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【宝塚】キャプテンネモ#4

自粛期間中、スカイステージのおかげで観たかった様々な作品をゆっくり見ることができます。

キャプテンネモもその作品の一つです。

大好きなディズニーにも彼がモチーフになったエリアがありますね。

ミステリアスアイランド。

センターオブジアースも海底二万マイルもとても好き。どこの国にも属さないネモ船長は、人と交わることを嫌い、太平洋に浮かぶ孤島に秘密基地を立てるーそしてその天才科学者ネモ船長を慕う仲間ネモクルー達と行動を共にする、それがディズニーのバックグラウンド。

宝塚の話では、いろいろな国のいろいろなバックボーンを持つ人々がキャプテンネモによって助けられ、マトカという島に籠城し、そこで慈しみ、家族として生活を共にするというもの。

いろいろな評判を聞いていたのですが、個人的にはとても面白いと思いました。

私基本的にどんな作品でも面白いと思えてしまう感情が脳みそにプログラミングされているのかな。

話の展開はスピーディで、恋の展開はかなり急ぎ足だったけど、だからこそ、感情の動きがより見えて、中だるみなく観れるのかもしれません。そして彩風咲奈さん。斎藤一をやられた頃から、色気があるなと思っていましたが、キャプテンネモの愛するものを守りたい気持ち、そしてそのためにノーチラス号を海に葬ると決断する悟られまいとする気持ちが一心に伝わってきてとても感動しました。

フィナーレナンバーもとてもおしゃれで、ダンスも繊細な部分とダイナミックな部分があって、魅力満載だなと思いました。

あまり笑うことの多くなかったお役でしたが、最後に観客に向けられた笑顔がとても印象的でした。

記録に残る舞台ではなく、記憶に残る舞台。

私も高校の頃文化祭でミュージカルをやったり、オーケストラをやっていた高校時代を過ごしていたので、ものすごくアマチャンですがすごく気持ちがわかります。

人に何かを届けるとか、気持ちを動かすってすごく大変なことなんだと高校時代には背伸びをして思っていたものです。

でもその経験があったからこそ、誰かと何か会話をするときに相手のことを推し量ったり、気持ちに寄り添ったりとかできるようになったんだなって思いました。

勉強は家でできても、なかなかそういうのって誰かと顔合わせて話をしたり、共同生活とか共同制作することに意味があるんだなって思って、それがなかなか今うまくいかない現状にやきもきする日々です。

一刻でもこの状況が前に進むことを祈るばかりです。

はやく宝塚の生の舞台が観たいよー。


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