📕35_365冊目📕

ハック思考
須藤　憲司

「２ステップでハックして、劇的に成果を上げる❗️」

成果とは”時間”✖️”お金”

ハックするためには
「人と違う規則性や法則を見つけて」
「その規則性や法則を構成するシステムの隙間に入り込む」

○”問題”の＜所在＝本質＞を理解し、改善に当たる

レオナルド・ダヴィンチは、上手く人を描くために ”人体構造” を深く学び、自らの作品に投じた。

【日本が直面する３つの問題点】
　１）全員VUCA時代
　V ⇨ Volality（変動制・不確実さ）
　U ⇨ Uncertainry（不確実・不確定さ）
　C ⇨ Complexity（複雑性）
　A ⇨ Ambiguity（曖昧さ・不明瞭さ）

大きな変革が起きる時代の節目を生きている

　２）強制的にガラガラポン
　
　大きな時代の節目に於いて、企業単位の存続ではない業界や社会の構造
　そのものの変化が起きる。
　人生において “３〜4回” は、ギャンプルに近い選択に迫られることになる。

　３）人口減少＊働き方改革
　企業が使える労働力（人数＊時間）は低下していく

「既存の解決策で解決できない問題が生じてきたら、自分たちの立っている土俵を疑うべきだ」

バンクシーは、博物館に自分の絵を置いてきた。
⇨盗まれないように設計された博物館のシステムを逆手に取ったユーモアに溢れたアイデア

【世界をHackするための２ステップ】
○偉人とは
「世界を世の中の人と違った目で見ていて、その視点に後から世界が追いついてくる」人のこと。
⇨世界は疑ってみた方が良い

○どんな世界でも生き残っていくために ”知識” をインプットして ”知恵” を練れるようになれ❗️

○世界を疑う ”４つ” の察する力
　
　観察｜出来事に目を向け、事象をキャッチすること

　考察｜観察から規則性や法則を見出すこと
　推察｜考察から見つけたフォードバックの転用先を見つける

　洞察｜上記３つから、全く異なる因果関係を導き出す力

○答えはインターネットが知っている。
　大切なのは、質問する力

○物事の因果関係を正しく把握しろ
　売れるから良い商品棚に並ぶわけでなく、良い商品棚に並んでいるから売れている

○ニュートンはリンゴが<落ちる>という事象から、全てのものは<引っ張り合う>という答えに辿り着いた。
　言葉をうまく変換させたことが、大きな発見につながっている

○３つの眼で物事を捉えよう

○３つの眼を使いこなして、多角的に事象を捉えよう
　鳥の眼：高い視点　広い視野　全体観
　虫の眼：深い視点　狭い視野　詳細把握
　魚の眼：流れを読む　客観視　相対性　大局観

○ビジネスモデルとして ”強い” モノは何か？

１）宗教
⇨人の信仰心に根ざしているので、人がいれば市場開拓が可能

２）賭博
⇨人の欲や中毒性に根ざしているため、宗教と同義

３）資源
⇨地球に存在するものを採掘しているので、原価はタダ

４）国家
⇨生活の中にある当たり前に税金という名の手数料をかけているので、頑張らなくても売り上げが上がる

◆言い換えると◆
「市場成立のハードルが低く、裾野が広く、原価がタダみたいな物で、普通の生活に当たり前に存在する物や行動に手数料をかけて仕舞えば、絶対に儲かる」

＜信仰心＞ ＜中毒性＞ ＜資源＞ ＜国家＝組織＞

○マイクロクライアントを大量に集め、データを使って儲けろ

○バブルは必ず崩壊する（流れを読め）



○ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの言葉
「僕の言葉の限界は、僕の世界の限界を意味する」

⇨言葉にできないことは、他者に説明できない為、具体化できず、価値が無い

○雰囲気とコピーライティングで五感をHackしろ

○お金と時間を抑えろ

⇨マーケティングの ”4P” の内、最も強い物は「Place＝場所」

　売れる場所、人気のサイトなら、商品の質や広告などが至らずとも、売れる！

※お金と時間が等価交換であることを認識し、ユーザーに価値を体感させること

○最高のチームの作り方
１）ビジョンを掲げろ
２）事業計画を練り込め
３）商品戦略と営業戦略を分けて、徹底的に練れ
４）上記を遂行するために必要な人材の採用・配置・循環を行える環境にせよ
５）全てがスムーズに機能する ”風土＝価値観” をチームに蔓延させろ

