共感の笑い
ボ:最近どうやったら沢山のお客さんを笑わせられるか考えてるんだよね!
ツ:まあ芸人の永遠の課題だよね!
ボ:結論的に言うと1番笑いやすいのって共感の笑いだと思うんだよ!
ツ:共感の笑いって?
ボ:つまりあるあるだよ!
ツ:あるあるね!確かにお客さんが実際に経験してそういうことってよくあるよねって思う時って笑いやすいかもね!
ボ:だから今からあるあるを取り入れた漫才をやろ!
ツ:いいじゃん!わかった!
ボ:最近思うんだけど子供の頃が懐かしいなって思うんだよね!寝る前に親に絵本とか読んでもらったよね!
ツ:確かに!桃太郎とかね!
ボ:いにしえいにしえあるところにおじいさんとおばあさんがいました!
ツ:………
ボ:でも子供の頃が懐かしいなんて俺らもいい年だよね!
ツ:お前って今何歳だっけ?
ボ:えっとデーモン小暮の25個下だから10万31歳!
ツ:………なーに?
ボ:突っ込めよ!
ツ:どこをどう突っ込むんだよ!わかんねーよ!
ボ:しょうがないな!じゃあ分かりやすくするよ!(エルフ耳をつける)な!
ツ:お、お前!それってまさか!
ボ:そう!そのまさか!もう一回初めからやろ!
ツ:わかった!
ボ:子供の頃が懐かしいなって思うんだよね!寝る前に絵本とか読んでもらったよね!
ツ:桃太郎とかね!
ボ:いにしえいにしえあるところにおじいさんとおばあさんがいました!
ツ:エルフあるある!昔のことをいにしえって言うエルフあるある!
ボ:でも子供の頃が懐かしいなんて俺らも年取ったよね!
ツ:お前今何歳だっけ?
ボ:デーモン小暮の25個下だから10万31歳!
ツ:エルフあるある!寿命が長い!エルフあるある!
ボ:最近心配なことがあってさ!ここ数年異常気象が増えてない!
ツ:確かに!猛暑だったりゲリラ豪雨とかね!
ボ:(耳をすます)地球が泣いてる!
ツ:エルフあるある!星の感情が分かる!エルフあるある!……エルフがいないんだよ!
ボ:え?
ツ:エルフがいないの!お客さんの中に一人もエルフいないからエルフあるあるやっても誰も共感できないの!エルフがいるライブでやれよ!
ボ:じゃあこのネタを霧深い森の中でやればいいの?
ツ:エルフあるある!霧がかった森に住んでる!エルフあるある!
ボ:いやでもさ、学生時代も懐かしいよね!
ツ:続けるの?
ボ:俺、部活を頑張ってたんだよね!
ツ:お前何部だったの?
ボ:弓道部!
ツ:エルフあるある!武器が弓!エルフあるある!
ボ:お前は学生時代なりたかった職業とかあった?
ツ:なんだろ?やっぱ芸人かな!お前は?
ボ:なりたいというか絶対になりたくない、嫌いな職業はあった!
ツ:何が嫌いなの?
ボ:鍛冶屋!
ツ:……エルフあるある!ドワーフと犬猿の仲!エルフあるある!基本ドワーフの職業って鍛冶屋だもんね!
ボ:学生時代あんまいい思い出ないんだよね!全くモテなかったし!
ツ:彼女とかできなかったの?
ボ:うん!学生時代っていうか30歳まで女性と付き合ったことなかった!
ツ:…エルフあるある!職業が魔法使い!エルフあるある!30歳まで童貞だったら魔法使いみたいのあるもんね!
ボ:まあ俺が女性を選り好みしてるっていうのもあったんだけどね!
ツ:どういう女性がいいの?
ボ:どういう女性がいいっていうか人間の女性はもういいかな!
ツ:……エルフあるある!人間の女性と恋に落ちても寿命の違いで先立たれて悲しい思いをするから人間のことは好きにならないように心に壁を作ってる!エルフあるある!
ボ:そういえば君の名前ってなんていうの?
ツ:俺?俺は小野絢也!
ボ:へー!絢也って言うんだ!ねー!絢也!これはなーに?
ツ:これはマイクっていって声を大きくする装置だよ!
ボ:知らなかった!すごいねー!
ツ:エルフあるある!好奇心旺盛!エルフあるある!
ボ:こちょこちょ!こちょこちょ!
ツ:エルフあるある!いたずら好き!エルフあるある!……作品によるよ!好奇心旺盛といたずら好きは作品によるだろ!重厚な世界観のファンタジーではその描写ないだろ!ちゃんと全作品に通ずるエルフあるあるやれよ!
ボ:黙れ!人間風情が!人間の分際で私に意見するな!
ツ:ダークエルフあるある!人間を見下してる!ダークエルフあるある!エルフあるあるやれよ!なんでダークエルフあるあるやるの?エルフあるあるをしろ!エルフあるあるもすんな!なんだこれ!
ボ:ごめん!急遽予定が出来たから俺行かなくちゃ!
ツ:行くってどこいくんだよ!予定ってなんだよ!
ボ:(みみをすます)風が呼んでる!
ツ:エルフあるある!風に呼ばれる!エルフあるある!もういいよ!
ゼストの小野です! ネタ帳がわりに使っています! 皆さんの意見、アドバイスをお聞かせください!