4/22の新刊 押し引きを決める手牌価値・土井泰昭 【書評】
4/22に土井さんの本が発売される。
この本の中で、お知らせ・リツミサン・私の3名が問題に答えているのだ。
◆どんな本か
本著は「押し引き」に関する本である。
前半は土井さんが理詰めで押し引きを解説している。
細かい計算式もでてきて、結構骨太な内容。↓
実戦ではいちいち計算していられないからと、まとめもある。↓
これだけではとっつきにくい、と感じた方も安心。
そこで我々の出番が回ってきたのだ。
答えた押し引き問題は全部で30問。
なんとこの問題集に紙面の半分以上を割いている。
全ての問題に3人が回答。↓
(↑ お知らせさんの復帰プランは勉強になるよね)
2人が堅苦しい文章で答えてくることが予想できたので、私は分かりやすさを重視し、ややくだけて回答した。
◆押し引きはしんどい
福地さんの押し引きの教科書が文庫版として再販されたように、押し引きの重要性は高い。
なんでこんなに押し引きって大変なんだろう…と思ったけど、30問答えてわかった。
押し引きはしんどいのだ。
押し引き、ということは通常の1人何切ると違って、必ず先制している相手が存在するわけだ。
そして相手の脅威は心理的に強いストレスになる。
できれば自己都合で手を進めたいのにーって。
だから問題を答えていくうちに、辛くなってくるんだよねw
あーまたターツ落とし含みの先制リーチが入っているのかーって。
あまりにしんどいから、朝5問・夜5問って感じで回答していった。
ただ、人が目を背けたくなる内容だからこそ重要だと言える。
押し引きって、心理的にキツイけど結果は上下に大きく振れるので、数ある麻雀技術の中でも重要な部類となる。
うーん、結果がブレるからというか、ある程度自信をもって押し引きできないと、放銃→悪って思い込んでしまい、間違った反省をしてしまう危険性があるんだよな。
◆福地本との比較
そういや福地さんが文庫本を送ってくれたのに、絶賛「だらけモード」継続中で紹介できなかった。申し訳ない。
福地さんの押し引き本の特徴は、無駄な部分を削いで、読みやすさを徹底している点にある。
この本、押し引きの本にも関わらず、ほとんどの問題で相手の捨て牌が表記されていない。
数年前に読んだときに革命的だと心底驚いた記憶がある。
文庫版で手に取りやすくなり、ますます読みやすくなったという声が多数。
土井さんの押し引き本が福地さんの押し引き本と違う点として
・すぐに3者の回答が見ることができる
・1問が骨太
この2点が挙げられる。
パンパン読み進めていくよりかは、1問ずつゆっくり考えて3人の思考を吸収していくイメージ。
しっかり理解しようとすると大変なので、1日3問とか、トイレにおいて1問ずつとか、そういう感じで少しずつ解いてもらえたら着実に実力になるはず。
3人の回答がバラバラだったり、見ているところが違ったりするのも面白いね。
◆まとめ
押し引きは、難解で避けたくなる反面、重要性はピカイチで高い。
「オリ」と一緒で、あまり勉強する気にならない部分こそ、大切なものが詰まっている。
麻雀3/4は相手の先制を受けて、そのうちの半分以上はオリているんだから。
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