○リーダーとマネージャーの違いは ”任せ切る” かどうか。
責任を負わせ、決定権を委ね、成功も失敗も全て任せきれ！

○自分の言葉や意志は、せいぜい50%程度しか伝わらない
縦の構造を増やせば増やすほど、ビジョンは不透明になり、意志は伝わらない
⇨出来るだけ、横展開かつ少人数のチームを複数作っていく

○絶対に伝えたいこと以外、伝えるな
⇨メッセージが他の物に同化し、自分の意図したものが伝わらなくなってしまう

○”諦め” から全てが始まる
⇨自分にはできない事があると認めた瞬間に、それが出来る人間を必要と考え、自身の考えや行動が変化する

○世界はあるべき姿に向かって落下し続けている
抵抗勢力になって、重力に逆らうより、引力を活用し、みんなよりも早く落下し、あるべき姿をいち早く受け入れろ

○給料は総額ではなく、時給で計算しろ
自分の価値を正確に把握し、１円でも高く自分の時間を売れ

○量は質に転化する（量は質を凌駕する）

出来るようになりたいこと、なりたい姿があるなら、そこに向けて誰よりも行動しろ

○チームは「性弱説」で作っていけ
心が揺らいだ時、パニックを迎えた時、必ず人は自分を守るために嘘を吐く
嘘を吐ける状況を作らないことを徹底的に意識しておけ

○組織のピラミッドを反転させろ

お客様→従業員→現場リーダー→マネージャー→CEO→取締役会
既存の考えをぶっ壊し、一番大切にしたいものを一番優先した組織であれ

○「バカになれ」
できないことを曝け出し、リスクを周りに体感させ、埋めてくれる存在が集まる人間になれ

○ドラクエの主人公は＜戦士＞でも＜魔法使い＞でもなく ”勇者”
⇨誰だってなれるからこそ、主人公に相応しい職業

☆須藤さんが送る 経営者としての５つの言葉☆
〜経営者は想像以上に会社をコントロールできない〜
日々、とんでもない荒波に飲まれるスタートアップ。
そんな状況を乗り越えていくには、「社員皆経営者」ぐらい判断権を委ね、
意識レベルの高い集団であるしかない。
　
〜意思決定よりも曖昧さに耐える時間の方が長い〜

重要な意思決定は、そう簡単にできるものではない。
さまざまなトレードオフを天秤に掛け、意思決定するために、
情報を集め判断するまでに膨大な時間と労力を要する。
しかし、優秀なチームメンバーほど、早期の判断を迫るので、
優秀な人材がいるチームのリーダーは、常に気を抜くことが出来ない

〜現実を見ながら理想を追求していく難しさ〜
組織が目指すビジョンは、そうそう受け入れられない。

そこでへこたれずに、現実の問題を一つずつ片付けながら、
理想に向けて一歩ずつ進んでいく。



〜経営者が一人で100％考えるより、メンバー全員に10%ずつでも
会社のことを考えてもらったほうが、絶対に会社は強くなる〜
ケネディ大統領の演説の１節
「国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国に対して
何ができるのかを考えようじゃありませんか！」

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良いチームとは
・尊敬できて、一緒にいたいと思えるメンバーが集まり
・個々が面白いと思えるビジョンを掲げて
・一人ひとりが、必ずチームのことを少しずつ考えている集団
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〜経営者は顧客やメンバー、投資家など、事業に関わってくれる全員と
対峙できるだけの努力と思考が必要〜
経営とは、失敗の連続である。
経営者は、常に学び続け、数多のチームメンバーと対等に話をする鍛錬を続け、認められない努力を惜しまず、耐え続けること。

○エントロピー
物質の”乱雑さ”
氷の様に凍てついた空間では、エントロピーは少なく、水や空気など、自由度が
高く、流動性のあるものほど、エントロピーは大きくなるという物理法則。

これからの時代、会社が従業員を管理することは難しくなる一方なので、エントロピーを高められる環境を意識して推奨し、高いエンパワーメントを持った人間が集まる集団の居場所になることが、新しい時代の適切なスタイル。