見出し画像

新日本FC その62:推しの子とテラスハウスの比較検証(Colabo関連)

【新日本ファクトチェックセンター】

今回は以下の件をざっと考察したい。

■アニメ「推しの子」が木村響子氏らから怒りの抗議?

《独占告白》木村花さん母がアニメ【推しの子】に怒りの抗議「娘の死をフリー素材みたいに扱わないで」
週刊女性PRIME

https://archive.is/sNVUO

上記の件で木村響子氏は以下のような意見を述べている。

「実際にあった話をそのまま使うことで花を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかな」
「心から軽蔑します」
「フィクションでリアリティを表現できないならば制作側の問題では?」

「『心から軽蔑します』とはかなり不穏当な表現ですね」

この木村響子氏は、亡くなった木村花氏の母である。
彼女の言う「実際にあった話」というのはテラスハウス出演時の木村花氏の件なのだろう。

「実際にあった話をそのまま使う」と言い切っている以上、木村響子氏の主張は「推しの子」は「テラスハウス」をそのまま使った作品だ、という批判?だ、ということになる。

■「テラスハウス」と「推しの子」はそんなに類似した話なのか?検証

実際のストーリーを比較してみる。以下、ネタバレを含む内容なので要注意。

各々のネタバレサイトへのリンクは以下。

【『テラスハウス』(木村花氏の)ストーリー(ネタバレ)】

【『推しの子』のストーリー(ネタバレ)】

このうち「恋愛リアリティショー編」の劇中劇、『今からガチ恋始めます』が該当の話になる。
比較点をざっくり表にまとめてみた。以下画像。

「設定、出演者、シチュエーションからストーリーまで、ほとんど『まるで別物』のように見えますが」

うむ。共通点はせいぜい
・番組のジャンルが恋愛リアリティショーである
・途中経過で「ネット上で激しい批判を受けて自殺(未遂)を起こす」
くらいではないか。

「恋愛リアリティショー」には様々なものがあり、世界各国で人気があるが、今まで50人近くの自殺者を出している模様。
「ネットでの炎上や誹謗中傷が問題になった」「自殺(未遂)騒動になった」物だけでも山程ある、ということ。

数多ある同カテゴリの番組の中で、「推しの子」が上記の通り「ほぼ別物」である「テラスハウス」の丸パクリだ!?と主張するのは、少々「自意識過剰?」というか「言い掛かり」に近いような気もしないでもない。

尚、「推しの子」の作品内でも恋愛リアリティショーの危険性を深刻に取り上げ、読者に対してもきちんと注意喚起している(以下画像)。

出演者の「年齢層」「職業」「同居状況」や劇中劇のタイトル名(『今からガチ恋始めます』)等から見ると、Abemaで放映している「今日、好きになりました」あたりの方がむしろ内容的にはまだしも(テラスハウスよりは)近い、とすら言えるかも。以下のような記事を見ても。

『今日好き』、出演者が「ファンを騙した」と告発 出演者同士のビジネスカップルが横行?

「『今ガチ』は高校生男女の恋愛模様の劇ですからね」

■そもそも週刊女性PRIMEの記事は事実誤認である

週刊女性PRIMEの記事では

「花さんが出演者をビンタしたことからSNSを中心に誹謗中傷が激化」
「『推しの子』でも女子高生が出演者にビンタをした」

と書かれており、それ(ビンタ)が「否定できない類似点」として「元ネタである根拠?」とされている模様。

しかし、まずこの点が明らかな(週刊女性PRIME側の)事実誤認、虚偽の内容ではないかと思われる。

①『テラスハウス』番組内で木村花氏は実際には出演者(共演者)をビンタはしていない。

>「実際にはビンタをしておらず、自己決定権が侵害されたとはいえない」


②『推しの子』の劇中劇でも、あかねはビンタをしていない

これはワイ自身も『推しの子』を見て確認済である。
「ビンタ」というのは一般に「掌を使った平手打ち」である。

一方で『推しの子』で行われたのは「振り払おうとして意図せず爪で引っ掻いて裂傷を起こす(一直線の傷がつき流血する)」というもの。以下画像。

この「モデルの女子高生の顔に裂傷の傷をつけてしまった」という点が「深刻な問題」として効いてくる訳で。
これを「ビンタ」と強弁して言い張るのは、もはや「デマ・嘘」の部類に入るだろう。

■木村響子氏や代理人弁護士らは、結局この件で何を要求しているのか?

正直、「響子氏は自分でこの作品をきちんと見た上で言っているのだろうか?」という点すら疑問に感じるくらい違和感のある話で。

週刊女性PRIME記事では響子氏の主張は以下らしい

「響子さんが問題視しているのはストーリーではないという」
「響子さんは漫画連載やアニメ放送の中止を求めているわけではない」
「作者の方とか個人を責めるつもりはないんです」

「では、響子氏は結局何を要求しているのですか?」

よくわからん。彼女の批判の趣旨や目的がなんだか抽象的で曖昧なのが困りもので。

「娘の死をフリー素材みたいに扱わないで」
とも言っているようだが、「フリー素材みたいに」というのはどういう意味だろうか?

「フリー素材=無料で使える元ネタ、という意味でしょうか?」

あまりそういう方向の想像はしたくないが。

以下の「裁判ウォッチャー」さんの動画を見て判明した事実として。

木村響子氏の訴訟の代理人に、Colabo弁護団で「リーガルハラスメント発言」で悪名高い「神原元」氏や、お仲間で人権ビジネス界隈?の「伊藤和子」氏らが名を連ねているのである。

「あらららららら」

こういう悪名高い連中?とつるんでいるのだとすると、響子氏はあるいはおかしな連中にカルト的に何か洗脳?でもされて、総会屋ばりに「貴様らとっとと誠意()を見せろや!」みたいな恫喝のつもりなのかな?、と邪推したくもなってしまう。

そうでないことを祈るが。
尚、当記事は以下リンク先の個人ブログが本家である


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?