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ああ~勘違い!地頭の話

<おじさんDX Vol 89>

少々古い話になりますが、私が盛大に勘違いをしたお話です。


読書熱心なスタッフ

 彼は、勉強家でいつも何かしらの本を読んでいます。私もそんな彼に「この本面白いですよ!」とすすめられるのですが、これが、毎度となるとちょっと「上司としての沽券」にかかわるのです。

 「よし!今回こそは!」と、彼から本の話しをされても「あ~それ読んだことがあるよ♪」「なかなかタメになる内容だったね♪」と、見栄を張ろうと思っていたのです。

ですから彼が、本を読んでいる時に気付かれないようにそっと見ていたのです。(この辺りが姑息ですね)

おやおや今回の本は表紙に「地頭力」 地頭?(じとう)

盛大な勘違いを私は、していたのです。



皆さんは、もうお気づきですよね。

凡人が説明するよりも下記リンクを参照してください。

そう、彼が読んでいた本は
地頭力(じあたまりょく)
細谷功(ほそやいさお)著作



 私は「彼が鎌倉幕府にでも興味があるのか?」とすっかり思い込んでしまったのです。学生の頃、歴史が好きだった私です。もうこうなると、地頭という文字にしか目が行きません。

<以下抜粋>
地頭(じとう)は、鎌倉幕府・室町幕府が荘園・国衙領(公領)を管理支配するために設置した職。地頭職という。守護とともに設置された。平安時代(平氏政権期以前)から存在しており、鎌倉時代には源頼朝が朝廷からの認可を得て全国へ設置した。在地御家人の中から選ばれ、荘園・公領において武力に基づき軍事・警察・徴税権を担保し、土地や百姓を自己の物とした。また、江戸時代にも領主のことを地頭と呼んだ。<抜粋終了>


思い込みは、解消されません。

私:鎌倉幕府と言えば、御恩と奉公だよ!
私:彼は頑張っているから、今の待遇に不満があるのかな?

よし!今度、役員に彼の実績を報告して、評価を上げてもらおう!

呑気にそう思っていたのです。

 勿論、彼の見えないところで私は、鎌倉幕府について勉強しました。しかし、彼と話しても、なんだかしっくり来ないのです。私の熱意と彼のニュアンスにどうも乖離があるような気がしていました。

話が、かみ合わないのです。

私:御家人って知ってる?源頼朝は、征夷大将軍!
私:源平合戦、壇ノ浦の戦いでさ...
私:元寇の時の武士は強かったね

彼:昔、中学校で勉強しました。

 その雰囲気から、どうも納得いかない日々が、続きましたが、いつも通り「この本は特にいいですよ」と彼から言われて、その時初めて、自分の盛大な勘違いに気付いたのです。

危うく、大恥をかくところでした。

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