ZenportのZenとは?


こんにちは。Zenportという社名の由来、特に「Zen」という言葉に私たちが込めている意味に焦点をあて、詳しくご紹介してゆきます。

心の平安をもたらす - Peace of mind, in supply chain management
Zenportは、Zenという言葉に「ものごとの本質をとらえ、心に平安をもたらすもの」という意味を込めています。

そもそも貿易サプライチェーンの業務は複雑で、非常にストレスフルです。
生産状況から天候までの様々な状況に対応しながら、国をまたいで多くの関係者と連携し、取引を進めてゆかねばなりません。時には盗難や詐欺などにも警戒しなくてはなりませんし、限られた時間内で書類の一言一句までの緻密な確認が求められます。

そしてこうしたコミュニケーションがうまくいかないと、生産や在庫の調整に支障をきたし、事業のキャッシュフローにも悪影響を及ぼします。

Zenportは、サプライチェーンマネジメントにおけるコミュニケーションの本質をとらえ、それを見える化、単純化します。これによって、本当に必要な情報だけを使ったストレスフリーなコミュニケーションを実現し、これ迄の煩雑さから来るトラブルを解消して、関係者の皆さんの心の平安をもたらします。

新たに世界を捉えなおす - Fresh eyes on the legacy industry
そして私たちにとってZenとは「新しい視座を獲得する」ことでもあります。修行僧があたかも悟りを開くかのように、世界を新しい切り口でとらえ、新たなる本質を見抜くことです。

貿易サプライチェーンの世界では、これまでもデジタル化が叫ばれつつも、今もアナログなコミュニケーションに頼らざるを得ません。

企業間でのやり取りは複雑な上、企業間をつなぐシステムは大規模で高価です。このため、多くの場合、エクセルやメール、電話、そして訪問といったアナログな方法以外に手段がありません。

しかし、一見「複雑」に見える企業間のデータ連携も、裏を返せばエクセルやメールなどで業務を進められる程度の複雑さだ、と言うことはできないでしょうか。

Zenportは、これまでの数百社もの企業様へのヒアリングを行い、エクセルなどのご提供などをいただき、コミュニケーションを分析し、企業間の連携に共通する要素を抽出してきました。

ここでの発見は、やり取りしているデータ自体は複雑ではない、ということでした。複雑だったのは、企業を超えて情報を共有しつなぎ合わせる手作業、そしてそれを行う上でエクセル、メール、電話、SNSなど分散した多数のコミュニケーション方法を行き来するプロセスでした。

このためZenportは膨大な貿易サプライチェーン業務から「企業間コミュニケーション」の部分のみを切り出し、シンプルなデータ構造でこれを標準化することで、多様な企業が同時、かつシンプルに使えるプラットフォームを構築しました。そしてこの製品コンセプトでは特許も取得しています。(特許第6739744号 物流管理装置、物流管理方法及び物流管理プログラム)

多様性を昇華する - “Embrace differences to make a difference”
最後にZenとは「多様な世界をあるがまま捉える」ということでもあります。しかし私たちはそれを超え、力強く飛躍してゆきたいと考えています。世界をあるがままにとらえ多様性を受容するだけでなく、「その多様性から新しい価値を創り出し共生したい」という想いです。

そもそも貿易サプライチェーンは、国を超え、多くの機能や業務に携わる人々が協働して作り上げているものです。こうした多様な人々や業務をさまざまな障壁を超えてつながることで価値が創出されています。Zenportはこの多様性と創造する行為を常にサポートする存在でありたいと考えています。

私たちZenport自身も、貿易サプライチェーンに携わる方々同様、世界各国から、多様なバックグラウンドを持つ人間の集団として発展してきました。その中で、異なるバックグラウンドのメンバーが、それぞれがもつ多様な見方でものごとを解釈し、その議論の中からユニークなプロダクトを創り出してきました。

たとえばZenportの製品コンセプトは、貿易やマーケティングなどのBtoBの世界で20年のビジネス経験のある日本人と、新卒でハワイから来たベトナム系米国人のデザイナの、極めて異なるバックグラウンドを持つ2人が主体となって創り上げました。

長年BtoBビジネスに携わった経験から来る知見と、デザイナの直感的な観点という全く違うリソースを持つ2人が協働することで、サプライチェーンマネジメントにおけるお客様の状況を異なる視座で解釈し合い、企業間コミュニケーションに特化したプラットフォームの創出というお客様への新しい価値を提供しました。多様性を統合することで生まれる化学反応が、製品コンセプトの特許取得という一つの結果を残しています。

しかし、Zenportは、こうした多様な価値観を尊重しチームとして成長するだけにとどまりません。グローバルサプライチェーンにおける企業間のプラットフォームとしても、生産管理、輸送管理、決済、契約、トレーサビリティなどの多様なサービス、IoTやブロックチェーンなどの多様な技術をつなぎ合わせ、お客様へより多くの価値を提供してゆきます。

これによって、業務を簡略化するのみに留まらず、サプライチェーンを最適化、財務的なインパクトを創出して、お客様へ心の平安をご提供します。

私たちのこの取り組みは、ともすれば複雑で大型になりがちなサプライチェーンのサービスの民主化と、サステイナブルな経済の創出への貢献につながると考えています。

Zenportは、禅の修行僧のようにたゆまず、お客様の心の平安のために、多様性の中に身を置き、新しい価値を創り続ける存在であり続けます。

画像1


株式会社Zenport
株式会社Zenportの提供するサービス”Zenport”は、貿易サプライチェーンで発生する煩雑なコミュニケーション業務を50%削減するオープンプラットフォームです。
貿易サプライチェーンでは、輸入者、輸出者、物流業者など多様な関係者間でエクセル、メール、電話のやり取りが日常的かつ大量に発生しています。しかしこれまでは、主に限られた企業間の高額かつクローズドな連結システムでしかこれを解決できませんでした。
Zenportは独自の標準データ構造とインターフェースで、多様な関係者間でオープンかつ柔軟にご利用頂けるクラウドアプリを開発いたしました。これによりより多くの企業様に貿易サプライチェーンを速く機動的に運用いただき、在庫や生産の最適化を実現いただけます。
https://zenport.io/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?