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【賃貸OK】外開きの小窓に、網戸DIY

この家に越してきてからずっと、トイレの窓に網戸がないことが悩みの種でした。

トイレに窓がある家はここが初めてだったのですが、換気いらずで空気の通りもよく、窓があること自体はとても気に入っています。
しかし網戸がないために、夏はトイレの窓から蚊が入り放題。
開け放しにしないように何度言っても忘れる家族、夜中に蚊の羽音で起きるたびイライラし、虫取り網を持ち出して蚊を退治するまで眠れない、そしてやっとの思いで寝かしつけた子どもたちが起き出す、というのが夏の恒例でした。

もうしばらくこの家に住むことになりそうだし、今年こそ網戸をDIYしたい。
先日解体したベビーベッドの柵と、同じく解体した蚊帳で、試行錯誤しつつ、網戸を自作してみました。

使うのはベビーベッドのこの部分。
押し入れのクローゼット化計画には不要だったため取り外して置いておいたもの。
この枠を縦にするとトイレの窓の幅にぴったりだったため、これを網戸の枠にしました。

実際には窓の幅には若干足りないのですが、アルミサッシの枠のおかげで、蚊が入るような隙間はできません

縦幅ぴったりになるように窓枠に合わせて、ベランダで余分をカットしました。
ここでも使うのはアマゾンで買った安いノコギリです。
我が家のトイレの窓周囲のくぼみは奥から手前にかけて広がっており、この枠を窓にぴったりはめようとすると、奥から手前に、斜めにカットしなくてはいけません。
ベランダとトイレを10回くらい往復して、切りすぎないように微調整を重ねながら、窓枠にぴったりはまるようにサイズを調整しました。
普段こんな手間はかけませんが、ここでカットしすぎると、貴重なベビーベッドの柵が無駄になるので絶対に避けたくて・・

窓に木枠をはめてみた

さて、窓にぴったりはめることができましたが、問題はこれをどうやって開閉するか。

当初、一番上に突っ張り棒を渡し、その下に木枠を取り付けて、上を基軸に下を持ち上げつつ開くイメージで開閉しようとしていました。
しかし先に言ったように窓周囲の壁が手前になるにつれ広くなっており、突っ張り棒が全くつっぱりません。
一応くっついていますが、少し触るとすぐに外れて落っこちてしまいます。
これではとても木枠を支えておくことなどできません。

最近はめったに行かない100円ショップで、さんざんイメトレした挙句に買った突っ張り棒が無駄になり、大変なショックです。

ただ、想像以上に木枠ががっつりはまったので、支えなしではめ込んでおくだけで落ちてくる心配はなさそう。
もうこれ以上のアイディアは出てこないので、開閉の事は一旦置いておいて(!)網を張ることにしました。

網は先日解体した麻の蚊帳生地を使いました。
これぞ蚊帳本来の使い道。

蚊帳をどう張ったかはのちほど。

さてこの状態で窓枠にはめてみると糊の効いた蚊帳生地がストッパーになって、木枠だけの時よりもさらにしっかりと窓枠にはまっています。
うっかりぎゅっと押し込んでしまったら、びくとも動かなくなりました。

生地もピンと張っているし、つかむ場所がなくてどうしても外せない。
仕方なくこの状態で取っ手を取り付けました。

取り付けたのは、カーテンホルダー。
ネジでも打ち込んでつまみにしようと思っていたら、良いものを見つけました。これは入居時に別の窓についていたカーテンホルダーです。
時短なカーテンホルダーに取り換えた際に、外して取っておいたもの。
取手ではありませんがつまみにぴったりなのでこれを取り付けることにしました。
退去時に戻すのを忘れないようにしなければ。

念願の網戸!

トイレの中で無事つまみをつけ、出来上がったのはこちら。

前後しますが、網を張った方法は…
タッカーで網を木枠に張るのが普通だと思いますが、わたしはタッカーを持っていない上、この薄い蚊帳生地をタッカーで止めるとそこから破れてきそうです。
幸い、蚊帳はたくさんあるので、木枠を包むようにカバーすることにしました。

よく見ると二重になっています

ここしばらく、縫い糸を買い足さずに済ましており、先日解いた蚊帳の縫い取りの糸を使って袋状に手縫いしました。(余談ですが、この赤い糸は絹ではないかと思っています)

一辺を残して周囲を並縫いし、裏表ひっくり返して木枠を入れ、最後の一辺はまつり縫いしました。
生地をケチケチしたばかりに、縫い代がギリギリとなってしまいました。
太い刺繍糸に対し、蚊帳生地が弱いために少しずつほつれそうな雰囲気です。(糸と生地の相性って大事ですね)


特に角のところなど若干生地が足りないのを無理矢理止めつけましたが、窓枠をにはめると見えなくなるのでよしとします。

最後に肝心の開閉ですが、窓左側を基軸として右側の取っ手で開くことにしました。しっかりとはまっているために、力を入れてつまみを引かないと外れない状態です。
地震で落ちてきたら?とも考えましたが、枠自体が軽いので、まあ頭に落ちてもちょっと痛いくらいで済むでしょうと思っています。(むしろガラスの飛散防止に役立つかも)

いろいろ試してみて、
・下部をはめ込んだまま上だけを手前に倒して開閉すると、下方についている窓の取っ手に届くまでにかなり網戸を倒さなければならない
・上部が留まっている状態ならば、下に取っ手をつけて手前に持ち上げるように開くのがベストだが、今回は上部が留められない以上無理
ということで、左右に開く方法しか残っていませんでした。

蝶番が付いているわけではないので網戸を落とさないよう気配りが必要ですが、夏の間は比較的窓を開け放しているので、そんなに不便ではない(蚊よけの方が大事)と割り切ることにしました。
蚊帳生地が二重になっていることにより、窓が開け放してあっても、ほこりよけ効果があるのではと期待。

これにて長年の悩みだったトイレの網戸問題が、ゼロウェイストに解決しました。


ちなみにお風呂にも内開きの窓があります。
こちらはもっと簡易的且つ、生活感の溢れる網戸をつけていますので、そのうち記事にしようと思います。

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