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貧困妄想 わたしのnote遍歴5

みぞおちのあたりがわだかまる。そのあたりを心窩部というのを仕事で知った(実際はみぞおちの少し上あたりか)。心がもやもやする感覚を濃縮した感じ。

懸命に心が晴れるイメージを探した。劇的に相場が思う方向へ行くシナリオ。二年後には元通りになっているという長期的な希望。それに対して、これから高校受験を迎える子の費用 自分の自由になる金銭が一銭もないという閉塞感 次々壊れてゆくヒーターや冷蔵庫といった耐久消費財の買い替えのイメージ。良い方向はおぼろげに 悪いイメージはより鮮明に 確固として心に迫る。息が浅くなる。食欲が薄まる。夜が怖い。

心から生気が抜けてきた。ネガティブイメージとの闘いで一日を過ごした。しかし 悪くなる一方だった。精神に悪いのを承知でネットを一日中見ていた。だが 何も安堵にはつながらない。

その頃はもっぱら貧困妄想に取りつかれていた。アーリーリタイアについてはそれこそ 精神科に通い始めたころから意識して 準備してきた。ライフイベント表を作り いくつまでにいくら と綿密な計算を重ねてきた。そして いよいよ職場が早期退職を募集するに至り 目標額に達したので手を挙げた。それが52のとき。それから一年も経たずにこんな心境になろうとは・・・



体験者の話では 長年の勤めを辞めて一年過ぎが 一番精神に変調をきたすらしい いろいろな不安が一気に押し寄せると

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