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独り言日記20240416(エラリー・クィーンって誰)


エラリー・クイーン(Ellery Queen)は、アメリカの推理作家であり、編集者でもあります。この名前は、フレデリック・ダネイ(Frederic Dannay)とマンフレッド・ベニントン・リー(Manfred Bennington Lee)が、探偵小説を書くために用いた筆名の一つです。ダネイとリーは従兄弟同士であり、ユダヤ系移民の子でした。彼らの本名はそれぞれペンネームであり、ダネイの本名はダニエル・ネイサン(Daniel Nathan)、リーの本名はマンフォード・エマニュエル・レポフスキー(Manford Emanuel Lepofsky)でした。小説シリーズでは、エラリー・クイーンは著者の名前だけでなく物語の名探偵の名前でもあります。
エラリー・クイーンは、日本では第二次世界大戦前から一般読者からマニアまで広く支持を集めており、特に20世紀末以降の「新本格派」と呼ばれる作家群にはこの名を第一に挙げたり、影響を公言したりする作家が数名存在しています。
彼らの作品は、読者への挑戦状など独自の工夫を凝らしており、本格探偵小説として高く評価されています。エラリー・クイーンは、さまざまな時期に異なる作風で活躍しました。
初期の国名シリーズは、S・S・ヴァン・ダインの影響が見られつつ、独自の工夫を加えています。
バーナビー・ロス名義で、聾者の探偵ドルリー・レーンが活躍する4部作も発表されています。
『Yの悲劇』は日本で特に評価が高く、意外な犯人で推理小説の歴史に残る傑作とされています。
その後、作風は恋愛小説的要素を取り入れたり、人間の心理面に重きを置いたりする方向に変化しています。
最後の一撃でエラリーの物語は終わり、その後は他の作家による作品も登場しています。
エラリー・クイーンは、推理小説専門誌『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』を創刊し、新人作家の育成を行ったことでも知られています。
日本では、『Yの悲劇』がテレビドラマ化されたり、『災厄の町』が映画化されたりしています。
エラリー・クイーンは、アメリカの探偵小説の重要な存在であり、多くの読者に愛されています。