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今後、お金で失敗しないための『年収450万会社員が3,400万円の借金を背負い、自己破産した話 第5話』

第5話 借金が返せないと絶望した日

2019年12月時点で、①奨学金 ②不動産ローン ③不動産投資初期ローン ④自動車ローン ⑤リフォームローンの5つの借金を背負っていた。その当時の合計で約3,800万円ほどだった。

そして、2019年9月頃からどんなことがあり、なぜ自分が多額の借金を返済できなくなったかをこの後話していく。

2019年9月〜2020年8月 配当金25,000円

前提として、Yさんからの配当は、返済分+元金の1〜2%を毎月渡す(銀行振込で)というものだった。

そして、詳細をまとめると、

①カーローン 
 借入総額 280万円
 Yさんへ渡したお金 243万円
 月々の返済額 25,018円

 返済分+元金の1〜2% 49,318円(25,018円+24,300円)〜73,618円(25,018円+48,600円)である。

 ただ実際には最大でも25,000円までしか配当金がなかった。そのため、毎月の収支としてはほぼトントンだが、Yさんにお金を託していて運用している意味は全くなかった。

②リフォームローン
 借入総額 344万円 
 Yさんへ渡したお金 不明
 月々の返済額 22,900円

 返済分+元金の1〜2%という計算式だが、Yさんへ渡したお金が不明となっているため、実際の配当はどれくらいか自分でも計算ができず、Yさんにはうやむやにされていた。

 リフォームローンは、自分がお金を借りて、そのお金が、グルのリフォーム会社(実際にはほとんどリフォームしていない)に振り込まれる。グルのリフォーム会社が手数料を抜いた分をYさんに渡し、Yさんが運用してもらったお金を配当としてZEROにもらうというものだった。

 しかし、グルのリフォーム会社の手数料とYさんが実際に渡されたお金がはっきりとしていないため、自分としても、いくら配当として受け取れるのか正確にはわからなくなっていた。

③総括
 一応自分の計算としては、リフォームローンでYさんが受け取ったお金は、344万円全額として計算している。そうなるとYさんへ貸したお金は、243万円+344万円=587万円になる。返してもらった金額は、2019年12月の150万円とその他の配当合計233,000円の合計173万3,000円である。

 この頃から、Yさんの投資の方法に疑問を抱き始めていた。しかし自分は、その時に、誰かに相談するようなことはせずに、そのまま放置してしまっていた。理由は3つあった。まず1つ目に、Yさんとは連絡がつきづらく、また話をしても仕方ないという思いが自分の中にあった。2つ目に、このことを誰に相談していいのか分からず、他の人に相談したら馬鹿にされるのではないかという思いがあった。3つ目に、儲かると言われた話で自分が損をしている現実が受け止められなかった。

 今ではこの3つのことが教訓となっていて、誰かに相談すること・馬鹿にされても自分の現状を否定することが大事という考え方に変わってきている。

2020年9月〜2020年10月 配当金23,000円

この頃より、Yさんからの配当金が23,000円に減少する。前述したとおり、自分はもうどのように対応したら良いか分からず、Yさんが今後配当金を上げてくれるということを期待している自分がいた。むしろいい方向の期待しかしていない自分がいた。またその当時アフィリエイトをやっていて、そちらの方に全力を傾けていたため、正直Yさんとの関係を何とかしようという気持ちが薄かったのもある。

配当金が月2,5000円から23,000円に減少したが、Yさんからは配当金が下がったことに対する連絡はなかった。

2020年11月 配当金12,000円

11月になるとYさんからの配当金がさらに減少した。この頃から、配当金が少なくなったことをさらに焦るようになる。

2020年12月 配当金が0円になる

12月になるとYさんからの配当金が0円になった。さすがに配当金が0円なことがあると自分も本当に焦るようになり、Yさんに連絡した。Yさんは、かなり連絡頻度が遅く、1週間で連絡が返ってきたらまだ言いほうで、1ヶ月連絡が返ってこないこともざらにあった。

また「この日なら電話できます」というLINEがあったとしても、「やっぱりだめでした」というのが何度も続いた。自分も正直、連絡が返ってこないことも、直接会って謝罪がないことにも怒りを示していた。ただYさんの電話番号などは知らないし、住所も分からない。だからYさんのLINEにメッセージや電話を入れ、それを待つしか自分には方法が思いつかなかった。

2021年6月〜2021年10月

Yさんと何度かLINEのやりとりやLINE通話をした。その中でYさんが話していたのが、
・コロナの影響で新しく始めた事業が思うようにいかず困惑している
・ただまずは結果として返済をしないといけないので今月は何が何でも返済できるようにしたい
・また月内にでもご連絡する
・年内に一度お会いしてお話はしたい
・着々と形にななりそうですがまだまともな売上がなく生活だけで精一杯です。もう少し時間が欲しいです

といったものだった。ただこの言葉が実行に移されることはなく、結局2020年12月以降一度も返済もなく、直接会うこともできなかった。

絶望の日 2021年11月25日

Yさんから一通のLINEメッセージが届いた。

Yさんは、自己破産の申請を弁護士へ依頼したのである。正直このメッセージが来るまでは、今はコロナのこともありきつい状態だが、時間が経てば、Yさんからは何かしらお金が返ってくると思っていた。そしてその期待をして、何も対策をしてこなかった。

その日、メッセージを見た後に、自分の目の前がグラグラと揺れ始め、家に帰るまでの記憶がなかった。またその日ご飯を食べてもほとんど味がしなかったような気がした。そして、布団にくるまりながら泣いていた。その日はほとんど寝れなかった。

今後借金の返済をどうしようか何も思い浮かばなかった。

第6話 何とか返済していくしかないと行動を起こす


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今後、お金で失敗しないための『年収450万会社員が3,400万円の借金を背負い、自己破産した話』第1話〜第6話をまとめています。今後も随時…

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