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バイクだって自然界の物なんだって話

バイクで街灯もない夜道を走る。

エンジンのメカニカルノイズとマフラーからの排気音しか聞こえなくなる。

頭の中では思考が繰り返され、昔の女やこれからの自分。

生きたいのか?
死にたいのか?

ただ自分が生きている事を確認したかっただけなんだ。


 と、まあそんなハードボイルドな自分に浸りまくれる。酔いしれる。
男の子にとって最高な時間が過ごせる乗り物がバイクである。現代社会では絶対に着なくていい革ジャンも堂々と羽織れるし。ブーツだって履けちゃう。
 エンジンの冷える音を聴きながら飲む冬の缶コーヒーは男の子なら一度は飲んでほしい最高のコーヒーなのだ。

 さてそんなバイクだがどうやって作られているかを考えた事はあるだろうか?至極当たり前の事なのだが全て自然界の産物である。  

 地面から掘り起こされた鉄を溶かして鋳型で固めてフレームとエンジンを作り。ゴムの木からタイヤが作られて。地中から掘り起こされた重油を生成して各種の油が作られる。

 まぁ地球上にある物は全て自然界の物なんだけどね。

 籐で編まれたバリの椅子なんかをみてやっぱナチュラルよ。と人は曰う。

 ワシはバイクに跨ってやっぱナチュラルよ。とハードボイルドな世界に酔いしれる。酒に酔う事に飽きたおっさんの戯言でした。

 ちーん。

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