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ー環境を言い訳にしないー【津田梅子(津田塾大学創設者)】『日本の名言100 』7言/100言 解説

今日も記事を見ていただきありがとうございます!

世界では今もどこかで「名言」が生まれています。そんな中で私たち日本人の偉人が残した名言にはどんなものがあるのでしょうか?

私は、昔から名言や偉人が好きで、趣味で多くの偉人や名言を調べてきました。目にした名言の数は軽く1000は超えます。

その経験を活かし、「名言から元気をもらいたい方」「偉人が好きな方」「過去の偉人の経験から学び、今の自分を変えたい方」に対して、このnoteを書いています。

このnoteのシリーズでは、

先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)に載っている日本人が言った「100の名言」について、1つのnoteで1言ずつ紹介していきます。

その際に、「名言の紹介」と「名言の意味と背景」、「現実生活での活かし方」を書きました。私は、名言を聞いて、現実生活で活かしてこそ本当の意味があると思うのです。

皆さんも是非、名言を聞いたら、現実生活でどのように活かせるか?まで考えて本noteを活用していただければ幸いです。

それでは早速名言の解説からいきます。

【津田梅子(津田塾大学創設者)】名言

環境より学び意思があればいい。

『先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)p28

名言の意味と背景

先生の解説

津田梅子は、2024年(令和6年)上半期を目処に執行される予定の紙幣改定に於いて、五千円紙幣に梅子の肖像が使用されることが決まっています。

そんな紙幣の肖像画になるほど、偉大な功績を残した梅子。

日本女性の地位向上のために尽力したことで知られる津田梅子、6歳で日本最初の女子留学生として渡米。初等・中等教育をアメリカで受けた梅子は帰国後、「女は家庭的であれば教養は必要ない」という、日本の女性の地位の低さと恵まれない教育環境に衝撃を受けました。

そこで女子も満足に教育を受けられる女子英学塾(現・津田塾大学)を創設し、自身も英語教師として教鞭を取りました。

ここですごいことは2点あります。

まず1点目が、梅子が自ら志願してアメリカ留学に行ったことです。
当初梅子の父は、姉の琴子を留学に応募させるつもりでしたが、姉は拒否しました。その後父から留学の話を聞いた梅子は、アメリカに行きたいと自分の意志で答えたのです。

当時6歳、今のようにアメリカがどんな場所かすら分かっていない時代に、とてつもなく挑戦スピリッツに溢れた女性です。

2点目が、婚期を逃すことをも厭わなかったということです。当時は、10代で結婚することが当たり前の時代でした。だから初等・中等教育をアメリカで過ごすということは、その間結婚相手を探すことができないということ。

まだ当時6歳だった梅子ですが、将来結婚できなくなるかもしれないというリスクを超えてでも、留学に行きたかったという強い意志が感じられます。

そんな梅子は、多くの人から好かれ、ブリンマー大学(アメリカ)の大学にもう一度留学を行うことになります。実際お金に関しては、自分で用意できなくても色々な人に援助してもらい、留学ができました。

当時、梅子をよく知る大庭みな子は、梅子のことをこのように言っています。

いったい梅子は幼いときから、日本人、アメリカ人、女性、男性を問わず、どうしてこうも次つぎとめぐり逢う有力な人びとに助けられる運命にあるのか。まずチャールズとアデリン・ランマン夫妻、伊藤博文、森有礼、大鳥校長、西村校長、アリス・ベーコン、捨松、繁子、モリス夫妻、それぞれの立場で助力を惜しまなかった。そして冒頭に述べたアンナ・ハーツホンなどはまさにその一生を津田塾のために捧げたといってよいくらいである。

津田梅子ーWikiPedia(ウィキペディア) 大庭みな子より

昔では、女性は今より「学ぶこと」自体が難しかったに違いありませんし、奨学金制度もありません。また図書館も今より本も充実していなかったでしょう。もちろんインターネットなどもありません。

そんな環境の中でも津田梅子は、学ぶということをやめなかったのです。

結論として、

やはり、どんな環境であっても学ぶ意思があることの方が大事なのです。

現実生活での活かし方

現実のイメージ

ここからは、この名言を「現実生活で活かしていくとしたらどうするべきか?」を話していきます。

この名言現実生活で活かすのであれば「自分の今の環境を言い訳にせず、どんなところからでも学びなさい」ということになるでしょう。

なぜなら、今の時代はどんなところからでも勉強する術はあるからです。

例えば、「家が貧乏だから」と大学に進学することを諦める必要はありません。塾に行けなくても、図書館の参考書で勉強することはできますし、今だと、インターネットサイトやYoutubeでもわかりやすく勉強の動画が数多く出てますよね。

学費が問題なら、奨学金を借りたり、アルバイトをしたりするなど、お金を工面する方法はいくらでもあります。

「学びたい」という意思があるならば、一歩踏み出して挑戦すれば道は拓けます。仮に奨学金も借りれない・アルバイトをしても足りないほどの、医学部などに進みたい場合でも諦める必要はありません。

そういう時は、梅子が実際にやった方法が参考になります。

それは、「お金を持っている人に手紙を出したり、直接頼んで、お金を支援してもらうようにすること」です。

実際梅子も、女子英学塾を創設しようとした際、塾の経営の資金が全然足りませんでした。そこで、梅子は支援者への手紙を書き続け、1ヶ月に300通もの手紙を書いたこともあったそうです。

その甲斐もあり、多くの人から多額の寄付が集まり、無事塾の経営ができたそうです。

自分が何も持っていない時には、自分の熱意を伝えて、支援してもらうことも一つの方法ではないでしょうか?

結論として、「自分の今の環境を言い訳にせず、どんなところからでも学びなさい

これが現実生活でのこの名言の活かし方だと思います!

まとめ

まとめ

 今回は、『先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)に載っている100の名言の1つとして、

【津田梅子(津田塾大学創設者)】の名言

環境より学び意思があればいい。

『先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)p28

を紹介しました。

今回の名言の意味と背景は、【自分がどうなるか分からなくても、どんな環境でも学ぶ意思が大事】でした。

また現実生活での活かし方は、【自分の今の環境を言い訳にせず、どんなところからでも学びなさい】になるでしょう。

また名言を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思います。説話を活かすためにも、是非「現実生活での活かし方」を参考にして、行動してみてください。

もし不明な点があれば、コメント欄での質問もお待ちしています。

今後も偉人の名言や行動を通して、あなたの人間関係やお金、生き方、健康などの悩みを解決する情報発信をしていくので、フォローお願いします。サポートもお待ちしております。

最後まで見てもらって、本当にありがとうございました。
また次の記事で会いましょう!

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