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【ソロモン王のウィズダム】「タルムード」金言集(8話/37話) 解説

今日も記事を見てもろてありがとう!。見てくれるあなたがおるおかげで、続けられとる。本当に感謝👏

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。

その際に、「説話の紹介」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。

それでは早速説話の紹介から行くで。

【ソロモン王のウィズダム】説話の紹介

ソロモン王が世紀の賢人であると聞きつけて、田舎から三人兄弟がソロモン王に弟子入りしたいと申し込みに来た。

三人兄弟ー「私たちにぜひウィズダムを授けてください」
ソロモン王ー「お前たちにいつウィズダムを与えられるかはわからない。私 
                           に仕えてみる覚悟はあるのか」
三人兄弟ー「はい。ウィズダムを授けていただけるまで何年でもお傍にいる
                      覚悟です」

こうして弟子として、仕えることになったのだが、一年経っても二年経っても、ソロモン王は三人兄弟にウィズダムを授ける気配すら見せなかった。三年を経過したころ、三人は忍耐の限界に来た。

三人兄弟ー「三年お待ちしましたが、ウィズダムを授けていただけませんで
                      したので、もうお暇を頂戴し、国に帰りたいと思います」
ソロモン王ー「それは長い間ご苦労であった。三年仕えてもらったお礼に、
                          金貨を百枚、一人ずつに渡そう。それをウィズダムの代わり
                          だと思って欲しい。もっとも、どうしてもウィズダムが欲し
                          いというのであれば、金貨百枚は渡せないが」

 これを聞いた三人は、金貨百枚に値打ちに目がくらみ、「いえいえ、もうウィズダムは結構です。金貨をいただいて国に帰ります」と言って、金貨をもらって帰国の途に着いた。

 しかし、途中で一番下の弟だけが考え直した。

 「私は三年も待ったので、やはり金貨百枚を返してウィズダムを聞いてきます」引き返してきた弟が金貨百枚を返すと、ソロモン王は頷いて話し始めた。「わかった。それではお前に次の三つのウィズダムを授けよう。

 一つ、旅は陽が昇ってから宿を発ち、陽が落ちるまでには次の宿に入ること。
 二つ、川の水が増水しているときは、水が引くのを待ってから渡ること。
 三つ、家に戻ったら妻には起こったことを正直に話すこと」

 兄二人は、金貨百枚を早く持って帰ろうと帰国を急いだ。陽が沈んでも山道を急ぎ登り続けたが、頂上に差し掛かるころ、天候が急変し、冷たい雨が降り出して来た。

風も強く、濡れねずみになった二人は、暗闇で道に迷ったために凍死してしまった。

 一方、早めに宿に入っていた弟は無事であった。

陽が昇って兄達と同じ道を歩き出した弟は、二人の死体を発見した。弟は悲しみ、兄たちを手厚く葬った。

そして、合計二百枚の金貨を持って帰ることにした。

 途中で川に差し掛かったが、前日の雨で増水していたので、ソロモン王のウィズダムに従い、水が引くまで渡らないことにした。ロバに荷物を積んだ何人もの商人が、無理矢理川を渡ろうとして水に流された。

 三日間水が引くのを待って川を渡った弟は、向こうの川岸にロバの死体が流れ着いていて、その背に大量の金貨が入った袋がくくりつけられているのを発見し、それも持って帰ることにした。

 大量の金貨を持って家に辿り着いた弟は、妻にありのままの出来事を話した。妻はすべてを信用した。

 しかし、兄嫁たちは弟の話を全く信用せず、弟が二人の兄を殺して金貨を自分のものにしたと疑った。

兄嫁二人は、弟を罪人としてソロモン王に告発したが、ソロモン王は兄嫁たちに、「私が授けたウィズダムに従った弟の話に嘘はない」と言い放し、無罪を言い渡した。

『ユダヤ人の抵抗哲学「タルムード」金言集(集英社 著者:石角完爾)p67〜70

教訓

美人先生

「懸命で懸命な生き方」(ウィズダム)こそお金を引き寄せる

 ウィズダムとは、「自分の判断、選択、行動、決心、言葉、によって、自分自身や家族が、不幸になったり不愉快な思いをしないようにする賢明な生き方」のことである。

だから、目先のお金よりウィズダムの方が大事。

これがこの話の教訓やねん。

今回の説話においても、二人の兄は、金貨百枚に魅了され、賢明さを選ばなかった。

しかし、いったんは手にした大金も「懸命な判断」ができなかった故にすべて失い、命まで落とす羽目になったんや。金貨を返しに戻った弟は、まさに「賢明」だったと思うで。

 多くの人は、ウィズダムか、お金か?自分の中でもその選択を迫られたことはあったはずや。

例えば、同じような話は、『漫画 バビロンの大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則』の中にも載ってるで。

最終的に、全てのお金を失った少年バンシルは、騙されて金貨を全て失った状態から、「知恵」を活用し、元々もらった金貨の3倍以上のお金を稼ぐことができたんや。

だからこそ、目先のお金に飛び付かずに「懸命で懸命な生き方」(ウィズダム)こそお金を引き寄せるんや。

これがユダヤ人が肝に銘じている、お金に関する原則なんやで。

現代の日本での活かし方

現代の日本のイメージ

ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。

この「ソロモン王のウィズダム」の話を現代の日本で活かすのであれば「目先の稼げる方法より、何十年も語り継がれている普遍的な教えを守りましょう」ということや。

なぜなら、目先の稼げる方法は玉石混交やからや。
本当に稼げるものもあるけど、実際は少しの間だけしか稼げずに終わってしまうことも多いんや。

逆に何十年も語り継がれている普遍的な教えでは、時代が変わっても通用するから、成功に再現性があり、自分も成功できる確率が高いんや。

例えば、ネットワークビジネスにおいてもこの商品を売れば、自分の元にお金が入ってくる。ただし、それが本当に相手を思っての行動ではなかったとしたら、最終的には短期間でお金を稼げても、悪名が残り、信頼も失ってしまうんや。

それよりは、『漫画 バビロンの大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則』の中に載っているような5つの黄金法則

1.家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には黄金 
 は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう

2.黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼 
 いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう

3.黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄 
 金が離れることはないだろう

4.自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定す
 る商いに投資をしてしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう

5.非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり
 己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう

文響社『漫画 バビロンの大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則』No.406より引用

を懸命にこなしていく方が、より長期的にはお金持ちに近づくことができるやろうな。

だからこそ結論として、「目先の稼げる方法より、何十年も語り継がれている普遍的な教えを守りましょう」。

その方が長期的に見ると、お金持ちになる確率がきっと高いんや。

まとめ

まとめ

 今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、

【ソロモン王のウィズダム】

を紹介したで。

今回の教訓は、【懸命で懸命な生き方(ウィズダム)こそお金を引き寄せる】やったな。

目先の稼げる方法より、何十年も語り継がれている普遍的な教えを守りましょう」ということや。

その方が長期的に金持ちになるなら100倍大事ということやねん。

また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。

もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。

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最後まで見てもろて本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。

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