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金を借りた話・貸した話【コラム】

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アングラ記事希望者がうるさいw

そういえば、最近書いていない気もするので、「今までで最高の借金額とその顛末、そして今までで最高の貸した金額とその顛末」というテーマを掲げながらも、私のギャンブル遍歴やらなんやらを語っていこうと思う。

この記事を書くにあたり、どこまで話したんだっけ…と過去記事を漁っていたら

ゼロマガ開始当初に書いたこの記事が我ながら面白かった。
では早速本題に。

お金を借りた話

20代の頃の私は常に借金漬けだった。
言い訳をするつもりはないが、そこまでお金に困っていたわけではない。

20代前半は雀荘のマネージャーとして、20代後半はスロッカスとして、かなり安定した収入を得ていた。
雀荘では勝ち負けがつきまとうものの、所詮点5の東南戦だし、月に250時間働き、平均して30万程度の収入はあった。
スロットは、技術介入全盛時代~爆裂全盛時代というスロットの黄金期だったので、ピンフドラ1はリーチ程度の知識があれば誰でも勝てるような時代だったのだ。

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収支はムラがあったものの+20万~+100万の間で収まっていて、マイナスになるような月はなく、平均50万くらいは稼いでいたんじゃないかな。

暇人が最強であり、暇人には最高の環境だった。
「時間富豪」って言葉もあったわ。
おかげで20代という(今思えば)貴重な時代の大半をホールという非生産的な空間で過ごしたのはトータルでは不幸だと思うが、人生そういうものだし、楽しくて仕方なかったんだから後悔はない。

では、なぜ借金していたのか。

利用していたのは消費者金融である。

消費者金融で借金まみれになり、生活に支障をきたす…と言うと、どうしようもなく怠惰で自己管理ができていないダメ人間というイメージが湧くが、実態はそうではない。

ごくごく普通で真面目な会社員だったり、OLだったり、とりたてて趣味のない主婦だったり…が裏でカード社会の犠牲になる時代だったのだ。
とても多くの人が多重債務者になり、社会問題にもなった。

このことは宮部みゆきの小説

にも取り上げられている。

もちろん借りる側に非が全く無いとは言わないが、お金を借りてしまう巧妙な罠が張り巡らされており、社会はもう多重債務者を作り出す構造になっていたとしか言いようがない。

気軽にショッピングを楽しもう、とタレントがCMし、ポップな雰囲気を出して一歩足を踏み込んだらもう底なし沼…。

その底なし沼が具体的にどういうものなのか、私の実体験を元に見ていこう。

今から20年も前の話だから記憶が曖昧だけど、プロとして雀荘で働いていた当時、麻雀で負けて20万くらいしか給料がなかった月があった。
麻雀しかしていない生活だったけど、1人暮らししながら月に何度か東京へ対局のために往復していたので、平均で30万くらいは使っていた。

とにかく給料日を前にして、次の対局に行くための交通費(新幹線)がない。
貯めとけよって今は思うけど、若き私に貯めるという概念はなかった。

そこで、誰かに借りるのも気恥ずかしいので、当時話題になっていた某大手消費者金融の窓口に行ったわけだ。
窓口といっても、当時流行っていた「無人で借りられる」機械であり、機械の向こうには担当の人がいるけど、一応は誰とも顔を合わせなくて済むシステムなので精神的に楽だ。

名前や住所などを用紙に記入して、その用紙を機械が吸い込む。
雀荘の社員とはいえ、社会的にはバイトと何ら変わらないために、審査が通るんだろうか?と思ったら数分でカードが出てきた。

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