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買い替えループ脱出。ステンレスフライパンに挑戦

テフロンフライパンの、買い替えループをとうとう脱出しました。
これが最後の買い替え。選んだのはステンレス製のフライパンです。

これまで使っていたのはIKEAのテフロン加工たしか1000円以下。
しばらく使うとテフロンが剥がれてくるので、毎年買い替えていました。
しかもサイズは18センチ。フライパンはこれだけで、他に大きいものを持っているわけではありません。料理する気あるのかと言われそうなサイズ一つきりですが、食洗機に入れられることを優先。

このフライパンがまた焦げ付きはじめ、もう何度目かわからないテフロンリピートをするよう夫から指示あり。
これを機に脱テフロンしたい。
有毒性を知ってしまったらもう、剥がれたテフロン入りの料理を、子どもに食べさせ続けることはできない。そして毎年、プラと金属混合のゴミの塊を出し続けるわけにはいかない。


ほぼゼロからと言ってもいい買い替え。
ゼロウェイスト&プラスチックフリー(脱テフロン)のための買い替えですが、悩みに悩んで、購入までに3か月費やしました。
フライパンは家族構成、食生活、環境(ガス・IH)、すでに持っている調理道具などによっても最適解が変わってくるため、商品自体の口コミがよくても、それが自分に合うかは別問題という、非常に難しい買い物でした。
我が家は、火力の弱いIH、小さい子ども2人の4人家族、料理嫌いの妻と料理好きの夫、フライパン以外の調理器具は、片手鍋と圧力鍋しか持っていません。

フライパン購入にあたっての必須条件は、
・鉄もしくはステンレス(アルミは有害性があるかもとのことで却下)
・一生使える丈夫なもの =取っ手や蓋のツマミにプラスチックが使われていない、完全プラスチックフリー
・男児2人が大きくなってもまかなえるサイズ
・IH使用可

できれば、
・取っ手が着脱式(食洗器を諦めきれない)
 着脱式でないなら、ビス留めではなく溶接留め(手入れがラクそう)
・取っ手が熱くならない(鉄・ステンレスの取っ手は熱くなりそう、そしてミトンが面倒でできずにやけどしそう)
・鍋の代わりに煮物やパスタを茹でたりしたい
・無水調理したい(アルミ圧力鍋も兼ねれば最高)

たいして料理もしないくせに、こだわりだけは突き詰めてみましたが、
結論から言うと、買ったのはこれです。

ステンレス、25センチ、取っ手溶接、蓋つき、無水調理可能、フリマアプリで定価の半額強。

山田製作所の打出し鉄フライパンと最後まで悩みました。
しかし、茹でる用途でも使いたいこと、鉄(打出し)はIH使用可だけれど、浮きはあって基本的にガス火を想定していること。
これを踏まえて、ステンレスに決めました。ガス火だったら鉄にしたかもしれません。
(またこれも、うちは賃貸なのでまだ見ぬ引越し先のことまで考え始め、さらに堂々巡りしました)

ステンレスの中で迷ったのはクリステルのステンレスフライパン。わたしが調べた中でステンレスのハンドル着脱式はこれだけ。しかし蓋もハンドルも別売りで、それぞれがべらぼうに高いのでやめました。

購入したジオプロダクトのフライパンの良いところは、
・茹でる用途で使える
・ハンドルが熱くなりにくい、溶接付けで掃除しやすい
・無水調理可能
・蓋つき、7層構造で高品質にしては、安価
・日本製で、購入後もフォローしてもらえそう

ハンドルが着脱不可な点を除けば、ほぼパーフェクト。
サイズは28センチくらいを想定していたので小さいかと思いきや、底面サイズは、大きめフライパンと比べてもはあまり変わりません。(側面の立ち上がりが垂直のため)
これにより容量は2.5リットルと大きめ。
所有している圧力鍋3リットルに迫ります。このアルミ製圧力鍋、アルミが有害と知ってから、あまり使いたくないアイテムになってしまいました。
もしこのフライパンが鍋代わりにもなってくれれば一石二鳥です。


さて使い勝手ですが、思ったより焦げ付かない、使いやすいというのが率直な印象です。
高温に熱してから一度冷ますという手間はありますが、IHのタイマー機能でしばし温めておくだけ。濡れ布巾に置いてじゅーっと冷ましてもいいし、しばらく火を止めておいてもいい。

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ミートソースになる前の鶏ひき肉。ちっともくっつきません。
スクランブルエッグも目玉焼きもすごくきれいにできます。
煮物も、無水調理ゆえに水を少なめにしておけば、鍋と同じように、もしくはそれよりも早く作れます。

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しかし熱伝導率の問題か、30分近くかけても、コーヒー豆は思うように熱が入りませんでした。途中ヒーターが高温のため自動停止。諦めてオーブンへ移行。


どうにも焦げ付くのは、炭水化物。
餃子、チャーハン、焼きそば… これらは見るも無残に焦げ付きます。
しかしこの3点、我が家ではもともと滅多に食卓に上りません。なので、炭水化物は苦手、というステンレスのデメリットには目を潰れました。

このフライパンで試すために、わざわざ餃子を焼いてみました。
家で食べるのはもしや結婚して以来、初めてかもしれません。

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この焦げっぷり。全然はがれません。底面をスプーンでガリガリやったら傷がついてしまいました。(新品買わなくて良かった!)
これも道具に慣れれば攻略できるのかもしれませんが、普段から滅多に食べないので、レベルアップの機会はあまりなさそうです。

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鉄にない最大のメリットは麺が茹でられること!
調理器具が少ないので、鍋の代わりに煮物にも使えるのは、非常に便利です。

最後にフライパンの重さ、約1.5㎏について。
IHなので、フライパンを振ることはなく、調理中は困りません。
お皿に移す時と洗う時は、腕がプルプルして長くは持てないのですが、どちらも置けば済むので、案外持ち上げ続ける機会はないです。

もう一生フライパンの購入を検討する必要がないと思うと、肩の荷が下りました。あとは自分がこのフライパンに合わせていくだけ。

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狭いキッチンでは吊るす場所もなくて、カーテンレールに吊っています。


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