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映画感想『マッドマックス:フュリオサ』

原題「FURIOSA: A MAD MAX SAGA」

◆あらすじ◆
文明が崩壊した世界を舞台に、暴君ディメンタス率いるバイカー軍団に連れ去られ、愛するすべてを奪われた若きフュリオサの壮絶な復讐への道のりが、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーとディメンタスの抗争の行方とともに圧倒的なスケールで描かれていく。


前作の荒涼感、疾走感をそのままにあの世界観をまた体感出来るのは楽しい。

冒頭の物語性がかなり重要と感じた。

前作との違いは描かれる期間と目的。
今作はフュリオサの復讐劇に従事した15年間のストーリーだ。

凄いのは子役からアニャに「いつ切り替わった?」な所。
いやぁ、結果分かるんだけど分からんかったわぁ。(何だそれ!)

そしてアニャにハズレ無しだと再確認されられる。
前作のS・セロンが素晴らしかっただけにプレッシャーもあっただろうが心配は無用だったようだ。

彼女の強い眼差しに全砂漠の男どもが魅せられる!
もちろん観客もだ。

ただ仕方ないが1作目の【スゴイモノヲミタ】的な放心状態は無いし展開の要素に新しさも感じられない。 

クリス・ヘムズワースがオーストラリア英語で自己中大臣な悪役を演じてるのが微笑ましいがフュリオサの相(愛)棒となるジャックはやや弱めだ。(あくまでも当社比)

だが次から次へと繰り出される改造マシン達にはやっぱり心躍らされるし【崩壊した世界】の圧倒的な映像と多重アクションの過激さで全編を通して飽きさせないのはさすがだ。

マシン達もここからあんな風に進化して行ったのかとノスタルジーさえ覚える。

ラストには作品のテーマが明確に反戦であり今でも続く紛争への言及であると理解出来るのも今世に出される意味だろう。

ただ、その後が描かれる『デスロード』でフュリオサがあの女性達を救い出す物語に繋がるまでの接続的要素は薄いなと感じた。

が、ひとつ言えるのはフュリオサ母ちゃん(チャーリー・フレイザー)に惚れる!
ダントツでカッコイイ₍₍٩(ˊᗜˋ*)و⁾⁾ꕤ
この母有りきのフュリオサなんだなぁ…だ。

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