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Mリーグ徹底検証!村上プロが、そして熱い男4人が教えてくれたこと

頭の濃霧

降段したらゼロマガを止める!と宣言した直後に3ラスを引いた。

天鳳の3ラスは痛い。
とはいっても、これまでに3ラスなんて何十回も引いてきたので、慣れたものだ。
しかしこの日の3ラスはこたえた。

宣言は本当に良かったのか…
これが運命なのか…

いろんな思いが駆け巡り、頭にもやがかかっているようだ。

時刻は19時過ぎ。
ん、そういえばMリーグやっている時間だな…。

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(本文敬称略させていただきます)

東1局・村上淳、衝撃の打4s

ブックマークからアベマをクリックし、「麻雀」のある一番下までスライドさせる。
すると村上プロがこの手牌で迷っているシーンが映し出された。

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村上プロは6pツモ切るよ。
俺には分かる。この安いシャンテンで、ドラの8pを切る打ち手ではない。

2sが対面と上家に安全(そう)なのが大きいね。

しかし村上が切ったのは…

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4sだった。
えぇ?モニターに身を乗り出して確認する。
俺、こんな手狭なイーシャンテンに受けたことないかもしらん。

村上の意図を考えてみる。

なるほど…ドラの8pを絶対に使うなら、2度受けでもリャンメンを残したほうがいい、という発想か。
つまり68pという部分は絶対必要で、残った24sと45pから24sを切っていった…と。

たしかに6p切って47p引いた時は微妙だ。

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村上がリーのみやリーチドラ1の愚形で「りっち」といっているイメージがない。
ずばりの3sツモも

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ドラ切ってまで自信持って「りっち」といける待ちと打点じゃないよね。
こうなったらリーチするけど、好んでその道にはいきたくないというか。

それなら、受け入れが狭くとも…

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最低限のリターンのある受け入れを重視しようということか!

打4sはドラをツモったときも差がつくね。

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上は打4s 下は打6p として、8pをツモった形。

上は自然に2sを払ってシャボよしリャンメン良しの形。
下はここから3pのトイツか24sを切っていく。
そうかー打4sには5ブロック的なメリットもあるんだな。

村上が即リーチを打ち、それに対しABEMAS松本がリーのみで果敢に追っかけるものの

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村上がツモ!2000・4000。
この手順でしかアガれていない。
打4sはこの日一番衝撃が走り、勉強になった選択である。

東2局 松本吉弘の思い

親番を迎えた松本はこの白をポンした。

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鳴くかな?
どうせあんまり高くならなそうだし、親番だし、鳴くのも普通に見える。
ただMリーガーの半数以上はスルーしてメンタンピンの芽も残しそう。
鳴くのはパイレーツと園田くらいか。

松本は「ベストバランス麻雀」という本を出しているとおり、バランス派だけど、これを1枚目からポンするイメージはない。

そういえばさきほども村上のリーチに対し、危険牌を切り飛ばし、リーチのみで追っかけていた。
今日はかなり積極的のようだ。

この鳴きが

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コバゴーのパッツモ30006000を誘発。
松本は親被り。

「今季も…ダメなのか…?」

松本の強い思いが空回っている。

昨年大不振に見舞われ、今年こそチームに恩返しを!と臨んだシーズンで3着→3着ときて、この展開。
仕掛けと結果に因果関係はないけど、それでも松本の焦りと間の悪さを感じずはいられない一局だった。

東3局 村上淳、ダマでよかったのか

村上は2巡目にドラの東をツモると、打8p→打5sと、ほぼチートイツに固定した。↓

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たしかにもともとチートイツ本線になりそうな手牌で、ドラをツモったらますますチートイやるしかないじゃんとなるのだろう。

こうして村上は、12巡目に2枚切れ(地獄待ち)の字牌3種という、極端なチートイシフトに組んだ。

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