今後、お金の失敗をしないための『年収450万会社員が3,400万の借金を背負い、自己破産した話 第1話』
「自己破産」
それは、自分の財産のほとんどを投げ出し借金をチャラにしてもらう方法である。自己破産した話を周りで聞いたことがあるだろうか。
私自身はなかったし、自分がそうなるなんて、子ども時代には夢にも思わなかった。ただ現実として、気づけば、弁護士に自己破産申立を依頼していた。
一体いつから自分の人生の歯車は狂い出したのだろうか。夏の夕陽を見ている顔に一筋の涙が伝った。
これを見てくれているあなたには、こういうような失敗をしてほしくないため、反面教師として今後の人生の役立てて欲しいと思い筆を取った。
借金の内訳
まず借金の内訳を発表しよう。
借金は、タイトルにも書いた通り、3,400万円(破産時)だ。返済を続けてこの金額になったため、借りた当時の金額はもっと大きい。
一番借金が多かった時は、3,800万円にもなると思う。内訳は借金をした時系列で書いた。
①奨学金 240万円
②不動産ローン 2680万円
③不動産投資初期ローン 300万円
④自動車ローン 280万円
⑤リフォームローン 350万円
正直限界まで借金をしたと思う。
⑤のリフォームローンを借りた後、カードローンをいくつか契約しようとしたが、5〜6個ほど審査を依頼したが、たった一つしか審査が通らなかった。
自分は会社員の中でも属性がよかったため、借金をしやすい身分になっている。
現在の年収450万円の会社員という肩書きを利用してもここまでしか借金を借りられない限界がわかった瞬間だった。
次からは、それぞれの借金を背負った時期と理由について話していく。
なぜこれほどまでの借金を背負うようになってしまったのか、そしてなぜ誰もここまでの借金を止めることができなかったのかについても話していく。
①奨学金
奨学金は、大学の学費や学校生活を豊かにするために借りた。
大学は、京都の方の大学で、実家から自転車で通える距離にあったことから、実家住みでかなり助かった。
正直奨学金は借りてよかったと思う。
奨学金があるからこそ、私立の大学の高い学費も払うことができたし、楽しい学校生活を4年間も送ることができた。
奨学金は、月に5万円振り込まれて、年間で60万円。
4年間で240万円にもなる。4年間の学費が400万円だったから、その6割ほどを賄ってくれていた。
学費を半分出してくれた親にも感謝しなければならないのに、顔を突き合わせたら喧嘩ばかりしてしまう。
いつかは、自分から父親に歩み寄らなければならないと思うのに、まだ会うたびに喧嘩をしてしまう。
父親との確執に悩んでいる人は意外と多い。
自分の周りでも父親を恐れている人もいるし、ほとんど口を聞かない人もいる。昔父親に言われた「お前が社会人になったら、一緒に2人で酒を飲みに行きたい」という約束を果たせずにいる。
感謝という意味では、姉もそうだ。
姉は、3人兄弟の1番上で、弟にかなりお菓子やゲームなどを買ってくれていた。
そして、自分が父親と喧嘩して、家出した時も追いかけてきてくれた。姉は、家族のキーパーソン的存在で、姉がいないととっくに家族は離散していたと思う。
自己破産をすることを家族に最初に告げたのも姉だった。そして姉は、借金のことより、弟がこの件で死んでほしくないということを伝えてくれた。
実際破産したことから、奨学金の保証人の父親や姉に自分の奨学金の残債の請求(約147万円)がされてしまう。
それでも姉は、147万円の自分の貯金を使って一括返済をするから、心配しないでいい。後々少しずつ返してくれたらいいと伝えてくれた。
姉の慈悲深い優しさに感謝するとともに、その日は涙が止まらなかった。ちょうど梅雨の時期だったこともあり、ずっと泣いていた。
次は、②不動産ローンの話を書いていく。なぜそれほどまでの金額の不動産を24歳にして購入したのか?一体何があったのか?
第2話に続く
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今後、お金で失敗しないための『年収450万会社員が3,400万円の借金を背負い、自己破産した話』第1話〜第6話をまとめています。今後も随時…
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