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村上淳の思考・藤崎智のテンパイ外し【Mリーグ】2020/10/12・1回戦 徹底検証

まずは関係ない話。

あれはたしか箕輪厚介さんの「死ぬこと以外かすり傷」に書いてあったのかな。
箕輪さんが偉い人が集まるパーティに参加した時の話。
参加者のほとんどがスーツにネクタイだから、いつも私服の箕輪さんもその日はさすがにスーツにネクタイで出席したのね。
で、唯一私服で参加しているホリエモンがやってきて「同調圧力に屈してんじゃねーよ」みたいなことを言われて小突かれる…と。

このシーンがすっげー印象に残っててさ。
福地さんに「今回のはつまらない」って言われる度にこのシーンを思い出したりするわ。

というわけで今回は、Mリーグ昨夜の1戦目を徹底検証していく。
キンマの観戦記では「読みやすさ」「面白さ」を徹底してるけど、こちらは「麻雀の中身重視」「遠慮なしの意見」を書いていくということで差別化をはかっていくつもり。

今回は、村上選手の思考を中心に、他の3人の打牌や傾向に触れていこう。

いつもの御礼↓

なお、記事内の牌譜は田中 航/北越せっぷさんのところから使わせていただきます。Mリーグの牌譜ビューアーが1週間後にしか使えず困っていたところ、本当に助かりました。この場を借りてお礼を申し上げます。
使わせてもらう度に500円払うことをここに明記しておきます。

では、いきましょ!

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(本文は敬称略で書かさせていただきます)

東1局 白鳥の決意

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(ツモ切り暗転されていません。せっぷさんにお願いしとこ。)

渋谷ABEMAS・白鳥翔はこのカン3mを即リーに踏み切った。
配信をみると、ノータイムの判断だ。

いやまぁ普通やん。3mそこそこ良さそうだし。
ただこの局は、赤坂ドリブンズ・村上淳の2打目のドラ(1s)切りに注目が集まっていて、3人とも村上がそのうちリーチをかけてくるという想定で、安牌を持ちながら手を進めていた。

瀬戸熊「村上はドラを切った後に7p→5pとターツを払ったのでイーシャンテン以上が確定。テンパイしたら藤崎と違ってリーチとくるので、ほぼイーシャンテンだろうとそこまでは読めます」

確定はしないけど、全員そういう認識なんだろうね。

そういった背景がある中でカン3mのリーチ。
3mは少し良いくらいだけど、マンズの上はもっとよさそう。
昨年までの白鳥がこれをリーチにいくイメージがなかった。

白鳥はどこかのインタビューで「今年は攻める!」って言ってたのを思い出した。あの言葉はブラフでは無さそうだ。
その白鳥のリーチを受けた村上。

画像2

リーチの後に6m→4pと捕まって打7sとイーシャンテンを崩す。

村上視点で考えると
俺の手牌が整っていることをわかってる白鳥のリーチ
なので、好形か高打点の可能性が高いと読んだのだと思う。
この手は7s5sが現物だしね。

さてこの局は流局したわけだが、リーチを打つと「残り何枚」とか「アガったアガれなかった」というのが争点になるけど、こうやって相手の手を曲げることも立派な成果だ。

木原浩一さんがリーチ成功率に「流局」も含めて欲しいと言っていた。

東1局 1本場 茅森のちょっとイイ選択

画像3

セガサミーフェニックス・茅森早香の3巡目。
これ結構難しいけど何切る?

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