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シャビがバルセロナの監督を解任された

 バルセロナの試合を見始めたのはパトリック・クライファートが移籍した頃だから1998年頃からか、リバウド、フィーゴ、グアルディオラ、コクー、ルイス・エンリケ、フランク・デ・ブール。

 怪物ロナウドが去ってやっとチームとして勝ちに行くって時代だったと思う。パトリック・クライファートは難しいゴールを決めるけど簡単なのを決めない面白い選手だった。バルセロナも常に勝つ感じが無くて、取りこぼしの多い印象だった。

 衰えが見え始めたグアルディオラの後釜としてカンテラから上がってきたのがシャビだ。
 ロベルト・バッジオがブレッシアに移籍して、追いかけるようにグアルディオラがいなくなった。その頃はすでにシャビはチームの中心だった。

 最初に見たのは1999年のワールドユース決勝戦。トルシエジャパンの黄金世代が決勝で戦った相手がスペインだった。日本が優勝するかもと期待して応援していたがスペインとの決勝戦は4-0のボロ負けだった。

 中心選手だった小野選手が欠場していたが多分小野選手が出ていても負けていたと思う。それくらいの差があった。

 そんなスペインの中でもとびきり上手い選手がシャビ・エルナンデスだった。まずボールが取れない。パスが上手い。全てにおいて頭一つ抜けていた。

 シャビの身長は170センチ。全方向からプレッシャーが来る中盤の選手で身体の大きさをボールキープに使えないデメリットは大きい。だけどボールをもらう位置とタイミングが抜群に良いのでボールが取られない。ボールをもらうとクルクルと回ってマークを剥がしていとも簡単にパスを繋げてしまう。走るのかとびきり速いわけでもない。ただ頭が良いので判断が早くて間違いがない。イニエスタを少し守備的にした感じなので素人の目にはつきにくいが当時は間違いなく世界最高の選手の1人であった。

 ファンタジーレベルはジダンより少し下でセードルフより上かな。
 とにかくただプレイを見ているだけで楽しい選手だった。

 そう言えばオランダ代表のシャビ・シモンズはどこまで良い選手になるかとても楽しみな若手選手だ。

 

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