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マイクロモノづくり

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マイクロモノづくりとは、「自分が本当にやりたいコト」に気付いて、それをビジネスにしていく概念で、結果として少量のニーズになるのかもしれないけれど、高付加価値、高利潤のモノづくりを…
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#ベンチャー

マイクロモノづくり概論/28,805文字

マイクロモノづくり概論(1): 自社商品で失敗したことある人にやってほしい「宝探し」 私たちが「マイクロモノづくり」と名付けた新しい製造業の概念を提唱し始めた2010年頃、それは「下請け主体の中小規模企業(町工場など)が自社オリジナルの商品を生み出すこと」だと考えていた。しかし、「何のために、自社オリジナルの商品を作ることが必要なのか」といえば、それはビジネスのためではないのか。今や、従来と同じ考え方や手段ではビジネスを継続できないため、何とかしようと考えた結果、「自社商品

「モビリティを通じて次世代に夢を提供するため、空飛ぶクルマの開発に情熱を傾ける」株式会社SkyDrive 福澤知浩さん

●ご挨拶と出演者紹介  三木:マイクロモノづくりストリーミング第172回、本日はシンガポールのSkyDriveのオフィスからお送りしております。というのは冗談で、早稲田にあります非常に眺めの良い株式会社SkyDriveのオフィスから福澤さんと共にお送りしております。 福澤:よろしくお願いします。 ●enmonoとの出会いとクラウドファンディングについて三木:福澤さんと我々の出会いはどういう出会いでしたっけ? 宇都宮:クラウドファンディングの時?2014年末? 福澤:

「たった一人で月面探査車を創りNASAのプロジェクトに採用されたエンジニア」㈱ダイモン 中島紳一郎さん

●ご挨拶と出演者紹介  三木:2019年新年明けましておめでとうございます。本年もマイクロモノづくりストリーミングやっていきます。第174回、本日は株式会社ダイモンの中島さんが開発された月面探査車について色々と伺っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 中島:よろしくお願いします。 ●中島さんの自己紹介、自動車会社ゼクセルのベルギー時代 中島:zenschool17期生の中島です。自己紹介を簡単にしますが、私は今52歳で会社を起業して8年目になります。会社

第140回MMS(2016/11/07対談)「高専で学んだ機械設計と大学で学んだデザインを活かしてメイカーズ支援をするご主人&オリジナル製品を企画から販売までする奥様」後編 株式会社ATHA(アタ)代表 白川徹・彩ご夫妻

本記事は2016年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ▶前編より続く。●ATHAがサポートした製品について② 三木:はい、ということで後半は奥様の立ち上げてらっしゃるブランド『stellation』のブランドの話と、あとこちら円筒状のモノのお話をちょっと伺いたいと。まずこちらの円筒状のモノは何でしょうか? 白川徹:これ試作機なんですけど、サービス名、商品名『kakaxi(カカシ)』っていうモノでして。 宇都宮:モノだけじゃないってことで

第140回MMS(2016/11/07対談)「高専で学んだ機械設計と大学で学んだデザインを活かしてメイカーズ支援をするご主人&オリジナル製品を企画から販売までする奥様」前編 株式会社ATHA(アタ)代表 白川徹・彩ご夫妻

本記事は2016年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●MMS本編三木:はい、ということでマイクロモノづくりストリーミング第140回本日も始まりました。本日は株式会社ATHAさんのほうにお伺いしまして、白川ご夫妻に新しいモノづくりということで、メーカーさんという立場の方をサポートされるお仕事と、ご自身がメイカーズという奥様のお話を色々伺っていきたいと思います。 ●マイクロモノづくりとの出会いについて三木:当社と白川さんの出会いはもう5年ぐら

「日本生まれの空飛ぶ車”SkyDrive”をつくるプロジェクト」 Cartivator代表 中村さん

本記事は2015年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono 明けましておめでとうございます。第96回マイクロモノづくりストリーミングは、御茶ノ水の「TAMコワーキングスペース」からお送りします。ゲストはCartivator代表の中村さんです。 Cartivatorは空飛ぶ車「SkyDrive」を開発する、若手エンジニア団体です。本日はSkyDriveプロジェクトについてお話を伺いますが、現在、クラウドファンディングでプ

「生体認証・静脈認証の技術を使ったセキュリティシステム を開発した元ソニーの熟年ベンチャー」 (株)モフィリア 天貝佐登史さん

本記事は2014年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono 本日は、株式会社モフィリアにお邪魔しています。社長の天貝さんです。 天貝 よろしくお願いします。最初にお会いした時は会社を立ち上げてまだ8ヶ月頃で、それから苦節3年、やっと息がつけるようになりました。 enmono 天貝さんはソニーで、aiboなどのロボットや生体認証技術に携われて、独立されました。 天貝 研究所でやっていた指静脈認証技術を事業としてインキ

