見出し画像

私の株式投資成績【コラム】

唯一勝てるゲーム

世の中のギャンブルは、例外を除き全て負けるようにできている
胴元の取り分が大きく、なんらかの攻略要素がないと長期でプラスになることが見込めないからだ。

その中で唯一、素人でも長期でプラスになるのが「株式投資」である。
いやむしろ一般人の方が利益を出しやすいという側面もある。

そんなわけない!
と感じる人は投資を全くやったことがない人だろう。

ある調査によると

株式を「現在持っている」もしくは「以前持っていたが、現在は持っていない」と回答した割合(株式保有経験者比率)は全体の約2割にとどまり、残りの約8割は株式を「これまでに持ったことがない」と回答した。

と、20%しか株式保有経験がないことを示している。

やったことないから「怖い」「怪しい」と感じるのであって、少額でもいいので試してみると、怖いどころかまるで退屈だということがわかる。

ここでは私の株式経験・成績を元に、どうして勝てるのかというロジックを解説していく。

なお
私の情報商材騙され履歴
に「楽して儲かるは存在しない」と書いたように、絶対の利益を保証するものではない。
この記事を読んだ上で、あなた自身の判断にお任せする。

銀行預金も投資

「賭け事する人はクズ!」
と思っている方…概ね間違っていない。

ただそのような方に知ってほしいのは、タンスに隠していようが、銀行に預けていようがリスクは存在するということである。

まず「タンス貯金」
どこに閉まっておいても、家族が盗む、泥棒が入る、火事などの災害…などの物理的なリスクは避けようがない。

じゃあ銀行が安泰かと言うと、それも違う。
銀行にも3つのリスクが存在する。
・変動リスク
・凍結リスク
・時間リスク

・変動リスク
預けた「円」の価値は常に変動している。円は世界的にトップ3に入る安定感のある通貨だが、この10年だけでも対ドルで80~120円と1.5倍ほど価値が変動している。(ドルもトップ3のうちの1つだ)
そして今後どうなるかも当然わからない。

コロナの影響で日本のGDP(国内総生産)が戦後最大クラスにマイナスになっているのに、なぜか株価が上がっているのは、政府がコロナ対策にじゃぶじゃぶとお金を使っているから…が1つの理由だと言われている。
身近な例で言うと10万円の定額給付金。
その他にも持続化給付金、家賃支援給付金、雇用調整助成金、IT導入補助金…など◯◯金と名前の付いた補助金を湯水のように使っている。
GOTOなんちゃらもそうだよね。

なぜ政府がお金を出すと株価が上がるかというと、たくさんお金を発行すると「お金を持っていてもしょうがない」(価値が下がる)→「じゃあ株でも買っておくか」という流れになっているから。

あなたが銀行に預けている円の価値は、政府がお金を発行する度に下がっているのだ。

・消失リスク

銀行預金は所詮ネット上の数字である。
システムエラーだったりサイバーテロだったりハッカーによって乗っ取られたら、銀行預金が0になることだってある。
当然銀行のセキュリティは強固だしバックアップも何重にとっているはずなのでタンスよりは遥かに安全だが、可能性が全くないわけではない。

あと単純に銀行が倒産したら預金は消える。
今は特に銀行も苦しい時期だと思う。
返済は滞り、貸付は増えているはずだ。
大手銀行だってどうなるかはわかったものではない。

ただ、今はペイオフという保険制度があって、もし取引している銀行が破綻しても組合によって1000万円までは補償される。

だから間違っても1つの口座に1000万円以上は預金してはいけない。

・時間リスク

仮に10000円の価値が一定だったとしても、今の10000円と1年後の10000円では価値が変わってくる。
今の10000円はすぐ使うことができる。
運用して11000円にしてもいい。

逆に、1年後に返済額が11000円になってもいいから今10000円を借りたい人は山のようにいる。つまり1年後の10000円より今の10000円の価値が高いのだ。

銀行に預けると利息がつく。

しかし大手銀行の普通預金の年間利率は0.001%だ。
1000万預けて100円。
1回の振り込み手数料・引き出し手数料で吹っ飛んでしまう。

もはや「無い」ようなものだと思っていい。
ちなみにネット銀行だと0.1%前後まで上がるところもある。

変動リスク、消失リスク、時間リスク…この3つによってタンスや銀行に預けても決してノーリスクではないことが分かってもらえたかと思う。

そこで預貯金のうち、なんらかの運用をすることをオススメする。
ファンド(プロ)に任せてもいいが、バカにならない手数料を取られるので、自分で選んで学びながら利益を上げた方が効率が良い。

なーに、そんなに難しく考えることはない。
言葉を選ばずに言うと、株式投資は適当でも利益は出る。

世界は成長する

適当でも利益が出る、と言った理由の1つに世界は成長し続けていることにある。
株価は買う人が多ければ多いほど上がる。
買う人は株価(チャート)・配当・優待・企業理念・将来性…など、いろんなところを見て買うわけだけど、基本的には直近の業績を見て買う。

