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ワークスタイル探訪Vol.8


はじめに

個人研究のテーマとして,弊社でサービスローンチしたCoMADOを使ってリモートでワークスタイルを探訪する調査のVol.8をまとめます.
今回ワークスタイルを紹介いただいたHさんのプロフィールは以下の通り.

Hさんプロフィール

仕事:通信会社の研究所所属の研究員
仕事内容:研究と管理職
仕事場所:オフィス(週3日)と自宅(週2日)
1日にどれくらい机の前で過ごす?:9時〜夜まで

仕事環境調査

ご自宅の寝室兼仕事場のリモートワークエリアを紹介いただきました.寝室兼用ということもあり,朝起きて緊急のメッセージがあればそのまま仕事に入れるような環境を完備されていました.
研究業務用のパソコン・ディスプレイをメインの机に,左サイドの机には事務作業やプッシュ型でやってくる聞いておかなければいけないリモート会議などで使用する,社内セキュリティが完備された業務用PCを置き,L字型で机を構成されています.椅子の向きを変えれば研究モードと業務モードに切り替えられる効率的レイアウトになっていました.

メインの机に置かれた研究業務用パソコン
使用頻度の低いアイロン台を作業机として転用した業務用PC置き場

仕事のやり方

椅子の向きを変えれば作業内容が切り替わるL字型作業エリア


研究業務に関しては,実験環境を構築したり書籍などの文献の参照が必要なメインの研究作業は会社で行い,自宅でのリモートワークは研究に関する事務作業やチームのメンバーとの打ち合わせや面談などを中心に行っているそうです.
チームメンバーとの面談も最近はリモートでやることが多いそうで,自宅でのリモート面談は会社での実施と比べ周りに人がいないので,内容が漏れることなく完璧なOneonOneが実現できるので,むしろ面談はリモートでやって欲しいとの要望もあるらしく双方にとってメリットがあるそうです.

こだわり

こだわりの無線スピーカーを部屋に設置しBGMを流しながら作業されることもあるとのこと.コレクションの一部が置かれたCDの棚からも,音楽への造詣が深いことが伺えます.

デンマークのスピーカーメーカーVifaのbluetoothスピーカーOslo
リッピングしたCDは薄いケースに入れ替えコンパクト収納を意識

ご本人はこだわりは特にないとのことでしたが,長く使っている木の机の塗膜が剥がれてきたのか,マウスを動かすときなどに机との接触面に手の抵抗を感じるので家にあった合皮布を机の上に敷いてカスタマイズされていました.
作業中に手の動きに抵抗がないことや若干モニターの反射が吸収されたのか目に優しくなったような気がするとのこと.
周りにあるもので身近なペインを解決するソリューションを考え小さなストレスを解消しているところがご自宅のワークエリアならではの工夫です.

合皮布で作業机の快適性を向上

リフレッシュルーチン

特にルーチンとしてやっていることはないそうですが,業務用PCのある作業台の下にある足のマッサージマシンは稼働中のモーター音が気になるので,マイクがミュートになっている本当に聞くだけの会議の時に使っているそうです.マッサージの効果もそれなりにあるそうなのでリフレッシュしつつ会議の内容も把握できるので一石二鳥のリフレッシュルーチンです.

足の疲れをほぐすマッサージ器

またこれもルーチンではありませんが,リモートワークをするようになって,会社にはなかった子ども用のおやつが手の届く範囲にあるので,ついつい手を伸ばしがちになってしまう習慣を断つため口寂しくなった時にガムを食べることにしようとXYLITOLガムを常備されていました.

レインボー仕様のXYLITOLガム

まとめ

リモートワークで会社から離れて事務的な作業に集中されるというHさんの働き方,さすが通信会社にお勤めということもあり,積極的にリモートで業務遂行に取り組める環境を整備されているのだなという印象を受けました.
研究で読む本など実体物が必要な場合はそれが揃った場所(職場)へ行くとお聞きし,これは必ずしも職場でなく,リモートワークが普及した今だからこそ,その場所でしかできないことのためにその場へ「わざわざ行く」という行為自体の付加価値が上がっていて,リアルとバーチャル(オンライン)の体験のそれぞれの良さが以前より明確になってきたように感じました.
またHさんの自宅ワークスペースについても,会社では見られない家庭にある備品類を代用した工夫が見られHさんの個性や創造性が垣間見れて興味深かったです.



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