『dancing in the dirty room』 1
どうもあなたの勇者ぜろ子でございます。
5/2(火)にbandcampにて3枚目のアルバム「dancing in the dirty room」を インターネットの海に不法投棄しました。
今回は爆音ノイズだけじゃなく憂鬱で無力感満載のアンビエント中心で作ったつもりです。
今回はアルバムのセルフライナーノーツをやりたいと思います。セルフライナーノーツ。語感がかっこいいから一度やってみたかった。
今回のアルバムのテーマは虚無感、無力感を抱えて生きていかなければならない、にしてるけど自殺と地獄への道程も何となく表現したいと思っていた。
この曲は地獄への入口(自殺)です。
新宿で勤務していた頃の駅から職場までの雑踏、ラリって頭の中に流れていた謎の音をできるだけ再現してみました。
今回のノイズで1番作っていて苦痛だった。
表は「苦痛だけどたまにある喜びをかみ締めて生きていく」、裏は「生の苦痛から解放された喜び」
多分アルバム内でいちばん明るい。
あと個人的に1番気に入ってる。なんか踊れそうだから
3.meeting again in the love
鬱って波があるよね。でも、その波の始まりとかトリガーっていつまで経ってもわからない。
一度始まるともう制御ができなくて身を委ねることしかできなくなる。
喜びの時間なんて一瞬、気づいたら巨大な塊に飲み込まれてる。地獄への道はまだ長い。
4.this hell is (not) better with you
FF6の仲間を求めてってBGMが最高に好きなんだよね。地獄への旅でも誰かと一緒にいたい。できたら好きな人と一緒がいい。でも、結局最後は1人なんだよな〜!僕ら全員孤独だよって感じです。
余談ですが、サンクラにあげた時に悪ふざけでオルタナティブロックのタグをつけたらそこそこ再生されてて申し訳なかった。
5.I can't say goodbye
僕の謎の頭痛ってこのノイズでなってるポワワ〜ンみたいな感じの波形なんだよね。瞬間的な痛みじゃなくてジワジワ効いてくる毒みたいな。一撃は弱いけど確実に体と心を蝕む感覚。
生はどこまでも続く毒、耐性がついてきて感覚が麻痺してきても毒は注がれ続ける。
もし死後の世界があるとしたら(信じたくない)その毒はずっと追いかけてくるだろう。
雑音を混ぜていないとやっていけない。
GEZAN『もう俺らは我慢できない』の「合わせた手と手が無力なんだと言いたくはないから」「この人のために神さまはいてほしい そう思った」って歌詞がすごく好き。
僕は祈り続けると思う。救われたいから。地獄でも祈り続ける。祈りが重なりすぎて呪いになっても僕はやめない。執念で焼け死んでもいいって感じです。
あと数少ないサンプラー単体のノイズです。DAWで作ったものと質感がやっぱ違う。
地獄の苦しみの中で生きてるとあのころも苦しかったけど楽しかったと懐かしむ瞬間があると思う。このノイズはそんなことを考えながら作ってた。
重たくて吐き気がする鉄塊にからまれながらもまだ楽しく踊れた。むしろ、その重りが刺激的だった。どんなに必死になって元通りにしようとしても、あの頃にはもう戻れない
「音を立てて割れたグラス」「集めたってもう戻らない」
discharming manの『WOUND』の歌詞を見る度に涙を流す。
全部やると鬼のような長さになってしまうから続きはまた後で書きます。
こんなこと言ってるけどみんな独自の解釈とか脳みそ空っぽにして出てきた感想とかあったら教えてほしいな。
良い夜を
dancing in the dirty room / 053
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?