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寛骨(骨盤)の矯正動画

骨盤という名の骨は無く、厳密には寛骨・仙骨・尾骨の3つの骨を総称して、骨盤と言い表しています。

骨盤傾いてますねと言われても、3つの内のどの骨がどのように傾いているのか分かりませんので、本来プロは上記のように表現しません。
ただ、専門外の方が聞いても伝わりにくいので、骨盤と表現します。

骨盤とはお椀だと考えて下さい。
上体はお椀に張った水だと考えて下さい。
お椀が傾けば、水は下に流れ落ちてしまいます。
そのまま流れるとは転倒するという事なので、上体は立て直そうとします。
なので、骨盤と接続されている脊柱に過剰な負荷が掛かってしまいます。
骨盤が傾くという事は、頸椎・胸椎・腰椎のどれか、はたまた全てにズレを発生させます。
なので、骨盤の重大度は高いのです。

今回動画に協力して下さったクライアントは、慢性的に寛骨の右側が後傾致します。
私と近い症状をお持ちなので、恐らく椎間板ヘルニアをお持ちなのだと予測出来ます。

後傾化した寛骨を矯正してみます。
先ず、右足を持ち上げ、私の左足を差し込みます。
前傾させたいので、ベッドとの空間を作りますね。
そして、左側を持ち上げ、平行の状態を作ります。
その状態から、右側の寛骨を押し入れ、前傾させます。

整体に限らずですが、施術の効果や速さは、受け手の習得度も大いに関係しております。
お互いの息を合わせ、脱力が上手な方は、施術側も触りたい到達点まで早く達する事が出来ます。
緊張され反射で押し返されてしまうと、前傾させたい位置まで寛骨を戻せません。
勿論施術側の技術が大多数を占めますが、受け手の脱力が更なる精度を増します。
極力痛みを与えず軽く触れ、早く痛みを取り除いて差し上げたいと考えておりますので、お互いの協力が必要だと考えております。

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