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【金の冠をかぶった雀】「タルムード」金言集(6話/37話) 解説

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『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。

その際に、「説話の解説」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。

それでは早速解説から行くで。

【金の冠をかぶった雀】説話の解説

 ソロモン王はユダヤの最も有名な王である。

賢者の王は、鷲の背に乗って空を飛び、領国内の隅々まで視察して回ったと言われている。

 ある日、ソロモン王が鷲の背に乗ってエルサレムからはるか彼方の領国を目指して飛んでいたとき、たまたま体調が悪くて、鷲から落ちそうになった。

それを見ていた雀たちが何百羽と寄って来て、ソロモン王が鷲の背中から落ちないように支えた。これに感謝したソロモン王は、雀たちに「お前たち雀に何でもほしいものをあげよう」と言った。

 雀たちは巣に戻り、何をもらうか大議論した。しかし、それぞれ勝手なことを言って、なかなか一つにまとまらない。

 「いつでも身を隠しておけるブドウ畑」「いつでも水が飲める池」「いつでも食べ物に困らないように野原に落穗をまいてもらう」という意見もあった。

 そんな中で、ある雀が「ソロモン王と同じような金の冠をかぶって飛んだら、さぞかし誇らしく格好いいだろう」と言ったところ、雀たち全員が「そうだ、そうだ」と賛成し、意見がまとまった。

雀の代表が、ソロモン王のところに行き、「王様と同じ金の冠を雀全員にください。それが私たちの願いです」と申し出た。

それを聞いたソロモン王は、「それはあまり良い考えではないな。もう一度考え直して来てはどうだ」と助言したが、雀たちは「ぜひ王冠をください」と繰り返した。「それほど言うなら仕方がない」とソロモン王は、雀達のたっての願いを叶えた。

 金の冠をかぶったイスラエルの雀たちは、嬉々として大空を飛びまわった。

今まで猟師たちは雀などには目もくれなかったが、金の冠をかぶっているために、全国で雀が狩られるようになった。

仲間たちはみんな撃ち殺され、イスラエルの雀はとうとう最後の五羽になってしまった。最後の五羽は、ソロモン王のところに命からがら駆けつけ、「私たちが間違っていました。金の冠はもういりません」と言った。

 雀から金の冠が取り外され、少しずつ雀は平和を取り戻し、何年かのうちにまた元の数に戻ったということだ。

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)p56〜57

教訓

美人先生

財産を見せびらかすと身を滅ぼすー人目には普通の雀と映るのが安全

努力して手にした利益であっても金持ちのように派手に振る舞うと、つい油断が生じ、強者の目に留まり命まで狙われて身を滅ぼす。

これがこの話の教訓やねん。

今回の説話においても、雀たちは金の冠で目立ってしまったがゆえに多くの人から命を狙われて絶滅の危機に瀕してしもうた。

もし雀たちが空を飛ぶ時は金冠をはずして飛ぶようにしていれば、猟師たちに撃ち殺されずに済んだやろうな。

他の例やと、秒速で1億円稼ぐ男「与沢翼」さんも似たような経験を著書『お金の真理』の中で言ってくれてるで。

与沢さんは、インターネット関連事業で数億円を短期間で稼いだ後、ロールスロイスやベントレーの高級車を乗り回し多くの高級時計を持ち、家賃数百万円の家を複数借りて、その生活を世の中に発信してたんや。

その後、与沢さんは、多くの人から儲け話を持ち込まれて、最終的に数億円以上の損をしてしまうことになってしもうた。最終的に国税を払えず、事業を終わらせることにしたんや。

与沢さん自身がその経験を猛反省して今経済的に自由な生活があると言うてます。

結論として、そういう経験からわかるのは、
「財産を見せびらかすと身を滅ぼすんや。」

これがユダヤ人が肝に銘じている、お金に関する原則や。

現代の日本での活かし方


現代の日本のイメージ

 ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。

この「金の冠をかぶった雀」の話を現代の日本で活かすのであれば、「大きなお金が手に入っても人に自慢しないようにする」ということや。

なぜなら、説話にもあった通り、お金があることを人に自慢すると、多くの人に自分のお金を狙われたり、不要な誘いを受けることが多くなるからやねん。

しかもお金があることを人に自慢すると、その人の商売が儲かることが分かって、競争者が増えてその人の売る価格が下がって、結果的に長期的にはお金を多く手にできないことになってしまう。

 だからこそ、あまり目立たずに商売をやって、自慢せずに継続していくことが大事なんちゃうかな。

まとめ

まとめ

 今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、

【金の冠をかぶった雀】

を紹介したで。

今回の教訓は、【財産を見せびらかすと身を滅ぼすー人目には普通の雀と映るのが安全】やったな。

だからこそ、弱い者は目立たず少しずつ利益を何世代にも亘って積み重ねていくことが大切なんや。

また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。

もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。

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最後まで見てもろて本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。

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