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〜モバイルバッテリーはスマホではない“あるもの”を充電するために持ち歩く!?〜Z総研トレンド通信INTERVIEW Vol.17 『モバイルバッテリー編』

Z総研トレンド通信では、毎回テーマに沿ってアンケート&インタビュー調査から「Z世代のリアル」を発信していきます。noteではインタビューの内容を公開します。

今回のテーマは『モバイルバッテリー』について。アンケートに答えてくれたモバイルバッテリーを持っていない人・持っている人それぞれ1名ずつにインタビューをして、普段どのようにモバイルバッテリーを使っているかについて聞いてみました!

Wさん
■年齢:16歳・高校2年生
■住まい:群馬県
■好きなもの:韓国アイドル(ガールズグループ)
■モバイルバッテリー所持の有無:持っていない

—モバイルバッテリーは何で呼びますか?
W:「モバ充(じゅう)」と呼んでいます。

—Wさんはモバイルバッテリーを持っていないとのことでしたが、周りの友達は持っていますか?
W:学校へのスマホの持ち込みはOKなのですが校内での使用は禁止されていることもあって、持ってきていない子の方が多いです。学校に持ってきているのは一部の子ですね。ただ誰が普段から持ち歩いているかを知っているので、モバ充を使いたいときはみんなその子に借りて使ったりしています。

—学校でモバイルバッテリーを使用するのはどういうシーンが多いですか?
W:授業でタブレットを使うので、そのタブレットの充電をするのに使うことが一番多いです。次に多いのがワイヤレスのへアイロンを使うときですね。学校だとコンセントが使えないので、みんなコンセント代わりにモバ充に繋いで使っています。

—休日はどうですか?
W:遊びに行くときも持ち歩いている友達は少ないです。普段遊びに行く程度だったらスマホの充電が無くなることもあまりないので。ただ、ディズニーやユニバのようなテーマパークや1日中外で遊ぶ時は持っている子が多くて、私もそういうときには親に借りて持って行きます。

—外出先でスマホの充電がなくなりそうなときや、なくなってしまったときはどうしていますか?
W:そのときは諦めます。家に帰ってからすぐに充電してみんなに「充電切れてたー」と連絡します。

モバイルバッテリーが欲しいなと思うことはありますか?
W:あります。持っていた方が便利だなとは思うので、最近はそろそろ買おうかなと考えてました。

—今まで買っていなかった理由はありますか?
W:あったら便利だけど持っていなくても生活できるので、欲しいものの中でも優先順位は低いですね。なので欲しいなとは思いつつ、まだ何を買うか調べたりまではしていないです。実際に買うとしたら調べるよりも、実際にモバ充を持っている友達に聞いて同じものを買うと思います。

—値段はどれくらいまでだったら買おうと思いますか?
W:まだあまり調べてないのですが、3,000円くらいかなと思います。

—レンタルのモバイルバッテリーを使ったことはありますか?
W:まだ置いてあるところを見たことがないです…。なので使ったことも、友達が使ったっていうのも聞いたことないです。使うかどうかは値段によるかなと思います。

以上、モバイルバッテリーを持っていないと回答してくれたWさんへのインタビューでした。「学校だとコンセントが使えないので、モバイルバッテリーはワイヤレスのへアイロンを使う時に利用している」という話は意外な活用方法で、そういう使い方もあるのか!と発見がありました。また「モバイルバッテリーは普段持ち歩かないけど、テーマパークに行く時はみんな持っている」とのことで、アンケート結果と同様にその日の行き先によって使い分けていることが今回のヒアリング結果からもわかりました。


続いては、モバイルバッテリーを持っていると回答してくれたSさんへのインタビューです。

Sさん
■年齢:18歳・高校3年生
■住まい:山梨県
■好きなもの:海外ドラマ
■モバイルバッテリー所持の有無:持っている(1台)

—モバイルバッテリーは何て呼びますか?
S:「モバイルバッテリー」か「モバ充(じゅう)」と呼んでいます。

—周りの友達もモバイルバッテリーを持っていますか?
S:スマホは授業中や休み時間の使用は禁止で、掃除が終わってからだったら電源をつけてもいいルールになっているので結構みんな学校にも持ってきています。机に置いてスマホを充電している人が多いです。

—今使っているモバイルバッテリーはどこで購入しましたか?
S:楽天市場で購入しました。親が楽天を利用しているので、商品は自分で選んで買ってもらいました。

—購入の決め手は何でしたか?
S:選んだ基準は普段の持ち物が白やピンクが多いので白くて企業のロゴなどもないシンプルなデザイン重視で、あとは薄くて小さくて持ち運びやすいもので「白 モバイルバッテリー」のキーワードで楽天で検索して探しました。価格はあまりこだわりが無かったので安いものでいいかなと、1,000円くらいのものを最終的に選んで購入しました。

実際にSさんが普段使っているモバイルバッテリー

—持ち運びやすいサイズ感とはどれぐらいの大きさが理想でしたか?
S:スマホよりも小さいものが良くて、大きさとしてはスマホの半分ぐらいのものが良いなと思って探していました。あとは軽さも重視していました。

—アンケート結果では「容量」を重視している人が一番多かったのですが、購入の際に容量はチェックしましたか?
S:私は1回充電できれば十分だったので、そこに関しては特に重要視していませんでした。

—普段モバイルバッテリーを「必要に応じて持ち歩いている」とのことでしたが、どういうときに持ち歩いていますか?
S:学校に行くときはリュックのポケットの中にずっと入れています。休日は普段遊びに出かけるときは持ち歩いていなくて、長時間出かけるときだけ時々持っていきます。

—ちなみに、休日は普段と長時間でそれぞれどんなことをしますか?
S:普段はイオンやカフェ、友達の家に遊びに行ったりすることが多くて、そういうときはモバイルバッテリーを持ち歩かないです。長時間出かけたのは最近だと、大学入試のときに移動時間が長かったのでモバイルバッテリーを持って行きました。1日中外にいる予定があるときには持ち歩いて、半日外にいるくらいなら持っていかないことの方が多いです。

—レンタルのモバイルバッテリーを使ったことはありますか?
S:見たことないです。普段コンビニにあまり行かないのでもし見つけても私は使わない気がします。

以上、モバイルバッテリーを持っていると回答してくれたSさんへのインタビューでした。先にインタビューをしたWさん同様に、モバイルバッテリーは「モバ充」の呼び方が浸透しているようです。また、アンケート結果では容量を重視しているという回答が最も多かったのに対し、Sさんは使用頻度が高くないこともありデザインを最も重視したとのことで、購入の際に機能で選ぶか見た目で選ぶかについては、ものへのこだわりの強さや普段のライフスタイルで意見が大きく分かれそうだなと感じました。

さらに、都内だとコンビニなどでよく見かけるレンタル型のモバイルバッテリーは、全国的に見ると認知度がまだ高くないことが今回のヒアリングからわかりました。今回の調査で使用頻度は高くないものの、Z世代のモバイルバッテリー需要があることはわかったので、今後設置場所が増えたり友達やインフルエンサーなど身近な人が使用することで、今以上に存在が認知されて使用する人も増えていくのではないかと予想されます。

最後に…

Z総研は、国内初となる「Z世代」を研究対象としたシンクタンク組織です。シンクタンクとして機能すべく、調査結果や専門知識をレポートなどで企業やメディアに提供するのはもちろんのこと、従来のシンクタンクでは行われづらかった、その先のクリエイティブプランの提案まで行える組織を目指しています。

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