不夜城
鈴木さんに
寄せているわけではない
でも
寄っていく
すごいな
鈴木さん
細密に読み解く
力
そんなもの持ち合わせない
私は
構造も気にせず
ただ寄せる
で
負ける
必負
書かれたもの
に勝負はない
が
負けは負け
見ればわかる
やめた職場に
あまり遊びに行かない
方がいい
と夢の中で
注意された
実際は
一度も近づいていない
これから
給料なしで
やってい行けるのかなあ
と夢の中で
心配しつつ
もう四年も経っている
夢の中では
事務所の引っ越しだ
とうに辞めたはずの
人と待ち合わせしている
おれも辞めるんだよ
なのに
引っ越しを
手伝わされる
夕方の
六時か
夜の
七時
遅れて
きみは来た
久しぶりだね
段ボール持ってよ
食事を
しよう
店を
頭で探しているうち
目が覚めた
これは
いいほうの夢
起きた時
切ない気持ち
ここ数日
寝落ちしている
パソコンを前にして
三時ごろ起きる
水槽を照らしている
LEDの不自然な明るさ
窓際に
不夜城があった
終電前の
歌舞伎町で
松屋のカレーを
かきこんで
いた時
不夜城の
何たるかを知った
あそこには
いろんな人がいた
そういうところが
城なのだ
スロットで
万枚だして
時間をかけて
万枚は減った
いってこいってやつね
上に行って
下に下がる
そこには
プロセスと失望がある
とか
なれないこと書き始めると
詰まるんだよな
身の丈
身の丈
カチッと構築された
虚構を
読みたい季節が
長く続いた
いまでも
そういうものを書きたい
だから
反対のことをする
いつかきっと
反転する
今までもそうだった
でも
そうなるとも限らない
ならなければ
それでもいい
絶えず
変わっていたい
今迄をくしゃくしゃ
丸めて
次の紙
テーマが
一貫していると
読みやすく
安心
だから
何を言いたいか
わからんようにする
それでも
印象だけ
残る
それが
ほんと
厄介なんだ
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