見出し画像

第1回プラ資源循環に係る意見交換会

2月29日(木)14時~ 全産連会議室にて、全産連女性部協議会とクリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)共催で、動静脈連携におけるプラ資源課題共有をテーマに意見交換会を実施いたしました。

全産連女性部協議会からは二木会長、東久保副会長、プラ資源分科会メンバーが参加しました。(静岡県女性部会 海野部会長、茨城県女性部会 小嶋さん、東京都女性部 木村さん、香川県 三好さん)

全産連女性部協議会プラ資源分科会メンバー

CLOMAからは、、花王株式会社 田村 英子様、TOPPANホールディングス株式会社 高野 裕子様、ネスレ日本株式会社 嘉納 未來様、三菱ケミカルグループ株式会社 柴田 美奈子様、(CLOMA事務局 出向中)、イオン九州株式会社 武富 恭子様(オンライン参加)、味の素株式会社  遠藤 清佳 様(質問回答のみでの参加)、一般社団法人産業環境管理協会 向中野裕子様にご参加いただきました。

意見交換会の様子

冒頭に、お互いの課題感などを知るために(公社)全国産業資源循環連合会 室石 泰弘専務理事から「プラ資源循環を取り巻く業界課題と動向について」、CLOMA事務局 技術統括の柳田康一様から「海洋プラスチックごみ問題に挑む企業アライアンスの取組み」と題してそれぞれプチ講義をしていただきました。

全産連 室石専務理事
CLOMA事務局 柳田氏

その後、再生材の利活用について、女性部会側からの事前質問をベースに動脈側が感じている課題について、意見や情報共有していただきました。

また、動脈産業が、再生材の利活用を考えたときに、静脈側からの情報の何を必要とするのかなど、情報共有を中心に静脈産業の情報収集の難しさなどの意見交換をしました。

そして、消費者の行動変容を促す取り組みについても聞くことができ、環境教育の分野などでも、連携の可能性など、前向きな意見も出ました。

その他、動静脈連携を進めていく上での課題解決のために取り組むべきこととして、動静脈間のコミュニケーション強化の必要性、プラットフォームの構築、静脈側の意識改革の必要性と業界の底上げなどの意見も共有することができました。

今回のように、動脈側と静脈側がお互いの事を知るという試みは、初めてのことで、参加された皆さんは、「とても貴重な意見がたくさん聞けた。」「知らないことがたくさんあって驚いた」という意見の他、「こんな機会が欲しかった!」「今後も情報交換できる機会を持ちたい」というとても有意義かつ前向きな意見交換会でした。

一昔前では、静脈産業は「1円でも安く廃棄物を処分してくれればいい」という見られ方が強い印象でしたが、今回は皆さん「良きパートナーとしてお互いにこれから協力できることを見つけていきたい」という気持ちが前面に出ていて、ありがたいな~と感じたとともに、やっと、私たちに動脈産業が歩み寄ってくれる時代になった。と感じました。

また、今回はオブザーバーとして、環境省環境再生・資源循環局廃棄物規制課 総括補佐 栗栖 雅宜氏、 総務課リサイクル推進室 課長補佐 彦坂 早紀氏にもご参加いただきました。

環境省廃棄物規制課 栗栖氏
リサイクル推進室 彦坂氏

環境省のお二人からも「動静脈連携を進めていく上で、このような機会に参加できたことはとても気付きが多かった」という感想もいただけました。

そして、この機会を1回だけで終わらせるのはもったいない。という意見も多く、すでに第2弾を現在計画しているところです。

時期も内容もまだ未定ですが、この意見交換会がプラ資源の再生材の利活用や、動静脈連携を進めていくべく、新しいこにゅ二ケーションの在り方を考えるきっかけになったと思います。

業界マスメディアも4社(環境新聞、産業新聞、循環経済新聞、プラジャーナル)が取材に来てくれました。

全産連女性部協議会では、プラ資源分科会の中心に引き続き、プラ再生材の利活用について活動をしていきます。

意見交換会メモは全産連女性部協議会のコミュニティサイトにて
メンバー限定に公開しています。(登録は女性のみです)

全産連女性部協議会では、コミュニティメンバー募集中です!

↑画像をクリックするとコミュニティサイトにアクセスできます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?