☆螺子巻ぐるりによる逆噴射小説大賞投稿作品のまとめ☆後編
第一回逆噴射小説大賞という名の銃撃戦から数日経った。
跡に残されたのは、思う存分弾丸を出し尽くした者、心の籠った数発を残していった者、ばらまかれた弾丸を拾い集める者。
そして、力及ばず戦場から姿を消してしまった者……だ。
要するに、もっと投稿するつもりだったけど体力がダメだった。筆者はそんな心残りを残しつつ戦いを終えた。
だが、それでもまだ筆者には最後の一仕事が残っている。それがこの記事、個人的まとめ【後編】だ。それではどんどこ紹介していこう。
十三作目。代用品の『僕たち』のお話。
代用品。或は残機。個人として認められない彼らは如何にして自分の命を手に入れるのか……?
十四作目。帰るべき場所に帰れなくなった人々の物語。
原因は不明だし、帰れない場所が自宅とは限らない。そんな彼らの止まり木を舞台とした、恐らく短編集……になる。
十五作目。死んだ魂は火星に行く。これは事実だ。
故に火星移住者の主人公は様々な幽霊たちと出会い、親交を深めながら、たった一人で生活拠点を築かねばならない。……ただ、問題があるとすれば……
十六作目。魂を電子化した男の前に現れたのは……
生きている個人、とはどこまでの範囲を言うのか。果たして何が本物なのか。そういったお話。
十七作目。幽霊を働かせれば人手不足が解消される、という世迷言。
おばけにゃ仕事も何にもないのに、働きたいか? でも働かせないといけないんだ、これが。
十八作目。確実に存在する、カードゲーム次元も……!
強いパワーを持ったカードが強い。原始的なカード観と共にカードで全ての決まる世界。だがその価値観は、ある日を境に変わり始める……!
多分話が進むごとに環境のインフレが進むやつ。
十九作目。最後の作品になってしまった。
不老不死を実現した人類は、有体に言えばヒマになった。だから別の人生を生きたいと思うのは当然だ。ゲームのセーブデータを作り替えるみたいに、魂を書き換える。……問題は、どう書き換わったか、だ。
本当はこの後に二作続ける予定だったのだが、銃弾の嵐の中で筆者は不甲斐ない事に力尽きて倒れた。開始二日と締切二日。しめて四作分出しそびれたということになるので、悔しさもなかなかのものである。
故に、毎日投稿をやり切ったパルプ戦士に賞賛を。だけれど勿論、逆噴射小説大賞は数が全ての戦場では無い。ただ一発でも弾を産み出し放ったものはすべからく戦士であるし、素晴らしい事だ。
楽しかったね。お疲れ様。
【追記】
普段はカクヨムで小説を書いています。逆噴射的なバイオレンスや退廃ではないですが、興味があったら覗いてみてください。
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