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美術作品からひらめきをもらっています。

1回目のゼロアクセル社内報を担当することになりました。カイです。普段のライティング業務に加えて、キャッチコピーやコーポレートサイトの文章を考えています。とても緊張しますが、なにとぞお願いいたします〜

わたしは、読書や美術鑑賞が好きで、そこから得た知識やひらめきを文章や表現に投影しています。そこで、今日は美術作品の解説をしたいと思います。大学のときに美術のゼミに入っていたため、それも生かせたらいいな〜と考えています。

美術は、いつの時代もだれでもが楽しめる文化の1つです。詳しい知識や立派な感想はいりません。すてきだな、おもしろいなと思う気持ちがあれば大丈夫です〜

西洋の絵画では、描いてあるものそのままではなく、他の意味を伝えようとすることがあります。これを「シンボル」といいます。

「7月28日 民衆を導く自由の女神」 ウジェーヌ・ドラクロワ 1830年

「7月28日 民衆を導く自由の女神」には、旗が描かれています。「旗」には、希望、勇気、勝利の意味があります。中央にいる旗を持つ女の人は、フランス7月革命で自由のために戦う多くの人の気持ちの例えです。

「赤エイのある静物」 ジャン・シメオン・シャルダン 1728年

「赤エイのある静物」には、「猫」が描かれています。気まぐれな「猫」には、魔女や悪魔の使いなどの不気味で怖いという意味があります。「猫」がこの作品をより不気味にしています。さらに、死んだエイと生きている子猫の対比は、この世の「はかなさ」や「虚しさ」を表現しています。

「アルノルフィーニ夫妻の肖像」 ヤン・ファン・エイク 1434年

「アルノルフィーニ夫妻の肖像」には、「犬」が描かれています。「犬」には、忠誠や誠実、親しさの意味があります。夫婦の親しく、生涯をともにするという気持ちを犬で表現しています。また、婚礼の場面では右手同士をつなぎます。しかし、この絵画では右手と左手をつないでいるため、男性の身分が高く、女性の身分が低かったのではないかという研究もあります。

読んでいただいてありがとうございます〜
絵画には文字の代わりとなり、情報としての役割を担っている時代がありました。そのため、このような表現方法ができたのです。
ちょこっと知識があることで、美術作品の見方が今までと変化したり、展示をより楽しめるようになったりするかもしれません〜

参考文献
「一番親切な西洋美術史」 池上英洋 川口清香 荒井咲紀 新星出版社
「西洋絵画のモチーフ」 監修=池上英洋 イラスト=まつおかたかこ 株式会社 誠文堂新光社

引用
ルーブル美術館 
「7月28日 民衆を導く自由の女神」 ウジェーヌ・ドラクロワ
「赤エイのある静物」 ジャン・シメオン・シャルダン
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
「アルノルフィーニ夫妻の肖像」 ヤン・ファン・エイク


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