Alirioさんの作品


優勝者へ送るトロフィーたち

9月9日、10日の町のフェリアで行ったジャムコンテストでは、来場してくれた人に、ジャムのグループ別に自分の好きなものを一つだけ選んで、投票してもらいました。 そしてグループ別に選ばれた上位3つのジャムを、料理のプロが二次審査を行って金、銀、銅を決めることになっています。
栄えある金賞の人に用意しているのが、この小鳥の彫刻です。 通常、プラスチック製の楯などが記念品として使われますが、手作りジャムには”手作り”が向いていると思って、わがままを言って採用させてもらいました。
作者のAlirioさんは、数年前にエクアドルの日本大使館が後援した手工芸作家を支援するイベントに県からただ一人選ばれたと、いつも自慢しています。


納品してホッとしているAlirioさん

農作業の傍ら、自宅の玄関先で機械を使わずに小斧やノミで作っています。エクアドルには様々な種類の鳥が生息していて、この地方の小鳥を主な作品の材料にしているそうですが、その他の動物たちも見せてもらいました。


玄関前の作業場にて

Alirioさんとは、他の人以上になかなか言葉が通じないのですが、いつも懇意にして頂いています。 以前にはギターの弾き語りを聞かせて頂きました。地元に伝わる歌だそうですが、Alirioさんがいなくなったら消えてしまうのではないかと、今から少しさみしい気分がしています。


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