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あなたの書くものは詩じゃない

よく あなたの書くものは詩じゃない
っていう人がいるらしいんだけれど
詩ってなんだって話なんだけれど
心の持ちようだと思うんですよね
だから私がこれは詩です と思って
書いたのならばそれは詩であり
詩に自信が持てなくて書いているもの
は詩のように見えてもこれは詩
じゃないんです と言えばいいんだ
と思います

っていうか私別に詩が普通の心情
吐露より上だとは思わないしいくら
詩を気取って気難しく書いたとしても
作品の出来はそればかりでは決まらない
と思うのね そもそも誰が評価して
くれと言ったかって話でもあって
これは詩じゃないよ って言うなんて
どこにそんな資格があるのかっていう

うちのエアコンはダイキンの結構いい
奴でまだサラリーマンの頃に買った
ものなんだけど 消す時に妻が
吹き出し口を背伸びして押さえてないと
キチンと締まらないようになってしまって
で 妻が いいよ っていったら
リモコン切って っていうんだけど
必ず いいよ っていう直前にリモコンを
切るんです だって お決まりでしょ
それを何回か繰り返して もういい
って娘にリモコンを預けると 今度は
いいって言ったとき 娘がスイッチ
長押しして訳の分からない羽が
開いてしまうというね
除湿も加湿もいらないんよ ただ
部屋が涼しくなっても一定の冷風
が ふき続けてほしいんだよ

でですね この 一定の冷風って
のが私の思う詩なの その人なりの
その冷風が 独自でなくてはいけないの
そこが一番肝心で レトリックや
喩なんて単なる技術に過ぎないの
だが そこを極めるなら突き詰めて
もはや日本語を越えていないと
面白いと思えないの

それでね そうなるともう詩かどうか
なんてどうでもよくてね 詩を書こうなんて
カッコつけたくなくなってくるの
恥ずかしいことしたくなくなってくるの
私はね 詩を書くなんて恥ずかしくて
昔の仲間に言えないの 言わないし
会う予定も全くないのだけれどもね

トップハムハット卿に
逆らったトーマスはソドー島
から追放されて
暴走機関車として深海を
暴走し 富士急ハイランドで
トップハムハットヘの
復讐に機関を燃やす
しかし
心と言うものが人間より薄い
ので トップハムの顔を
忘れ 復讐心だけが
内燃機関の中を渦巻く

こんな感じの復讐でもあるんですね

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