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渋滞の理由(´・ω・`)
北関東のとある幹線道路で、大渋滞を作ってしまった…
ほんとすいません…
一体、何が起こったか?
それは…
事の始まりは今朝に遡る。
関越道のとあるPAで休憩し、朝食後、卸地に向かうためトラックに乗り込んだ。
エンジンをかけてクラッチを踏むと、キュルルルと異音がする。
あれ?と思ってギアを入れると、普通に走り出したので、とりあえず、卸地に向かって走り出す。
荷物をおろして車庫に戻ったら、上司に話してまた修理かな…なんて、呑気なことを思っていたのが、そもそもの間違いだった。
高速を下りて、一般道を走る。
ギアを変えるためにクラッチを踏むたび、キュルキュルと甲高い異音がする。
こりゃ本気で修理かもしれない…
そうは思ったが、この時点で、まさか緊急性のある故障だなんて考えてもいなかった。
とりあえず、荷物を下ろさないと修理にも入れられない。
卸地に着いて荷物をおろし、出発しようとしてクラッチを踏むとまた異音。
うむん…
卸地から車庫までは100km圏内だし、とりあえず急いで車庫に帰ろう。
そう思って、4車線の大きな幹線道路を走り始めた。
走り出して一時間ほど経った頃、右車線を走行していて交差点に差し掛かり、信号は赤。
トラックは停車する。
一度ギアを抜いて、信号が青になると同時にクラッチを踏みギアを入れる。
半クラからゆっくり発進しようとした…その時。
何故か急に、ふっとクラッチが軽くなる。
え?!
ガクン。
大きくトラックが揺れてエンジンが止まった。
エンストした…
スカスカのクラッチを踏み、ギアを抜こうとするが抜くことができず、セルは空回り。
エンジンもかからないし、ギアもぬけない。
これは…ヤバい
クラッチが逝った…!
しかも、ここは交通量の多い幹線道路の交差点。
嫌な予感しかしない!
慌てて上司に電話。
警察に緊急通報し、幹線道路のど真ん中でトラックが故障したことを伝えると、警察官が交通整理に来てくれるとのこと。
ディーラーのアシストサービスに電話し、近くの営業所に緊急入庫できるように手配してもらい、会社が加入している保険屋にロードサービスを頼む。
まさにドッタンバッタン大騒ぎ状態。
なぜなら…トラックが故障した場所は、4車線の大きな幹線道路。
その右車線を大型トラックが塞いでいるということは、通行の流れを遮り渋滞が発生するということだ。
トラックの後方から来る車が、次々と車線変していく。
左の車線にはあっと言う間に車が詰まる。
あぁ…((((;゚Д゚))))
トラックのキャビンでビクビクする俺w
隣を通り過ぎる同業者の視線が痛いww
「こんなとこでトラック故障させてんじゃねー!」みたいな冷たい視線もあれば、「こんなとこで故障かぁ…気の毒に」みたいな憐れみの視線もある。
そうこうしてる内に、2名の警察官がパトカーで到着。
交通整理のため素早く発煙筒をたき、カラーコーンをおいて車線規制し、パトカーをカラーコーンの最後方に停車させる。
一人の警察官がキャビンに近寄ってきたので、俺は事情を説明して平謝り。
しかし、警察官はにっこり笑う。
『大丈夫ですよ、多少の渋滞は仕方ないですし、故障させたくて故障した訳じゃないですしね、後ろから追突されないようにはしたので、安全な場所にいてください』
良い人過ぎか!!
なんだかかんだと、警察官はやっぱ立派な仕事だよな…とかしみじみ思う。
レッカーの到着は30分後。
なげーよ30分!!
俺のトラックの後方はどんどん渋滞していく。
警察官の話では、3km先ぐらいまで渋滞してしまったそうだ。
まじですいません…(T_T)
レッカーがくるまで30分の長いこと長いこと…
早くきてくれ…頼む(T_T)
しばらく待っていると、前方の逆車線に白い大型レッカーの姿が!!
天使かよ!!
警察官を呼び、早急にレッカーを誘導。
助かった…(号泣)
警察官に何度もお礼を言うと、警察官は爽やかに笑って去って行く。
愛車はレッカーされ、俺は、近くの道の駅まで移動し、上司の迎えを待つことに…
2時間後に現れた上司は、何故か笑っていた。
『そば食うかそば?あ!たこ焼きでもいいな!』
普通に観光に来たのかよwwww
![](https://assets.st-note.com/img/1668166028605-HHGwTz1XZv.jpg?width=1200)
商売道具が故障してしまったので、今週の土日は急遽連休となりました。
過労でなんか心身がおかしかったので、ちょうど良かったのかもしれないな…w
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