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初めてオーラが見えた!

それは私が10歳の頃の夏休みの話。
祖父母、イトコ、叔父叔母、大人数での
家族キャンプを山梨県の山奥のロッジに
いったんですね。

そのロッジのオーナーは祖母の古くからの友人である、Fさんという方。

Fさんのおおらかで自然体なキャラクターの方で
すぐに大好きになるくらいフレンドリーでした。
私達家族の為にキャンプの間
お世話を色々としてくれました。


山奥のロッジにはテレビも無く
ガスも通っていないので
バーベキュー用の炭を炊いたり、
本格的な土間での給仕になる
昔ながらの山奥生活となりました。
冷蔵庫も無いので冷やすときは
土間の近くに流れている
川で野菜を冷やしたりします。


天目山の川は砂金が有り穏やかに川が流れる時には川底に
キラキラしたものが川のいたるところで見られるのでホントにパワースポット的にも
美しい自然の土地でした。

しかし、電気は裸電球が必要な場所にしかついておらず、夜になり外に出ると十分に人の顔を判別できないほど。

わたしはFさんに
「こんな暗くて怖くないの?」と
質問したんです。

するとFさんは、アハハと笑うと
『暗いと思うんだねえーー?
でもね、こうして人差し指をかざすだけで明るく見えるんだよ』というんです。

わたしの頭の中は「?」

10歳の子供をからかったのかな?とも思いましたが

しばらくFさんは
暗闇で手をかざしてジーッと見つめ
「これ見える?」とわたしの目の前に
指を持ってくるのですが
なんのことかサッパリでした。

暫くしても何も変化がおこらず。。
時間が過ぎていきました。

しかし、少し離れた所に立っていた母の指先からまるで煙のように、何かが沸き立つようなぼうぼうとしたエメラルドグリーンの煙のようなものが見えたので、



とっさに声をあげ、Fさんを呼び、

『Fさん!!見て!
ママの手先から青色の煙が見える!』
と言ったのを覚えてます。

Fさんはニッコリ笑い

『ここに居るとね、オーラが見えるんだよ。
そしてもっと不思議な事があるよ』と意味深なことを言ってのけました。

その日の夜は狐につままれたような
感覚にハイになっていました。

他の大人達には見えて居ないようでしたが
私が不思議なことを言うもので
その日は家族で怖い話を火を囲んでしたのも
いい思い出です。

結局暗闇で自分の指を松明の様にオーラで
暗闇を照らすことはありませんでしたが
その後、自分の指からは白い煙のようなオーラが
出ていてそれをずっと、その日の夜は眠るまで
見つめていました。

母の指先から出る煙のようなものを見たのも
この天目山に居た、この夜だけでした。

普段感じることの出来ない自然のエネルギーと人はきっとリンクするんだなと

実感した一時でした

その時ほどのオーラを感じることは
実生活でほぼないのですが
なぜかお酒が入ると
見える時があります(笑)

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