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#19.納豆を手作りする

プラスチックごみ削減を意識してから、急に気になりだした納豆パック。
家族全員 納豆好きで、週1~2セットは食べています。パックを洗って乾かすのも手間だし、使わないタレとカラシを捨て続けるのもやめたい。

どうも手作りできるらしいと聞いて、まさかと疑いつつも作ってみました。作った本人が一番驚きましたが、なんの知識もない素人がやっても、ちゃんと納豆になりました。
必要なのは大豆と草だけです。

乾燥大豆を二倍以上の水につけ、一晩放置。
その後戻し汁を使って、大豆を蒸すなり茹でるなり、とにかく柔らかくします。普通の鍋でやると時間と光熱費がかかるので、うちは圧力鍋で加圧から弱火20~30分。

熱いうちにざるに上げて容器に入れます。
今回はひきわりにしたくて、熱いうちにフォークでざっと潰してみました。

次に、ベランダや庭に生えている草を洗って入れます。写真はネギ。
草に納豆菌がついているようで、大豆と一緒に発酵させると納豆になる。なんとも不思議ですが、本当です。
私はよくベランダに生えているシソの葉やネギをとってきて上に乗せています。
普段食べている植物なら、そのまま食べちゃえば、出来上がり後に取り除く手間なし。
(ちなみに実家の母が、数年前の乾いたワラを使ってみたら失敗したそう)

密閉すると空気がなくなって納豆菌が繁殖できないため、蓋はずらして軽く乗せるだけ。
毛布やら保冷バッグ、キャンプ用の保冷容器などできるだけ熱が逃げないよう覆って、一日放置。
今回は琺瑯容器をウールひざ掛けに包み、大きなお菓子の缶に入れて電子レンジの中に放置しました。

成功していると、まだじんわり温かく、開ければ納豆の匂いがするのですぐにわかります。

ねばねばは市販品より弱め。

こちらもマグネットでゼロウェイストにラベリング。


何回かやってみていくつかコツがあります。

・納豆にすると固くなるので、大豆は柔らかすぎるくらいに茹でる。
指で潰して柔らかくなったか確認する手間を省いて作ったら、固い納豆になってしまいました。

・蓋を閉めると発酵せず、茹で大豆のまま変化なし。
それでも諦めず、一度温めなおして、蓋を外してまた放置すれば納豆になりました。

・すぐに冷めちゃって温度が保てず発酵しない
夏場ならいけるかと、鍋のままレンジに放置しましたが発酵しませんでした。40度くらいをしばらくキープする必要がありそう。
こちらも諦めず一度温め、オーブン機能でお菓子など作った後の余熱に鍋を入れ、放置すれば間違いなく納豆になることがわかりました。

・使う道具や草を熱湯消毒するという手順は、横着して水洗いのみに端折っても問題ありませんでした。


保温道具がないため、私はオーブンを使うお菓子作りとセットにして作っています。余熱が活用できて一石二鳥。
適当に作って失敗しても、如何様にもリカバリーできる印象です。

わざわざ電気を使うのは気が引けますが、冬場に使っている電気毛布も良さそう。コタツがある方は中に入れておけば省エネです。

美味しい納豆がいつでも食べられるので、朝はパンよりご飯を食べることが増えました。

特別な道具もいらない、ゼロウェイストの納豆づくり。
冷蔵庫に入れておけばしばらくもつから作り置きできるし、国産大豆の納豆が低コストで食べられる。
なによりべたべたのパックを洗わなくていいのが気に入っています。

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