東京だとちょっと家賃が高くなっちゃうので、東京寄りの千葉あたりのエリアが理想です。実家も千葉なので、東京と実家までが30分くらいの場所だと地元の友達にも会いやすい距離でいいなと思います。

—これまでに賃貸サイトやアプリを利用したことはありますか?
K:私が好きな女優の莉子さんがいい部屋ネットのCMをしていたのを見て、直近で一人暮らしする予定はなかったのですがアプリをDLしてみました。間取りとか見方はあまりわからなかったのですが、自分の理想の部屋や条件だと大体いくらくらいするんだろうなという興味本位で。

—自分で一人暮らしの物件を探そうとしたらまず何をチェックすると思いますか?
K:App Storeで「一人暮らし」のワードで調べて上位出てきたアプリをいくつかDLして比較するかなと思います。

—アンケートの「物件を探す条件」の中で、『家賃』『通勤通学時間』 『バス、トイレ別』の3つを選んでいただきましたが、優先順位つけるとしたらどれが一番高いですか?
K:一番重視したいのは『バス、トイレ別』です。お風呂入るのが好きなので絶対に別々がよくて、あとは友人が遊びに来たときにお風呂まで見られるのも嫌だなと思っちゃいます。

—『家賃』はいくらくらいが理想ですか?
K:相場があまりわからないのですが、あまり高すぎなくて物件とコスパが合ってるような価格がいいです。「安いけど、この部屋いいな。住みたいな。」と思える部屋に出会いたいです。

—『通勤通学時間』は何分くらいが理想ですか?
K:朝バタバタしちゃうタイプなので家から駅まで近いけど、電車の騒音は聞こえないぐらいの距離はあってほしいです。駅まで歩いて5、6分で会社までとかだったら30分くらいが理想です。

—アンケートの「賃貸アプリ(サイト)に求めること」の中で、『掲載物件が多い』『内装の写真が豊富』 『細かく条件設定ができる』の3つを選んでいただきましたが、まず『掲載物件が多い』を選んだ理由は何ですか?
K:掲載物件が多い方が自分の好みの部屋を見つけやすいと思って。なるべくいろんな部屋を見て決めたいです。

—『内装の写真』についてはどんな写真が何枚ぐらいあると良いですか?
K:写真は部屋、バス、トイレ、玄関など場所に合わせてそれぞれ一枚は最低でもほしいです。
内見に行く手間も省けるし全体のイメージがつきやすいので。私が賃貸アプリを見た時はあまりなかったけど動画も一緒にあるとより嬉しいです。

—次に『細かく条件設定ができる』についてはどうですか?
K:最初から細かく条件設定ができた方が初めてでも“これも条件に入れたい!”といった感じで自分の中の条件が絞れて部屋のイメージもつきやすくなるのかなと思いました。特に初めての一人暮らしはわからないことだらけなので事前に選択肢がたくさんある方が選びやすそうかなと。

—理想のインテリアのイメージはありますか?
K:Francfrancみたいなガーリーな部屋にしたくて、YouTubeとかでお部屋紹介を見るのも好きです。特に「今日、好きになりました。」に出ていた折田涼夏ちゃんみたいな白くてふわふらした部屋がすごく可愛くて、あんなお部屋に憧れています。

—よくインテリアについてSNSで調べますか?
K:YouTubeでチャンネル登録している人のお部屋紹介動画はチェックします。あとは模様替えや部屋を片付けるタイミングでお手本に動画を流したりもします。最近だと、PKAかっぱちゃんあぽちゃんの部屋もすごく大人っぽくて可愛いかったです。それ以外だとPopteenモデルのさくらちゃんと、おさきちゃんの動画も綺麗な部屋だったので憧れます。

—動画で紹介されていた家具やインテリア見てほしいなと思ったり買ったことなどはありますか?
K:SNSのお部屋紹介などでよく見るコストコで売ってる大きな犬のぬいぐるみは実際に買って部屋に置いてます。あとはFrancfrancのピンクのカーペットと、ドレッサーは欲しいなと思ったのですが値段が高くて買えませんでした。

Nさんが実際に購入したコストコの犬のぬいぐるみ

—お部屋紹介の動画の中でPRとして商品が紹介されていたら率直にどう思いますか?
K:案件動画は大体コメント欄を見ると実際に買ったり使った人のコメントがあるので、商品が気になったらコメントをした一般の人たちが本当にいいとおすすめをしていたら買おうかなという気持ちになります。

以上、千葉県で実家暮らしをしているKさんへのインタビューでした。

Kさんもさまざまなインフルエンサーの動画をチェックして、インテリアの参考にしているようでした。最初にインタビューをしたNさんは、シンプルなお洒落カフェのようなインテリア、Kさんはふわふわした女の子のような部屋を好むということで、好きなインテリアのタイプによって参考にするインフルエンサーも変わってくるのかもしれません。

年代に関わらず、やはり物件を選ぶ上で『家賃』は最も重要視される要素であることがわかりました。これから一人暮らしを始める人も多いZ世代からは、お得なキャンペーンを打ち出したり、動画を上手く活用して部屋全体の詳細を公開したり、メールよりもSNSでユーザーとやりとりができる賃貸サービスへの需要が高まっていきそうです。またZ世代が想像以上に、インフルエンサーのルームツアー(お部屋紹介)動画を見ており、インテリアや自分のお部屋づくりの参考にしていることもわかりました。今後、インテリア界隈のインフルエンサーがどんどん増えてくるかもしれませんね。

最後に…
Z総研は、国内初となる「Z世代」を研究対象としたシンクタンク組織です。シンクタンクとして機能すべく、調査結果や専門知識をレポートなどで企業やメディアに提供するのはもちろんのこと、従来のシンクタンクでは行われづらかった、その先のクリエイティブプランの提案まで行える組織を目指しています。

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