テレビが届いた

 さあ、以前書いた東芝REGZA 55Z740Xが届きました。さすがに大きい!サクサクと繋いで視聴です。画質音質など色々な設定がありますが、まずは標準からスタートしてみます。で、結論から言うと「ああ、別にテレビ壊れてなかったのに勢いで買い換えて良かった」でした。

 購入前に心配していた2K画像の補正による見苦しさですが、これはほぼ杞憂に終わりました。いや、すごく近くによって意識すれば、(フルでもない)ハイビジョンの地デジ放送を補正している感は伝わってきます。が、通常の視聴距離で見ている分には気になることはありません。むしろ解像度が上がったことの鮮明さが際立ちます。また、これは家内感想ですが、洋物のドラマなどで屋内の暗いシーンなど、今までのテレビでは暗く潰れて何が映っているのか分かり辛かったが、新しいテレビではそれがちゃんと確認できるのだそうです。もちろん字幕などは大きくなっていますし、映像については文句なしです。音声についても以前以上で良好だなあと感じています。

 タイムシフト中毒

 で、今回のテレビはまるごと録画に対応しているので、それはしっかり活用せねばと、エレコム製のHDD(https://www.elecom.co.jp/products/SGD-MY040UBK.html)をタイムシフト録画用USB端子に接続しました。このHDDは長時間稼働を想定したドライブが入っているモデルなのだそうです。設定は非常に簡単ですが、唯一決めないといけないのが録画する時間帯。単純に「24時間で!(実際には1日で最大23時間までしか設定できないようです)」としても、録画時間を長くすれば保存期間は短くなります。深夜2時以降朝5時台とか、放送していないとか、延々通販番組だったりとかもするので、ある程度録画する時間、しない時間を決めることも必要です。で、いくつかあるテンプレートをベースに、平日は正午から深夜2時まで、土日は朝7時から深夜2時までという設定にしてみました。設定は後からでも変更できますし、この設定でも3日は完全に確保されるようなので、一旦これで始めてみます。あ、なお、このテレビのタイムシフト録画は地デジ放送のみとなるようです。BS/CS放送も録画したい場合はレコーダーを購入するしかないようです。

 で、リモコンの「過去番組表」ボタンを押しますと・・・おおお、もう普通に番組表が出てきます。で、見たい番組を選ぶと、本当に普通にチャンネルを選ぶように放送が始まります。放送時間に縛られず、敢えて録画設定するまででもなかったけど…みたいな番組を縦横無尽に視聴できます。これはyoutubeやnetflixなど動画配信系サービスのような便利さを感じますし、確実に視聴スタイルが変わる気がしました。ちなみにリモコンにはマイクが付いていて、ボイス機能で番組再生もできたりします(https://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/z740x/function_02.html)。テレビでタイムシフト録画ができるのは現行機種ではレグザ(の上位機種)くらいなのかな、なので、それだけでもこのテレビを選ぶ価値があります。

SeeQVaultはちょいとクセがあります

 もう一つ、とても興味があったのが「SeeQVault」。今までHDDレコーダーや、テレビにHDDを付けて録画するということはありましたが、従来はこの外付けHDDは接続している機器が変わるともう再生ができなくなるのです。しかも、同じ機器でも、例えば故障で基盤交換となった場合でも再生ができません。著作権保護の観点からこういう仕様になっているのだと思いますが、ああ保存版にしたいと思うと、DVDなりBDに焼くというひと手間が必要でした。で、この「SeeQVault」という規格は、この制約を乗り越えるものです。SeeQVault形式で録画された番組は他の機器でも再生できたりするというものです。

 ただ、なんとなく説明がどうしてもよく分からなくて、もう実機で試しながら理解しよう、ということでSeeQVault対応のHDDを追加購入しました。通常のHDDに比べると若干値段が高いのですが、これを通常録画用のUSBに接続します。で、普通に録画してみると…うーん、SeeQVault形式を示すアイコンが出ない。録画時の初期設定としてSeeQVault形式を選ぶメニューもない…。で、改めてマニュアルなども眺めていてやっと答えにたどり着きました。テレビ録画は通常形式でしかできず、SeeQVault形式にするには、ダビング機能で変換をする必要があるということでした(タイムシフト録画されたものは、通常録画用HDDに転送する際にSeeQVault形式への変換が指定できます)。なるほど、これはひと手間かかりますね。それでもHDDを他の機器に移せるのはメリットだと思いますが、効果的な運用方法については少し検討していかねばと感じるところでした。

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