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美しい日本の風景

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美しい日本の風景写真集
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2021年6月の記事一覧

世界遺産の「知床半島」

知床半島は、北海道東部の斜里郡斜里町と目梨郡羅臼町にまたがる、オホーツク海の南端に突出した半島。長さ約70km、基部の幅が25kmの狭長な半島であり、西側がオホーツク海、東側が根室海峡に面している。また、半島東側には国後島が平行する形で横たわっている。 ■斜里町ゴジラ岩 ゴジラ岩は、本物のゴジラには遠く及ばないが高さが15メートルあり、観光船が発着するウトロ港のすぐ近くにある。角度によってはゴジラに見えないかもしれないため見過ごされてしまうことも多いこの岩。 ■オシンコシ

青峰山「正福寺」

青峰山は、標高は低いものの伊勢湾、遠州灘、熊野灘から見通せるため、古くから沖合いを行く廻船の船乗りたちから目印とされてきた。このため、山頂付近にある正福寺は海の安全を守る仏様を安置し、古くから船の安全祈願を行う寺とされてきた。 ■正福寺 青峯山深くに多数の堂宇が点在する真言宗の古刹。海上保安の祈願所として知られます。ご本尊は「鯨に乗った観音様」の伝説に登場する黄金の十一面観音菩薩を祀っています。 ■美しい日本の風景

仏法僧の鳴く「鳳来寺山」

紅葉の名所として名高い「鳳来寺山」は、“声の仏法僧”とも呼ばれる愛知県の県鳥・コノハズクが棲息していることでも知られています。山全体が国の名勝・天然記念物に指定されている自然の宝庫。鳳来寺山の山中には、愛知県の県鳥にもなっている貴重なフクロウ「コノハズク」が生息。その鳴き声が「ブッポウソウ」と聞こえることから、コノハズクは「声の仏法僧」とも呼ばれ親しまれています。 ■鳳来寺 鳳来寺は、歴史ある真言宗五智教団の寺院。703年利修仙人が祈祷により天皇の御病気を治し、そのお礼とし

真田邸と松代藩文武学校

■真田邸 江戸時代の大名家の御殿として、その姿をよくとどめている真田邸は、1864年に、松代藩9代藩主・真田幸教が、母・貞松院の隠居所として建築したもので、明治維新以降は、真田家の私邸として使われていました。 ■松代藩文武学校 文武を奨励した8代松代藩主・真田幸貫により発案、9代藩主真田幸教の時に学問と武道の学び舎として1855年に開校。質実な藩の気風がうかがえるたたずまいで、西洋の軍学なども教える先進的な教育が行われたそうです。 ◆飛鳥Ⅱ南太平洋グランドクルーズ旅行記

海の貴婦人「日本丸」

世界最大級の帆船、「日本丸」(2,570トン、長さ約110m、幅約14m) 帆を張る演習「セイルドリル」を披露した。演習には実習生約100人が参加、威勢のいい掛け声とともに高さ50mほどもあるマストによじ登ったり、他のマスト等にも手際よく作業し1時間余で計36枚の白い帆をすべて張り終えた。 ■セイルドリル ■美しい日本の風景

天下の奇祭の街「下諏訪町」

下諏訪町は、平安時代には土武郷と呼ばれていた。 諏訪湖や八島ヶ原湿原、下諏訪温泉、諏訪大社などがある観光地かつ鳥居前町。かつては中山道、甲州街道が分岐する宿場として栄えていた。 ■木落し坂 七年に一度執り行われる「御柱祭」では、直径約1m、長さ約17m、重さ約10t 以上にもなる樅の巨木を山から曳き出し、諏訪大社四宮の社殿の四隅に建てます。この勇壮な祭りの前半、山出しのクライマックスが「木落し」で、ここ「木落し坂」はその舞台です。 ■諏訪大社下社秋宮 下諏訪町には下社(春

ブルーインパルス

ブルーインパルスの正式部隊名は第4航空団飛行群第11飛行隊で、広報活動を主な任務とし、展示飛行を専門に行う部隊です。世界の曲技飛行隊の中でも、スモークを使って空中に描画する、いわゆる「描きもの」を得意とするチームとして知られる。少数機による密接した編隊での精密な演技を得意としている。現在の本拠地は宮城県の松島基地です。 ■エアロック・エアロバティック エアロック・エアロバティックチームはかつて存在した日本の民間によるアクロバット(曲技飛行)チームである。同チームは日本におけ