「地雷と未来と掃除ロボット~デスゲームを添えて」第10話

これからの警察生活に思案するピーナッツであった。頑張れ!ピーナッツ!。
さて…先ほどの話で未来警察のピーナッツが主犯というのがはっきりしたわけだが…ピーナッツ本人は誰にも気づかれていないと思っているが実は登場人物の中に一人ピーナッツの正体に気づいている人がいる。それは不憫なお姫様、藤宮ミネだったのだ。彼女は魔法や呪術を使える、その中にある「人の心を読む魔法」というのでピーナッツと未来で帰り際、会話したときに、ピーナッツの心を読み正体を知ったのだった。ちなみにシスに対しても「人の心を読む魔法」は使ったのだが、シスの心は何も分からなかった何も考えていないのか、それとも人ではないのか…定かではない。
さて、ピーナッツの正体を知ったミネであったが、彼女は特段ピーナッツに対して、罪を告発したり、攻撃したりはしなかった。もちろんピーナッツがまた危害を加えるような兆候があったのならばそうしただろうが、そういうことはしそうになかったし。ピーナッツを調べたのは帰り際、つまり自分の未来、ホームであった。ピーナッツのことは最初掃除機ロボットと思っていたため帰り際しか魔法で心を読めなかったのだ。もしあの教室で調べていたのなら白鳥先生に告発したが、ホームについたあとなので安全であり、面倒事に関わりたくなかったので告発しなかった。そういう意味では幸運であるピーナッツ。
しかし、この事件の発端となったのは紛れもなくピーナッツであり、そのことをミネは忘れていない…そこでミネはピーナッツの帰り際ちょっとした、いやあるいは凶悪な呪いをかけた、それは「少し不幸になる呪い」文字通りピーナッツのこの先には少し不幸が起こる、例えば…上司に無理難題を押し付けられたり…苦労しそうな部下がついたり…自分の悪事がバレてしまったり…あくまで可能性の話ではあるが…早いとこ、お祓いいったほうがいいのではピーナッツ?負けるなピーナッツ!頑張れピーナッツ!悪事はほどほどに!いつか出世できるといいね!。
さて、藤宮ミネは先の世界で学んだ地雷系、ゴスロリ文化を未来の世に広めるため必死である。だいたい不憫だった彼女の今後にも幸あれ!いやホントに。今回の事件で誰が被害を一番葬ったか、それは藤宮ミネだろう、シスに散々いじめられた、次点で白鳥先生だろうか、シスに意識不明の重体にさせられた。だいたいシスが悪いのでは?そして当のシスは不況だったエージェント業を辞め、未来警察の一員になった、高給らしい。ミネはシスにこそ「少し不幸になる呪い」をかけるべきだったのでは?そのことをミネは少し後悔…してるかもしれない。ただシスに対して呪いが効くかは微妙なところである。スライムにやられた、シスの足のケガを治癒魔法で治そうとしたがあんまり効かなかったし(後日連絡があり自然回復したらしい、よかったね!)
そして当の本人はシスのことをどう思っているかというと…。
「はーまた、シスセンセーに会いたいな…」
未来でそうつぶやく藤宮ミネ、なんでだよ。
第11話に続くリンクは下記にあります。





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