会社って成長するものだ。
特に東証一部(会社の1軍のようなもの)に上場している会社は信頼度が高い。
東証一部に上場するためには数多くの基準を満たした上で、厳しい審査をくぐり抜けないといけないからだ。

適当に買っても利益は上がる、これが盲言ではないことを証明する実験がある。
米国株でシミュレートした実験で、
・過去100年間の中で
・ランダムに10銘柄を選んで
・10年間放置

したところ、ほとんどのケースで利益が出たという。
どこかで読んだ本に書いてあった実験で、全てだったか99.999%だったか覚えていないけど、平均2~3倍になっていたという。

なお過去の100年間の米国株のチャートがこちら。↓

画像1

たしかにどこの10年を切り取ってもプラスになりそう。
もちろんここからズッドーン!と落ちる可能性だってあるので絶対じゃないけど、銀行の利息よりは有利であることが分かると思う。

日本でもアメリカでもいいので、いくつかの企業の長期チャートを見て欲しい。横ばいやマイナスになっている企業もあるが、ほとんどが大きくプラスになっているはずだ。
会社は成長するものなので、いつかは上がる。
ただそれがいつかわからない。明日かもしれないし10年後かもしれない。
だから時間を使って「上がるまで待つ」という戦術が使える。

ポイントは10つの銘柄(会社)を買ってリスクを分散している点。
ごく稀に買った銘柄が倒産するなどして上場廃止になることだってあるだろう。
日本株だと5年前のスカイマークが記憶に新しい。
東証一部に上場している会社は2000社以上あるが、その超優良な2000社の中でもスカイマークのように民事再生手続き(倒産のようなもの)してしまう会社だってある。スカイマークだけ買っていたら悲惨な目にあっていたと思うが、10つに分散していればダメージも1/10になる。

よく「投資で借金まみれに…」なんてテレビなどで特集されていて、そのイメージだけで恐怖を感じる人がいるが、現物で株を買っているだけなら借金することは100%ない。スカイマークのように倒産してしまっても、0になってしまうだけだ。それも10に分散していれば1/10で済む。

借金する可能性があるのは信用取引やFX、先物などでレバレッジをかけることだ。
レバレッジとは「てこ」と言う意味で、ようは借金して高レートの雀荘に突っ込んでいくようなもの。
現物で株を買えば、1日3%動けば動いたほうで、それも上がったり下がったりするだけ。実に平和なものである。

素人の方が勝てる

まとまったお金を運用するファンドマネージャーをプロとすると、我々は素人だ。素人が株を買ってもプロに食い物にされるだけでは…と考える人もいるかもしれないが、素人だからこそ勝ちやすい。

これも他のギャンブルとは違う、唯一の特徴である。

さきほど言った通り、東証一部だけでも2000社以上有り、他も合わせると4000社近くなる。プロはその4000社の中からどの会社を買うかを選別するわけだが、4000もの会社を見回ったりすることは物理的にできない。
開示された情報を元に、机上で調べるよりないのだ。

そこに勝機がある。

素人の方が勝てる…このことを実感した出来事があった。

あれは2014年5月のこと。パチンカス時代にルパンが大人気で、どこのホールを見てもルパンルパン…と増台されまくっていた時期があった。
しかしルパンのメーカーである平和の株は反応がない。

それもそのはず、上場している会社は四半期決算短信といって、売り上げなどの全ての数字を開示する義務がある。しかしそれは3ヶ月に一度のこと。

多くのホールでルパンが旋風を巻き起こしていることを知っているのはパチンコ関係者と頻繁にパチンコに通っている我々パチンカスだけだ。
そして基本的にパチンカスは株式投資なんてやらない。
同時にプロであるファンドマネージャーはパチンコなんて打たない。

かくして私は平和の株を買いまくった。
平均1700円くらいで買って、決算が出た後に2300円くらいまで上がって売った。資金力が乏しかったけど、数日で200万円近くの利益を得た。

私の場合はパチンコだったが、誰しも仕事だったり趣味だったりで詳しいジャンルがあるだろう。
その情報は誰でも知っているようで、世界の大半の人が知らない情報でもある。
たとえばスマホゲームが好きだったら、リリース前のデバッグ段階で「これは面白い…!」と分かることだってあるだろう。
今では「ポケモンGO!」や「ドラクエウォーク」など位置情報を使ってのゲームも一般的になってきたが、先駆けはコロプラの「コロニーな生活」だったと思う。
当時、これは斬新で面白い!と思って、平和ほどじゃないけど儲かった記憶がある。(ただゲーム株は変動が大きいので注意)

