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投稿詩集

ここ最近の現代詩手帖はかなり借りつくしてし
まった 美術の特集 短歌俳句の特集などは
面白かったし 稲川方人ら三人の詩人による
詩書批評なども面白かった 批評よりも対談
鼎談の方が何というかライブ感があって面白く
読める ただ もうちょい校閲には気を付けて
欲しいと思う それは作りての問題 もうちょっ
と物というか常識を知っていた方がいい

で ポエトリーリーディングと 私 朗読苦手
聞くのもむずがゆくて駄目 今の詩人の朗読
聞いたことないのだけれどなんか入り口に入っ
ていけない プロの役者が読むなら安心なのだ
けれど 多分詩人は色々と工夫を凝らして読む
だろう それが多分駄目 個性が多分こそばゆ
い 実際に聞いてみたら印象が変わるかもしれ
ないけれど ユーチュブあたりに上がってるかな
そういえば昔 文士劇ってのがあったみたいで
そんなこと関連して思う ビート詩人アレンギン
ズバーグの朗読の映像は見たが 英語で
何を言っているのかわからなかったので単に
音としてだがかっこよかった 声と抑揚 英語の
音楽性 日本語の音楽性が今一つ信用できな

とは別に 現代詩手帖賞 一年の投稿詩のな
かから選ぶ その選評がよかった 小池昌代
岡本啓両詩人の選考だったが 幅広い詩に
目が行き届いている感じで 色々なタイプの
詩が採られていた ユニークな作品が結構あ
った しかし 詩壇には受け入れられなさそう
なものも多い 私なんぞはそういう作品の方が
好きなのだが おそらく選に漏れた作品の中
でも読ませるものが多分に含まれているに
違いない

考えたが その一年の投稿詩集 刊行すれば
いいのに 詩手帖本欄よりもおそらくユニークで
壊れた しかしながら印象にはしっかりと残る
そんな作品が日の目を見ぬまま埋もれてしまっ
ているのだろう 採られる作品はその年の選者
によって傾向が違うだろう しかし 選者がかわ
っても載り続ける人もいる 投稿詩は宝の山
なのではないだろうか意外と 意外と言っては
失礼か しかし とんでもないものを書く人がい
る そういう詩句を幾つも見かけた 作品全体
となると疑問符がついたとしても どきりとする
一行が光る 投稿詩人というのはそこが身上
だろう 得てして初物が何事も美味などとは
言えないけれど

その一年の投稿詩人のアンソロジー 当人は
もとより詩の愛好者作者には刺激となることう
けあい 50人 ひとり掲載3万の持ち出しで
採算できるのではないだろうか 費用的には
それで多少なりとも活性化が図れるのではな
いか ビジネスとしてもマイナスにはならない
だろう

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