ギターソロ

ギターソロ

ジョンレノン
好きだけど
抱かれたくはない
抱きたくもない
深い方の
抱く
ね

ジョンレノンの
歌声と
曲が好き
生き方も

ヨーコが
ジョンに
手を焼いて
人に
ジョンを託した
事実は
知らない
知らないで言うのが
ゴシップ

リンゴと
キースムーンと
ロサンゼルスで
酒浸り
違ってても
レポートではないので
ツェッペリンと
キースムーン
だっけ

ボンゾも
ジョンも
キースムーンも
死んでもう
四十年?

その頃から
まだ同じ曲
聞いてる

この先
二十年
同じ曲
聞いていそう
忘れなければ

普通なら
忘れないな

いろいろな詩を
読んだけれど
わすれないのは
どの詩だろう

入沢康夫
ワレラノアヒビキノ場所
キラキラヒカル
暗唱している
訳ではないが

瀧口修造
妖精の距離

西脇順之助
って誰だ
順三郎だ
旅人かへらず

松浦寿輝
手紙

他にもたくさん
水門聡の詩
松井信弥(音弥?)の詩

一字一句ではなく
イメージで
覚えている

イメージが
湧かないと
覚えられない
覚える記憶力もなくなった

だからこそ
イメージの湧かない
物を書きたい
それ
どんな世界だろう
イメージがわかない
わからない

マラルメ的
フロントは
もうあきた

別の新しさは
古臭いかもしれない

ジョンレノンと
そのファンの
交合を
間近で
ポールが
見せられた

と
ポールが言った
というのを読んだ

どういうシーンだろう
セックス
という言葉が
好きではない
できるだけ
書くのを避けてきた
その言葉

車谷長吉なら
まぐわい
と書くかな
村上春樹なら
寝る
かな

北園克衛は確か
セックス
と書いていた

セックスする
と書く
女性は
たくさん見た
男性の方は
気にしていなくて
読み流してる

抱きたい
と
言ったら
どうなっただろう
何回か
逃して
今に至る(ウソ

ジョンレノンに
戻して

戻さない
ギターソロで
終わる曲