車、アパレル、健康…なんでもいい。
自分の詳しいジャンルが必ずあるはずだ。
私は基本的に自分が関わった株式しか買わない。

平和やコロプラもそうだけど、母の葬儀の時に感銘を受けた「ティア」を買ったし、今持っている日産やGMOだって普段からお世話になっている企業だ。
気になっている「いきなりステーキ」を食べるために大阪まで行ったこともある。(当時は大阪と東京にしかなかった)

最近では「オイシックス」という銘柄を買った。
オイシックスは、生鮮食品をネット販売している会社。

毎週火曜日になると、私の家にオイシックスからダンボールが届く。↓

画像14

上が冷凍、下が冷蔵物。
中を開けるとこう。↓

画像3

私はある程度お任せ設定にしてあるが、中身を増やしたり減らしたり、選ぶこともできる。
画像の上にあるビニール袋がコチラ↓

画像4

これ1つにレシピと使い切りの食材が入っている。
料理は全くできない私だが、このレシピを見ながら作れば、それらしきものが完成する。
「じゃがいもの皮を剥いて短冊切りにして」
とわけのわからないことが書いてある度にググって学んでいる。

画像5

これがレシピ。主菜と副菜が一品ずつ。
20分でできると書いてあるけど、私クラスは確実に30分以上かかる。

画像6

中をぶちまけたのがこちら。
1つ1つの食材が使い切りになっているのがいい。
うっかり1つ余ると焦る感覚は、ミニ四駆を作った小学生の時以来の経験だ。

画像7

できたものがコチラ。
これはさっきのレシピと違って、「鶏のマヨ照り焼き」と「くるみとお揚げのひじき和え」の写真。あまり美味しそうに見えないけど、なかなか美味しかった。

メリット
・スーパーに食材を買いに行く手間がかなり軽減される
・使い切りなので無駄がない
・栄養が偏らず、健康的
デメリット
・2人分なので独り身には多い(昼と夕に分けたり、ご飯なしで食べたり工夫している)
・少し高い

とメリットデメリットがあるが、総合的に便利だから定期注文を継続している。

オイシックスを買った理由は、コロナ禍の環境で伸びるんじゃないかという推測。ウーバーイーツがこの1年で業績を大きく拡大したように、オイシックスも同様のことが起こるんじゃないかと。ただ既にこの1年で

画像8

1000円から4000円をタッチするまでに伸びている。
各種指標も割高である。

それでも購入に踏み切った理由は、

画像9

ちょいちょい注文が殺到してフリーズするんだよね。
しっかりと「注文増加を受け」と明記されている。

この「注文が殺到している」という情報は利用者にしかわからない。

一度定期配達を利用したら、なかなか抜けることはできない。
サブスクそのものだ。今後の主流になることも十分考えられる。

だから今のうちに仕込んでおこうと思ったわけ。

安室は沖縄で買え

有名になってからでは遅い。
いくらライザップがスゲェ!と思っても全国に広まった今では遅い。

安室は沖縄で買え、という言葉がある。(私が作った)

安室ちゃんがドームでツアーをするようになってからでは遅い。沖縄でダンスを学んでいる時に仕込むのと何十倍もの利益が得られる。という意味だ。

みんなが知る前に仕込むことで大幅な利益を望むことができる。

たとえば「丸亀製麺」で有名なトリドールホールディングスは

画像10

この10年で500円付近から最高2000円まで増えていることが分かる。

今でこそどこでもみる丸亀製麺だが、20年前は兵庫の加古川に1店舗あるだけだった。(ちなみに未だに丸亀市に店舗はない)

この時点で買え、というのは加古川にでも住んでいないと不可能だが

画像11

300店舗を超えた2010年に買うことはできたのではないか。
下から上まで取ることは不可能だが、倍にするくらいは容易であったはずだ。

面白い話、丸亀製麺では高齢者をすすんで雇用していた。
それは社会的な側面もある。
しかし若いにーちゃんが打つうどんよりも、ちょっと頑固そうなオヤジが打ったうどんのほうが美味しそうに感じるのでは…という狙いもあったという。
手打ちにこだわり、天ぷらも揚げたてで美味しい。
これが「流行る」と感じるのはそこまで難しくなかったはずだ。

100発100中じゃなくていい。1/10で十分。
トリドールのような銘柄が、10個買ったうち1個でもあると利益は約束されたようなものである。

こういう投資はプロにはできない。
客や企業による大金を運用するファンドマネージャーは、堅い銘柄をたくさん分散させて買う。大きく勝てないかわりに大きく負けることはない。

もう1つ、地方にあるような小さい企業は、買いたくても買えないのだ。
何千万と買い付けてしまうと、自身の買いで株価が上がってしまう。
同様に、売るときも大変で、なかなか売ることができない。

だからプロは流動性の高い大手企業を買うしか道がない。

私の株式投資成績

現状の保有銘柄と投資成績を紹介しよう。

ここから先は

1,134字 / 3画像
この記事のみ ¥ 100

最後までお読み頂きありがとうございました! ↓スキすると毎回違うメッセージが表示されます!