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緊張感

緊張感

緊張感をもって、事物に当たってほしい、以上。訓辞でおなじみ、緊張感。

緊張感がないと、たるんでいる、ということになるのだろうか。緊張感をもって、というと、細かいことにも注意を払って、いつものことだからと慣れないように、失敗が許されない崖っぷちにいるようなつもりで、などの意味をひとくくりにしていると思うのだが、ほかに何か思い当たりますか。

緊張でがちがちになるというとリラックスしてといわれ、リラックスしていると緊張感を持って、言われ、なんだか、世の中面倒なことである。

緊張するというと、人前で物事を発表したり、大切な商談に望んだりと言ったシチュエーションが目に浮かぶ。そんなとき、若手にあえてそれをさせるに当たり、きちんと台本形式で自分の話すことをすべて話すとおりに一度書き出してみることを指示した。そして、一度、その通りに話させた。これ、指導法としては誤りだったのだろうか。緊張は自信のなさからくるとの自己分析により、この結論に至ったのだが。

勉強についても文系科目は一度すべて、教科書を写経ならぬ写書して見るといい、と思っている。時間はかかるし、効率も悪いが、暗記科目については有効だと思う。まあ、テクニックにすぎないと言われれば身も蓋もない。

自動車の運転もある程度緊張感が必要ではあるが、がちがちに緊張したペーパードライバーの部下の隣に乗ったときは運転者以上に緊張した。どうにも逃れようのない緊張感だった。

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