初めてのジャケ買いの思い出

中学二年のある日、中古レコード屋さんでこのジャケットに引き付けられて買ってしまった、その名の通りの(初めての)「ジャケ買い」したLPがこれでした。

The Selecter / Too Much Pressure ( 1980 )

かっこいいでしょ?これ12インチ(30㎝)の大きさだと本当にかっこいいんです。
2トーンどころか、スカというものもあんまり知らなかったわたしはこの一枚にノックアウトされました。後からスペシャルズやマッドネスなども聴きましたが、個人的にはこのバンドのこの1stアルバムがブリティッシュ・スカの最高峰だと今でも思っています。
なんせ、カッコイイ!ザラッとしてジャキジャキでソリッドなギターが2本、タイトなドラム、やたら弾けるオルガン、ボソッとした音だけど突然ファンキーなノリになるベース、やたらと元気な女性+男性ヴォーカル、で、ホーン無し(ここ重要)、全13曲で捨て曲無し!
サウンドもリバーブやらエコーも最小限で、非常に熱い!(これ、残念な事に後から出たベスト盤や再発盤だと妙に深いリバーブがかかっていてパワーダウンした感じなので、要注意です)。
この当時のフランスでのTVライブがYouTubeに上がっていて、これがまた最高です。

Spotifyのリンクも貼っておきます。聴ける環境の方は是非どうぞ。

で、このアルバム、マジで最の高なのですが残念な点が一つありまして、スペシャルズの「Gangsters」のシングルのB面に収録されていた「The Selecter」というインスト曲は未収録なのです。これも渋くて好きなんだけどな。

そしてわたしはジャケ買いに自信を付け、妙なレコードに出会う事が増えていったのでありました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?