見出し画像

専用ネット不要、串刺しでかんたん干し野菜づくり

干し野菜、専用ネットを使わずになんとか手作りできないかと、毎年試行錯誤してきました。
ざるを室外機の上に乗せ放置して埃まみれにさせたり、大根を二股に切ったのをハンガーにかけたら、乾燥して軽くなったのが風に飛ばされたり、取り込むときに落下させたり。
専用ネットは意外に値が張るし、プラスチック・フリー生活を読んでからは、ナイロン糸の上に直接食べ物置いて、ナイロンと共に風化させるのはちょっといやだなと。さらにプラスチック素材の非可逆的なネットにお金は出したくない。
そして天然素材(麻)の干し野菜ネットは、ものすごく高価。

蚊帳生地を使って手作りも考えたのですが、ジッパーつけたり段にしたり、けっこう手間がかかりそう。もっと気軽に、少量干せるだけでいいのに、と思案すること数年。

ついに家にあるものだけで干し野菜を作るシステムを確立しました。

まず干したいものを串刺し。
ステンレスの串がいいのですが持っていないので、菜箸で代用しています。
それを籠にひっかけます。
浮かせることで、直置きより早く乾燥するし、省スペースなのでたくさん干せます。短時間で乾燥させることにより、夜露や雨にあたってカビる可能性が減るし、取り込む手間も省けます。

かごはこのとき購入したもの。

もう林檎が乾燥しちゃってますが…

竹籠をステンレスのワイヤーかごに入れて…
(このワイヤーかご、なんと金属ごみの日に拾ったもの。この荒い網目、もともと何だったのかはわかりませんが、これを入手したことにより我が家の干し野菜づくりが可能になりました)
両側にボトムスハンガーを取り付けます。

これを物干し竿にひっかければ完成。
日も当たるし、洗濯物を干しても埃をかぶりにくい。

S字フックでなくハンガーを使ったのは、干したり取り込んだりをラクにするため。フックだと不安定で落下させそうなので、使用の場合は固定が必要かと。わたしは大抵こういうちょっとした面倒で、取り込んだりするのが億劫になります。

うちにあったもの(と拾ったもの)を使ったのでこうなりましたが、
直置きせずに串刺しする以上、かごは串を固定して落下防止できる網目であれば、何でも大丈夫。
なんなら串だけをうまいこと吊るせればもっとシンプルです。
うちのもステンレスの細い串が手に入ったら、竹籠に固定できるよう工夫したい。

乾燥が早いから干し時間も短く、カバーがなくても埃は気になりません。
我が家は鳥や獣の被害はないので、そういった意味での保護も不要ですが、
このあたりは住環境によりそう。

うちでよく干すのは、林檎、大根、きのこ類。
とくに林檎は、干したそばからどんどん子どもたちに食べられてすぐになくなってしまいます。
甘くなっておいしいのもあるけれど、あらかじめ切っておいて、いつでも少量ずつすぐにつまめるのがいい。
林檎1個むくと食べきらなきゃいけないし、すぐ色が悪くなりますが、輪切りで干せば皮ごと食べられて、しかもおやつに持ち歩ける。
うっかり外に放置しすぎるとカラカラに乾いて、これ干しすぎだよーと子どもに注意されますが、それはそれでおいしいです。
たまに生のまま剝いた時には、皮を干してアップルティーにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?