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【ノアの方舟の真実の話】「タルムード」金言集(25話/37話) 解説

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『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。

その際に、「説話の解説」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。

それでは早速説話の解説から行くで。

【ノアの方舟の真実の話】説話の解説

 神が怒ってこの地上に大洪水を起こされた時、ノアの方舟にだけは男と女、そして動物もオスとメス一番ずつを乗せられた。

最後に「善」が方舟に乗ろうとしてやって来たが、神は「カップルでしか乗せない」と言われ「善」の乗船を拒否された。

そこで「善」はもう一人の「善」を連れて来たが、神は「善と善はカップルではない」と言われ、再び乗船を拒否された。

やむなく「善」は、大嫌いな「悪」と手を繋いでやって来たところ、神は「よし」と乗船を許された。

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)p190

教訓

美人先生

善と悪は別々に存在しない。いつも一緒にいる

これがこの話の教訓やねん。

つまりどんな物事に対しても善と悪(メリットとデメリット)があるように、人に対してもいい部分と悪い部分が必ずあるんや。

今回の説話において説明すると、ノアの方舟には、すべてカップルでしか乗船できんかった。そこで善と悪が、苦と楽が、薬と毒が、福と禍が、富と貧がカップルで乗って来た。だからこの世界には常に二つが存在するんや。

しかも矛盾する二つが常に一緒にいるんや。

この教えからは、善いものと悪いものとが同じ顔をしているということや。悪魔が善人の顔をし、善人が悪魔の顔をしているっちゅうことや。この区別が普通の人にはわからへん。往々にして善人の顔がその人の全てやと思い込んでしまう。

例えば、アメリカが何らかの物事に関しての基準を設定したとするで。これがアメリカの、すなわちグローバルスタンダードやと言って、他の国々に押し付けてくる。

基準の例では銀行の規制、国際バンキングの規制、会計基準などがあるな。他の小国ならまだしも、世界GDP1位で人口も増えていて、軍事力もあるアメリカの話を無視することはできへん。

ただこれらの「グローバル・スタンダード」はアメリカが善人の顔で話して提案しているんやな。日本人はそれを善人のアメリカ人が言っているものとして全面的に受け入れてしまい、同じアメリカが悪魔の顔を持っているということが分かっていないことも多いんや。

悪魔の顔とは、結局一部の人だけが特権的に得をする制度を裏に用意していたり、アメリカの都合のいい制度になっていることなんやな。

2022年には、アメリカがウクライナ戦争の際にロシアをSWIFTから排除して、米ドルを利用できなくしてしもうた。世界中での貿易の決済方法の大部分が米ドルになっていたからこそできたことやけど、アメリカはやはり自国が有利なように世界中をコントロールしていることが少し分かった瞬間やった。

善人の顔ー「世界中で米ドルが使われているので、持っておいた方が何かと
      便利ですよ」
悪人の顔ー「あの国気に入らへんから、米ドルを使用できないようにしたろ
      。そうしたら貿易や国債の返済にも困るから大きなダメージを
      与えることができるで」

という具合の二面性を持っとる。

だから、

善と悪は別々に存在しない。いつも一緒にいる

これがユダヤ人が肝に銘じている、人生やビジネス、お金に関する原則やねん。

現代の日本での活かし方

現代の日本のイメージ

ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。

この「ノアの方舟の真実の話」を現代の日本で活かすのであれば「何かの勧誘をされた時に、その話は相手にとってどんなメリットがあるかを考えてから行動する」ということや。

なぜなら、自分を儲けさせてくれるためだけに近寄ってくる人はおらんし、まず間違いなく勧誘をしてくる人にメリットが大きいから自分に近づいて来てるからやねん。

例えば、Twitterなどで「3ヶ月以内に月収100万円を稼ぎ、自由な生活を手に入れる方法を教えますよ」という人がいたとするやろ。

もしその人が何百万円もお金を稼いで、会社勤めもせずに、毎日何をしてもどこに行っても自由な生活をしているのなら、誰かにそんなお金稼ぎの方法を教える必要性はないわけやな。

そしてその自由な生活を教えるということは、教える時間や労力もかかるわけや。それを見越しても尚、その方法を教えるだけのメリットが存在しているから、そんな方法を他人に教えるわけやな。

大概そんな時、「3ヶ月以内に月収100万円を稼ぎ、自由な生活を手に入れる方法を教えますよ」というのは、期間限定の企画になっていて、人数制限もされとる。そしてその企画に参加したければ、100万円を支払うことが必要になってくるなどを後から言われるわけや。

つまり普通では考えられないような法外のコンサルタント料がその人にとってのメリットというわけや。

物事の良い面だけを見ていると、「3ヶ月以内に月収100万円を稼ぎ、自由な生活を手に入れる方法を教えるいい人」という印象で近づいてしまい、自分が稼いだ大切なお金を失ってしまう可能性もあるわけやな。

結論として、

何かの勧誘をされた時に、その話は相手にとってどんなメリットがあるかを考えてから行動する

それが現代でのこの説話の活かし方やと思うねん。

まとめ

まとめ

 今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、

【ノアの方舟の真実の話】

を紹介したで。

今回の教訓は、【善と悪は、別々に存在しない。いつも一緒にいる】やったな。

また現代の日本での活かし方としては、【何かの勧誘をされた時に、その話は相手にとってどんなメリットがあるかを考えてから行動する】

やったな。

また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。

もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。

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最後まで見てもろて本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。

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