男らしさ。女らしさ。


ジェンダーについて考える。

わたしは俗に言うメンズ服が好きだ。女モノの腰のラインがキュッとなるような、あぁいったデザインがどうも苦手だ。基本的にはジーパン、Tシャツ、ロンT、トレーナー。ちょっとがんばって、セーター。シャツも実は結構好きな部類に入る。靴だって、スニーカーしか履かない。サンダルはスポーツ系のなら履く。アクセサリーも出来るだけシンプルなものを。

好きなものはカッコイイ車で、運転が好きで、職業は9割が男の仕事に就いていて幸せである。未だに昆虫を見つけるとテンションが上がるし、女の子の鼻声にときめく。だからと言って、過去の恋人は皆男性だ。

幼少期から人形遊びは大の苦手で、いつも外で遊ぶタイプ。お絵描きも苦手。うんていが大好きな保育園児だったし、小学生以降は男友達と居る方が話も趣味も嗜好も合って断然楽だった。(その分、嫉妬で女の子たちからは相当いじめられたけど)

みんながピンクな話題で持ちきりになる頃、私はまだ一度も恋愛感情を抱いたことはなかったし、憧れていたのは同じ部活のキャプテンだった。大好きだった。当時の日記には毎日先輩のことが記されていて、メールは着信音を変えていた。あれは、恋だったのか??いや、多分きっと違う。単純にお姉さんへの憧れ。

そう思うと、保育園の頃から先生が大好きだった。若くて優しくて可愛い先生が好きだった。ちょうど妹が出来て親に甘えられなかった分、先生が母親代わりなくらい、私は甘えを放出したし、本当に大好きだった。

その頃から、とある女性アイドルのことが一途に好きで、周りがジャニーズの話をしようとも、全く話がわからない。そもそも顔の違いがわからない、という次第だった記憶がある。さすがにSMAPはわかるけど。

大学生になってもそれは変わらず、一緒に居るのはほとんど男の子。昼ご飯はみんなでマック、吉野家、王将に行って女の子のフェチについて語り合う。あぁだ、こうだとその議論も白熱したし、楽しかった。

ここまで読んで、君はきっと内面男の子だよ?と言いたくなる人も居ると思う。だけど、私はそうは思わない。らしさ、を決めたのは誰ですか?って思うんです。その型にハマっていないだけ。ハマってない=女性ではない。男性である。ではないんではないかと。

どうして人は縛りたくなるのでしょうか。らしさで、ひとまとめにしなきゃいけないのでしょうか?

どんな趣味嗜好でも、だからこう、ではないと思いたいし、思って今生きている。多様性が認められる社会に、なんて言うけれど、結局どこかの分類に入れたい人たちが沢山いるんだなぁと。わたしは男でも女でもない場所にいます!みたいなね。

いや、どこでもなんだっていいんです。私は私なんです。たとえ今後好きになるのがどんな人であろうと、男性であろうと女性であろうと、どこをどう好きになろうが、それはただの個性で、嗜好だと。

あぁ、この話、終わりがなくてまとめるのが本当に難しい。とりあえずアップして、また熟考して上げ直そうか。という、夜中の更新でしたとさ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?