【地獄は地球外の星にある(妄想)説】

地獄はどこにあるか?距離で妄想するとですね。

地獄までの距離は様々な解釈がありますが、面白いと思ったのは、経典に記載される距離の単位「由旬(ゆいじゅん)」が、太陽の1/51だとするものです(同じ基準で月は1/50とされ矛盾しますけども)。ここから計算すると。

太陽の直径は1,392,700km:1由旬は約27,308kmとなります。

この距離感覚の仕組みの面白いところは、由旬がかなり光の速度単位に近いことです。光の速度は秒速29,000kmです。1由旬が約27,000kmなので、実際には2,000kmも違うのですが、宇宙の距離感覚なんてないだろう時代の人が、光の速度に寄せてきたのは奇跡的ですよね?

天文学風にいうと1光分(光が60秒で到達できる距離)は60由旬に当たります。
最初の地獄【等活地獄】までは地下1,000由旬ですから、16.666光分の距離で、27,308,000km
地球の直径は12,742kmなので、地球から約27,295,000km飛び出した距離となります。地獄が地下にあるとするとですね、こんなイメージです。
そうするとですね。等活地獄は、22,790kmのところにある火星に近いですね。

でも、地獄は「八大地獄」と言われるように、その下に7層あるんです。そして一つの地獄の広さは19,000由旬(316.666光分)あるそうです。そうすると、地球から等活地獄の果てまでは380,000,000km(3億8千km)! 光の速度だと333.333光分です!


最後の地獄【阿鼻叫喚地獄】までの距離は、それぞれの地獄の広さから計算すると、等活地獄からは1,452,588,000(14億5258万8千 )kmあるってことになり、地球からは1,832,588,000(18億3258万8千)kmになっちゃいます。惑星で言うと土星(12億〜16億km)のちょっと先に当たります。

でも、経典には、阿鼻叫喚地獄までの距離は「2万由旬」と書かれているそうなので、その数字が正しいとすると、546,160,000(5億4616万)kmになります。だいぶ減っちゃいました(笑) 位置的には木星(約7億5000万km)の手前ですね。

因みに、経典には「月の直径は50由旬」ともなっています。「太陽と1由旬しか違わないのかよ! 」って感じですが、そこはぐっと堪えて計算しますと、月の直径は3,374kmなので、一由旬は67.5kmになり、等活地獄までは67,480km地球の5.3倍とぐっと身近になります。

そして、古代の距離感覚から算出すると、最初の地獄の位置は「地球の中心くらいになる」という説が一般的です。


まぁ、そんなこと言っても、1km=1円でお金に換算するとオリンピック予算(2兆円)からすると大したことないですけどね。



で、で、でですね。まだひつこくお話しますが、これらの距離はあんまりアテにならないわけですよ。そこで、他の手段はないか考えたわけですね。こっからが本番ですからね!


地獄に落ちた人が、地獄から輪廻転生する機会を得られるまでの時間(刑期)はどのくらいかというと、一番軽犯罪の【等活地獄】で、1兆6,653億年かかるそうです!

だいぶオリンピック予算に近づいてきました。

そして、最下層の【阿鼻叫喚地獄】では、682京1千兆年かかるのだそうです。

もう、なんだか具体的にはわからないですが、これらの換算は、「地獄での1日が人間道の1日と違う」からなんだそうです。

つまり、記載されてる距離がアテにならないのならば、この刑期から距離を割出す方法もあるわけです。

一番近い【等活地獄】では、1日は四天王の1日の500年分だそうです。四天王の1日は人間の50年分なので、人間道の912万5千日に当たります。
500×50×365日ですね。太陰暦では1年の日数は太陽暦より短いのですが、閏月で調整しますから100年単位では365日として計算します。
それに地球の円周4万kmをかけると、等活地獄が地球を中心に回転している円周の長さがわかります。

その周回距離は3,650億kmです。円周率の2倍の6.28で割り、地球からの距離を換算すると・・・58億1千万kmになります。
太陽系の惑星で言うと、一番遠い冥王星までが約48億km!

次の地獄【黒縄地獄】は、周回距離1兆460億km。地球からの距離は約2324億5千万kmになります
その下の【衆合地獄】までは約9299億3500万km。
その下にある【叫喚地獄】までは3兆720億km。
ようやくオリンピック予算を超えましたましたね。
さらに下の【大叫喚地獄】までは14兆8789億8千kmあります。
でも、安心してください、太陽系の直径は30兆kmあると言われていますから。

ここからが太陽系脱出です!

【焦熱地獄】までは58兆5159億2千kmあります。太陽系の直径の倍くらいの距離ですね!
次の【大焦熱地獄】までは238兆637億km
最下層にある【阿鼻叫喚地獄】までは、1487兆8981億km!
これは約156.6光年に当たります。

だけど、大丈夫です。銀河系は直径が10万光年あるそうですから、セーフですね。何がセーフかというと、銀河系の外まで行ってしまうと、その距離は加速度的に広がっている可能性があるからです。その件は前回の妄想でお話しましたね。

総合するとですよ、全ての地獄は銀河系内にあり、「地獄に落ちる」と言うことは、銀河系の一部分、1/638のスペースに含まれるであろう、約6億3万個の星のどこかに生まれ変わっているわけです。


そしてですね。神様が全宇宙を操っているならば、仏教だと大日如来的なスケールならば、地獄に行くと言うことは「地球から出ていきなさい」ってことになるわけです。

そうするとですよ、苦労して他の生命体の存在する惑星に行くと、そこは地獄の様相ってことじゃないですかね!?

だから僕は惑星移住は反対です。

*算数がにがてなので計算、惑星の距離が間違っていたらごめんなさい

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