「日本発!人にやさしいロボットマニピュレータの実現化」ライフロボティクス(株)尹祐根さん

本記事は2014年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono ライフロボティクス株式会社について、ご紹介をお願いします。 尹  弊社は、人とロボットの共生を目指しています。それに向けた最初の取り組みが、単純作業の置き換えです。現在、ロボットアームNECOを開発しています。これは、人々の単純作業を代替するロボットです。 enmono しかし、ロボットの導入には、さまざまな障害があります。 尹  はい。まず、安全性が確保

第142回MMS(2017/01/13対談)「成功報酬型システム開発でスタートアップエコシステムの一翼を担う」後編 株式会社ブイ・フォース代表取締役 佐藤 光一さん

⇒前編からの続きです。●マイクロモノづくりについて 三木:後半は我々マイクロモノづくりという考えに基づいて事業を行ってるんですが、実はブイ・フォースさんもマイクロモノづくりっぽい考えのシステム開発会社さんかなと思っていて、レベニューシェアは小さく始められることとかあると思うんですけど、何かご自身の会社で意識している指針とかありますか?そういうマイクロモノづくり的な小さく始めるとか 佐藤:全体的にスタートアップの土壌がそうあるべきなのかなとちょっと最近思ってきていて、孫泰蔵

第142回MMS(2017/01/13対談)「成功報酬型システム開発でスタートアップエコシステムの一翼を担う」前編 株式会社ブイ・フォース代表取締役 佐藤 光一さん

●ご挨拶と出演者紹介 三木:皆様2017年明けましておめでとうございます。本年もマイクロモノづくりストリーミングをよろしくお願い致します。本日は第142回マイクロモノづくりストリーミングを収録しております。(2017年1月13日)司会は株式会社enmonoの三木でございます。本日はブイ・フォースの佐藤社長をお呼びしています。システム開発のお仕事をされており、最近はIoTのお仕事も増え、システムとハードウェアのことなど色々お話を伺っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いし

「大学教授とベンチャー企業経営の傍ら、手作りの東風笛(こちぶえ・竹製の笛)でアレンジ曲の演奏を楽しむ」後編 東京理科大学薬学部生命創薬科学科 和田猛教授

本記事は2016年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 前編からの続きです。 ●一本一本が個性を持ったオリジナルenmono三木 後半はせっかくこちらに笛をいくつもお持ちいただいていますので、先生に一曲。 和田 じゃあ短いヤツを。「ロンドンデリー・エアー」というスコットランド民謡のさわりを。 ※演奏 三木 ありがとうございます(拍手)。 enmono宇都宮 こんな間近で聴けると気分が違いますね。 三木

「大学教授とベンチャー企業経営の傍ら、手作りの東風笛(こちぶえ・竹製の笛)でアレンジ曲の演奏を楽しむ」前編 東京理科大学薬学部生命創薬科学科 和田猛教授

本記事は2016年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●大学で創薬の研究をしつつ、ベンチャーを創業し、笛も作って演奏するenmono三木 はい、ということで第131回マイクロモノづくりストリーミング本日も始まりました。司会は株式会社enmono三木でございます。本日は東京理科大学にお邪魔しまして、和田先生の研究室で色々と楽しいお話をさせていただければと思います。和田先生、よろしくお願いします。 和田 こんにちは。東京理科大学薬学

「IoTベンチャー向けに、ハード+ソフト+システムを網羅する品質保証体系の構築支援を提供する」(株)コルプ 代表取締役 吉田貴洋さん

本記事は2017年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●ご挨拶と出演者紹介 三木:第157回マイクロモノづくりストリーミング本日もスタート致しました。本日も司会は株式会社enmonoの三木でございます。あと声の出演で… 宇都宮:宇都宮です。よろしくお願いします。 三木:本日は株式会社コルプの吉田さんにお越しいただきまして、吉田さんはzenschool卒業生ということで… 吉田:そうです。 三木:某光学機器メーカーを経て会社を設立され

「モビリティを通じて次世代の人達に夢(=能力の拡張)を提供する」Cartivator代表 中村翼さん

本記事は2017年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●ご挨拶と出演者紹介 三木:第152回マイクロモノづくりストリーミング本日も始まりました。本日も司会は株式会社enmonoの三木でございます。本日はCartivatorの中村さんにお越しいただきまして、空飛ぶクルマの開発について色々お伺いしていきたいと思います。よろしくお願いします。 中村:よろしくお願いします。 ●中村さんの自己紹介と会社紹介三木:中村さんには約2年前こちらの番組に